詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

憧れの街と人と・・一つ目の夢

2009年09月14日 | 
秋になると無性にカレーライスが食べたくなる。
明日はカレーをたらふく食べようと思いながら寝たら、なんとカレーの夢をみてしまった。

僕の憧れの街ー東京の下町の根津・根岸・谷中のような古い町並みを散歩している。
十代のころずっと憧れだった東大か、夏目漱石の次に好きだった正岡子規への家へはどっち方向かな・・と足を止めてあたりを見回したとき

長髪で顔半分を隠した大男から声をかけられた。
「おいにいちゃん、ちょっと金貸してくれんかな?」
まじまじとその大男の顔を見つめると・・なんと目がひとつしかない!
とっさに出た僕の言葉は「あの店で美味しいのはなんだべか?」
「ちっ貧乏人め、○○カレーだよ」
「ありがとう。カレー大好きなんだ・・」

ほんとうは心臓がバクバクだった。
どんなものをも見通すような鋭くて冷厳な目だった。
まるで、伝記や手紙を読んで以来大ファンのゲバラみたいな・・
それでも、手をだしてきたらやり返そう・・と身構えていたんだけど

「気違いピエロ」的な日本の最後のチャンスとは?

2009年09月13日 | Weblog
二十歳前後の頃、友達と話していて・・
「松下幸之助やその塾はどうしようもない右翼だ」と言ってしまって・・
その友達が目を丸くした事があった。
でもその僕の予言が不幸にも当たってしまったのは当然の事だろと思う。

前原・野田の意向で、テレビ芸者となってる情けない子分ども・・自民党よりも右よりで、本来は自民党かカルト宗教性党へと行くべきっだったこいつらが、民主党の半分以上を占めている。

彼らを、かろうじて押し止めてきたのは、鳩山・小沢・菅氏らだが・・後5年くらいで、この極右どもの天下となって、日本低国もとうとうお陀仏になるだろう。

それを回避するためにはー
選挙区制度を中選挙区にもどすしかない。
この小選挙区制でどれほど政治家や国民がアホ・馬鹿になってしまったことか。

小沢一郎氏も、死ぬ時くらいは、一つくらい良い事をやってもらいたいなと思う。

詩「パンのミミと牛乳」

2009年09月13日 | 
子供時代からずっと
パンの中身なんかよりも
パンのミミが大好きだった
なんて幸せな錯覚

いつもはらぺこだった学生時代
大っきな袋に詰められてた
一袋数十円のパンのミミで
飢えをしのいだ日がなつかしい

とりわけ止められないのは
レンジでチンしたばかりのミミを
冷たい牛乳に浸して食べること

    
 

駒ヶ根の野良猫さん

2009年09月11日 | 政治
野良猫のデジカメ撮影に一時期はまってたことがある。
野良猫はたいがい警戒してすぐにいなくなってしまうので、とても難しくて、とてもスリルがあるんだ。

下の写真は、中央道の駒ヶ根インターで一服してたら、金網の向こうに野良猫さんが見えたので、その数メートルの金網を乗り越え、土管へともぐりこんだ猫さんを追っかけ・・

結局撮ることができたのはこの一枚きり。
いつの間にか「海外青年協力隊」と看板のあるホテルかと見まごう研修施設が目の前に。

とても素晴らしい!無料のアメバブログの「クチコミ部屋システム」

2009年09月11日 | 日記
ブログネタから選んで日記を書くと、相撲のようにどんどん昇進していって・・横綱になると特製パソコンが、大関では特製自転車が、その他にもぬいぐるみや携帯ストラップ等がもらえる。
自転車が欲しいので頑張らんと!

自分で名前をつけた赤ん坊に色々な物がもらえる。昨日もらったのはお握りと切り株と茸。まだ駆け出しなので家は野原だけど・・
アメバブログはーhttp://ameblo.jp/



詩「地獄行きの列車」

2009年09月11日 | 
夢かうつつかの夜勤明けに
フラフラになって乗った列車には
誰ひとり乗ってない
行き先なんかは
もうどうでもいい列車
ただただ眠たいだけ 
だだ眠りが欲しいだけ

半日以上立ちっぱなしの
時給八百円の派遣仕事から開放されたのだけが
喜びでしかない人生

「まるでこの列車は 地獄行きみたいだな」と呟いたら
がくんと列車が揺れて
キラキラとまぶし過ぎる
真昼の車窓にしたたか頭をぶっつけた

ガタンと揺れるたびに
くたくたに疲れ切った身体が
座席から放り出されそうになる

毎日これだけ働いても
雇用保険も健康保険もない
生活保護以下の生活の連続
それでもまだ
派遣切りや突然解雇されつつある
非正規労働者たちよりは
ましなのかもしれないけど・・

快速や特急を待ってる
列車のドアから入り込むのは
くたびれはてたサラリーマンと
腋臭のような都会の熱風

各駅停車のガラガラの真昼の列車に
流れているのは
レゲエの切ない声と
茶髪の高校生カップルのひそひそ声

今日もなんとか
地獄から生還してきたのかもしれない
そう呟きならが歩きだせば
遠い海のうえの真昼の半月


何度かUFOを見たことがある

2009年09月11日 | 日記
北海道の七不思議のひとつがUFO基地(日高支庁平取町)と聞いたことがある。
他には切ろうとした人々が死んでしまう樹や、円形の巨大な土地陥没地帯やなんとか鴨や・・

ぼくも何度かUFOを見たことがある。流れ星だと見上げてると、いつまでたっても消えないのでUFOとわかる。スピードは流れ星と同じくらい。
北海道は湿気がなくて空が澄んでるせいか、人工衛星がゆっくりと動いてゆくのを見たことも。

家族全員が見たこともあるので、UFOだったのは間違いない。
ただ臨死体験後に、死者の姿が見えるようになったり、烏の話し声がわかるようになったという母に感想を聞いておけばよかった。
弟の話では、空の端へと猛スピードで横切って行き、急にUターンして接近した時に、帽子のような形だったという。(皆を家から呼び出して戻ると、来た方へと戻って見えなくなる寸前だった)

北海道の友人達は、内地の魚介類、あんなものは人間の食べ物じゃないと言う。
僕も同感だ。東北や三重県以外の魚介類は買う気になれない。

採れたてのアワビやナマコや雲丹にむしゃぶりついた子供時代。
母親にそれを話したら・・
「なんで家へ持ってかえらないの!」としょっちゅう叱られた。

でも、海水パンツひとつで、線路を一時間も歩いて・・
とてもそれどころじゃなかったんだ。
トンネル内ではいつも、「スタンド・バイ・ミー」みたいだったんだ・・

ほんとうの友愛政治とは?

2009年09月10日 | 政治
思いやりある政治だと思う。
民主党が最近唱えてる・・親族を秘書にという構想などはそれへの完全な逆行だ。

憲法違反や「中間搾取の排除」を規定してる労働基準法第6条「何人も、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない」とは正反対の(「労働者派遣法」)をやっては、世界中に恥さらしをやっているこの国のなんという腐りきった政官財どもかと思う。

特に上記派遣法等で、小泉弱肉強食売国怒政治に加担した民主党は、大いに反省して、非正規労働者の血と汗の税金から還流してきた政党助成金百数十億円の幾分かを、派遣切り等で史上最悪の失業率・有効求人倍率・倒産等で苦しんでいる人々の救済のために、差し出すべきではないだろうか?
共産党もまた、政党助成金が要らないというなら、その全額を寄付すべきではと思う。理念も大切だがあ・・その数十億円でどれだけ多くの貧困に苦しむ人々が救われることだろうか。もっと人間的であって欲しいなと思う。
より詳しくはここをーhttp://critic5.exblog.jp/10134587/#10134587_1

政治家や官僚・公務員がやりたい放題という弊害を無くすための年金の一元化をやるべきだと想う。
政治家・高給官僚たちには全く関係がないので、厚生年金・国民年金基金運用はやりたい放題だからだ。

株運用での去年の損失は10兆円で、一昨年も赤字だし、それ以外のサブプライムローン関係の損失も大だろと思う。
なんという出鱈目のやり放題だ!年金基金の三分の一の100兆円が焦げ付いてという記事も↓日記に。

これまで情報公開を拒んできた高給官僚たちに、それをきちんとさせて、そんな膨大な国民共有財産の損失があったなら、すべての高給官僚たちと関係がある政治屋たちの年金を廃止すべきではないのか?(とりわけ何度も厚生労働大臣になった売国奴の中の売国怒の小泉不純一郎は・・)
それでも、投機的な株などで失われた数十兆円という国民共有財産の数パーセントにも過ぎないだろうが・・

日本最高の知性植草教授の最新記事

2009年09月10日 | 政治
植草一秀不在のため、スリーネーションズリサーチ社がブログ管理を代行をしております。8月4日より8月末日まで諸般の事情により、未掲載記事の掲載ができませんでしたが、今後、適宜、未掲載の記事を掲載させていただきます。なお、記事はオリジナルですが、執筆日、執筆地は非公表とさせていただきますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

2009年9月 7日 (月)
総選挙の隠された最大の争点

 総選挙の隠された最大の争点は「企業献金の全面撤廃」にあった。第二の争点は「天下りの全廃」、第三には「消費税大増税の封印」だ。だから「献金・天下り・消費税」が三大争点なのだ。

 2007年の自民党の企業献金は168億円と政党交付金166億円を上回っている。資金力で個人を圧倒する企業だからこれだけの巨費を献金できる。しかし企業は営利を追求する存在だから見返りなくこのような献金をしない。

 エコカー補助は環境対策と言われているが、実は高排気量・高燃費の高級乗用車に対する補助金額が一番大きい。環境では無く経団連企業に優しい政策なのだ。製造業に派遣労働が認められたのも巨大な企業献金の力が背景にある。

 大企業が成長し、その恩恵が労働者や中小企業にも回ってくる時代は大企業の側を向いた政治がもたらす矛盾は大きくなかった。しかしグローバリゼーションの時代、大競争の時代に突入し、大企業の側だけを向いた政治は一般国民の幸福と衝突するようになった。

 市場原理にすべて委ねた小泉政権が大資本と一般国民の利害対立を決定的なものにしてしまった。「一億総中流」の日本社会は世界有数の「格差社会」に変質してしまった。

年収300万円に満たない労働者が全体の半数を超えた。年収700万円超の労働者は僅か1割だ。

 「政治とカネ」の問題が後を絶たないが、基本的には職務権限を持つ与党議員への企業献金が問題の中核を占める。政治家個人への献金も政党支部を経由する迂回になっていると考えられる。

 私は「お金」を目的に政治家業に就いている人を「政治屋」と呼ぶ。自民党議員に「政治屋」が多いと思われる。「政治屋」は経済的に魅力的だから、世襲が増加したのだと思う。

 「企業献金」を全面禁止とする政治風土は劇的に変わる。「お金」ではなく、「国民」のために、「良き政治」を目指して「政治家」を志す人が増えるはずだ。政治家に求められる第一の資質は「私」ではなく「公」を優先する「志」である。

 3月6日以降、私が企業献金全面禁止提案を示したとき、これが民主党のマニフェストに盛り込まれるとは考えていなかった。それが、3月17日の小沢一郎民主党前代表の画期的発言で正式公約に転じた。

 内心で反対の議員が多いと思うが実現すれば政治は確実に変化する。詳述できないが政治に要する費用は国費で賄うべきだ。

 「天下り禁止」は自民マニフェストにもあるが実効性がない。この下で消費税大増税は絶対に容認できない。政治献金についての詳細は鬼頭弁護士の論説をご高覧賜りたい。(2009年8月9日執筆)
 


詩「サクランボ」「さよならSLさよなら青函連絡船」「恋」

2009年09月09日 | 
    サクランボ

ふるさとというと
色とりどりのサクランボを
真っ先に思い出す

子供の頃 
休みというと
父に連れられ植林に行った山奥の開拓地に
まるで信号みたいだったサクランボ
空ばかりにではなく
あたり一面をも染めていたサクランボの実

友達の家に遊びに行ったとき
牧草刈りに疲れて
見上げた空一杯に
熟れた赤い実のサクランボ

優しい甘いサクランボ
地球の奇跡サクランボ
そして
革命の国キューバもまた


   さよならSLさよなら青函連絡船

北海道での子供時代
通学は蒸気機関車で
本州への修学旅行は
青函連絡船でだった

夜中に
受験勉強の最中
遠くこだまする
SLの汽笛や車輪の軋みに
どれほど励まされたことだろう

青函連絡船で寝そべったり
船と平走するイルカに歓声をあげたり
甲板で独りすすり泣く
君と出会えたこともまた

ついさっきのNHK映像では
約20年前に
青函連絡船の大半は
8000万円前後で売られて
あるものは北朝鮮へと売られ
そのほとんどは
スクラップにされてしまったのだとか

世界遺産は
自然ばかりじゃない
ぼくらを豊かに楽しませてくれた
文化や機械や物や人こそが
大切なものだったと
いつこの国の人々は気づくのだろうか

青函連絡船や蒸気機関車のようなものや
それを運行していた労働者や職人こそが
未来のための水先案内人だったというのに

つい最近
数百億億円もの税金で造られ
毎年約5億円という赤字を生み出す
厚労省の「仕事体験館」や
百数十億円の「アニメ館」などという
癒着政官業の浅智恵のまがい物よりも
実際に使われてた本物をこそ残すべきだ

百の偽者よりも
ただ一つ本物をこそが
人間を感動させるもの
後世に残すべきものだ
それこそが
文化や文明というものだ

    恋

たとえ世界中が
刺だらけのサボテンに変貌してしまっても
ぼくだけは
きみを信じよう

まるで
忘れた頃に回りだす
ぼくのいかれた扇風機みたいに
ふっときみの笑顔を思いだそう

チェ・ゲバラの手紙 (2)ーゲバラとカストロ訣別の前夜

2009年09月09日 | 歴史
キューバを大好きになったのは、NHKの世界の蒸気機関車特集番組を観てから。
世界一の蒸気機関車天国はキューバだったんだ。革命前の車を修理しいしい現在でも街中をぞろぞろ走っているのもとても好感をもてた。アメリカに経済封鎖されて新しい鉄道や車へと変えるだけの資金不足が幸いしたせいだけど。

キューバは、カストロやゲバラが革命を起こしてアメリカから独立する以前は、若い女性のほとんどが売春婦で性病が蔓延という世界で最も悲惨な国の一つだった。そして独立後はまた、アメリカはじめ資本主義国のほとんどから経済封鎖をされながらも約50年間という長い間生きのびるだけでも大変だったのに・・革命前とは一変して、無料の教育・医療という社会福祉の先進国で、現在中南米では・医療・農業・社会福祉・教育水準が最も高い国だという。資源など無いに等しい国だというのに・・

失業者対策もまた同様で、失業者は税金から援助を受けながら教育を受ける権利があるのだという。憲法違反や「中間搾取の排除」を規定してる労働基準法第6条「何人も、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない」とは正反対の事(「労働者派遣法」)をやって世界中に恥さらしをやっているこの国となんという違いか!

特に上記派遣法等で小泉弱肉強食政治に加担してきた民主党は、大いに反省して、非正規労働者の血と汗の税金から還流してきた政党助成金百数十億円の幾分かを、派遣切り等で史上最悪の失業率・有効求人倍率・倒産等で苦しんでいる人々の救済のために、差し出すべきではないだろうか?
共産党もまた政党助成金が要らないんなら、その全額を寄付すべきだと思う。
より詳しくはここをーhttp://critic5.exblog.jp/10134587/#10134587_1

教育・医療水準がどんどん低下させられていまでは先進国で最悪・最低の日本とはまるで正反対の国キューバだけど・・北欧やオランダ・ドイツ同様に、20世紀の典型的なモデル国家であり、キューバなどよりはるかに資源・産業・技術が多い日本は、政治さえ変われば、またかってのような素晴らしい国へとまだまだ復帰可能だ。

僕の「沖縄独立論」はー沖縄はキューバを目指すべきだし、北海道・東北は北欧を、その他の日本列島の共和国はドイツ・オランダ等を目指すべきで、それらの地方主権をもつ共和国の連邦国家として21世紀の日本はあるべきだと書いたことがある。その思いは今でも変わらない。沖縄同様にこの列島先住民のアイヌ民族自治共和国もまた。

駄洒落がちときついけど、昨日のネット検索でキューバについて面白かったサイトはーhttp://homepage2.nifty.com/GAKUS/hetareron/che.html
《そんな1960年、カストロは国連総会に参加します。わしが思うにこれがカストロの人生の中でサイコーに輝いた一幕・・
    ー中略ー
前年のキューバ革命以来、何度もアメリカの企てる暗殺をかわしていたカストロは、自ら堂々とアメリカへ乗り込んでいったのです。アメリカ側はさんざんカストロに嫌がらせをしますが、それにもめげずに会議に参加するカストロ。何処にも泊めてくれるホテルが無く、国連本部前にテントを張って抗議する一幕もあったり。
結局、ハーレム街のホテルテレサに数千人の歓迎を受けて宿泊することとなったカストロ。滞在先のホテルテレサにはナセル大統領,ネルー首相,黒人運動の指導者ラングストン・ヒューズやマルコメX・・・いや、マルコムXが訪問。アメリカの傀儡政権を倒したカストロに世界中が注目していたのです。ホテルテレサにはソ連のフルシチョフも訪れます。そこで、ソ連はキューバの主な産業・砂糖の95%を買い取ってキューバを支えることとなるのでした。

この時、後にフルシチョフはこういったといいます。「カストロは共産主義者ではない.しかし米国の圧力のおかげで二年後にはそうなるに違いない」と予言したのです。実はカストロは当初、キューバの民族主義者であって、共産主義者ではなかったのです。しかも「カストロは共産主義者である。キューバ革命は共産主義革命である!」と世界に宣伝をはじめたのは、もともとアメリカなのでした。そして、フルシチョフの予言どおり、アメリカは自分の手で自分の敵を作り出してしまうこととなるのでした。

さて、国連総会で発言の機会を得たカストロは4時間半にもわたるアメリカ非難の演説をぶちまけます。まさにそれはキューバを愛する情熱とアメリカの欺瞞に憤慨しての大演説!そして、有名な言葉が生まれます。「帝国主義的金融資本は売春婦であるが、いまやわれわれを誘惑することができなくなった」・・・カストロは金と軍事力、未だに変わらぬアメリカの世界戦略に真っ向から戦いを挑んだのです。
そして、1961年アメリカはキューバと国交を断絶。そして、キューバに空爆を開始、しかし、作戦は失敗。そして、キューバは社会主義国宣言を発表。フルシチョフの予言は二年を待たずに実現してしまうのです・・
    -中略ー
そして、この1961年とはアメリカでケネディ大統領が、国民から圧倒的支持を得て当選した年。1961年、ソ連ではシロツグ・ラーダット・・・いや、ユーリ・ガガーリンが史上初の宇宙飛行士となった年。そして、ドイツではベルリンの壁が一夜にして突如現れた年。将に東西冷戦が決定的な溝を深めた年だったのです。
その頃、ゲバラは何してたのかというとキューバ大使として社会主義国を歴訪し、帰国後工業相に就任しています。しかし、揺れ動く世界情勢、キューバを取り巻く不穏な空気の中で、ゲバラはカストロとの間に何か違和感のようなものを感じ始めていたのでした。》

恋唄

2009年09月09日 | 
たとえ 世界中が
刺だらけのサボテンに変貌してしまっても
恋だけは
信じられない不思議なやつ

あんなに
心臓が破裂しそうな思いは
たった一度だだけとは
思えなかった

まるで
忘れた頃に回りだす
ぼくのいかれた扇風機みたいに
ふっときみの言葉が蘇る

もっと 
君の眼差しや仕草を
目に焼きつけておくんだった
きみを抱きしめて
決して
手放すべきじゃなかったんだ


ゲバラの手紙を読み返して宮澤賢治を連想

2009年09月09日 | 歴史
民主党の次の敵はマスコミと官僚機構だ。
それらを支配してるのは、もはや資本主義ともいえない財界・・バブル時に正当な担保をとることなく、史上最大の内部留保や役員報酬の一方で、派遣社員切り・非正規社員切りで・・彼らを寮から寒空へと追い出しては・・などという資本主義の基本を無視して責任もとらずー税金・国民共有財産強奪と目先の利益し眼中にないどうしようもなく堕落した者たちばかり。

懐かしいゲバラの決別の手紙の中でもとりわけ感動したのはー
「とりわけ、世界のどこかである不正が誰かに対して犯されたならば、それがどんなものであれ、それを心の底から深く悲しむことのできる人間になりなさい。それが一人の革命家のもっとも美しい資質なのだ。」の部分は宮澤賢治にも通じるものかもしれない。

革命前は女性のほとんどが身を売るしかすべなかった米国植民地キューバの惨状はまた、娘の身売りが日常茶飯事だった数十年前の戦前日本を連想させられた。
そしてほんとは世界一豊かな国であるはずなのに・・保育園等への待機が約二万人や、年収が半分以下になり、母子家庭児童予算を削られて進学も諦めざるを得なくなった18万人の可哀相な子供たちのために国民も政治家も高給官僚も、心の痛みを感じないのか!!

革命後の経済封鎖の中、サトウキビと葉巻以外に何ひとつ産業がないなかで・・中南米一素晴らしい最先端の教育や医療や福祉やエコロジー農業を実現してきた自立自尊の精神や倫理観・正義感こそが、現在の日本人に最も欠けているもの、日本人とは対極にあるものに違いない。

キューバ革命は天の利、地の利、人の利、それらが絶妙にかみ合って、大成功を収めた稀有の例外で、極めて稀な奇跡的革命であるのを知っていながら、飽くなき革命の闘志を燃やしつづけ、アフリカ、南米を転戦し、遂にボリビア山中で政府軍に逮捕されます。「右手でパイプをふりながら、チェ・ゲバラ射殺された」1967年の10月9日、地元の新聞が報道。

懐かしいゲバラの決別の手紙の中でもとりわけ感動したのはー
「とりわけ、世界のどこかである不正が誰かに対して犯されたならば、それがどんなものであれ、それを心の底から深く悲しむことのできる人間になりなさい。それが一人の革命家のもっとも美しい資質なのだ。」の部分は宮澤賢治にも通じるものかもしれない。

革命前は女性のほとんどが身を売るしかすべなかった米国植民地キューバの惨状はまた、娘の身売りが日常茶飯事だった数十年前の戦前日本を連想させられた。

革命後の経済封鎖の中、サトウキビと葉巻以外に何ひとつ産業がないなかで・・中南米一素晴らしい最先端の教育や医療や福祉やエコロジー農業を実現してきた自立自尊の精神や倫理観・正義感こそが、現在の日本人に最も欠けているもの、日本人とは対極にあるものに違いない。

キューバ革命は天の利、地の利、人の利、それらが絶妙にかみ合って、大成功を収めた稀有の例外で、極めて稀な奇跡的革命であるのを知っていながら、飽くなき革命の闘志を燃やしつづけ、アフリカ、南米を転戦し、遂にボリビア山中で政府軍に逮捕されます。「右手でパイプをふりながら、チェ・ゲバラ射殺された」1967年の10月9日、地元の新聞が報道。


詩「遠近法」

2009年09月08日 | 
ぼくが生まれて初めて描いた絵は
タンポポの野原を
どこまでも平行な二本の線路の絵

そのぼくの絵を覗きこんだ
ヒゲモジャで独身で
「寅さん」シリーズのさくらさんが
大好きなんだと言ってた先生がつぶやく

「線路をよく見てごらん」
「こんな風に何処までも平行になってるかな?」
それで ぼくも
この世には
遠近法があるんだと初めて知ったんだ

機嫌がいい時には
バイオリンを持ち出して
あちこち黒光りした教室で
素敵なバリトンで歌いだすヒゲモジャ先生

「タンポポ タンポポ
 黄色いタンポポ
 タンポポの花は 太陽の花
 タンポポは花は 平和の花」

タンポポの首飾りをそっと差し出した
君の真上を
ふんわり ふわふわ
大空へと旅立っていった
タンポポの綿毛たちの後の夕暮れ

北海道はいまやもう
全体が夕張市化しているという
廃線化や 
閉鎖した郵便局や
耕作放棄地だらけで
喜んでる熊さんや野生動物たちの天国も
またいいのかもしれないけど・・

まだ タンポポは
野原一面を埋め尽くして
咲いてるんだろか
あの頃たいに
微笑みあう子供たちや 
腰をさする老人たちの
笑いさざめき合う背景を
黄金色に染めて
タンポポはまだ廃線沿いに咲いてるんだろうか

乱鬼龍川柳

2009年09月08日 | 
午前五時苦役のドラマ今朝も明け 
充電もしない戦いなら負ける 
生きてゆく矛盾と死んでゆく矛盾 
生きるだけ生きてみようという夕日 
日本を棄てよと天の声がする 
明けましてただ悪政の山があり
戦いを自分を変える年が明け
亡国を知らぬテレビがはしゃぎあい
戦後史という敗戦が視えないか
建設へひとつひとつを破壊する
反米と嫌米で塗る世界地図
炭疽菌どこかで誰かほくそえむ
亡びへの道が派兵の先にある
マスコミという大本営は今も生き
戦争を煽る走狗のしたり顔

八月の空日本を許さない
  ーまたあの日が来た。私たちは決して忘れない…。(2009/08/27)
刑務所に資本の矛盾ふきだまり
  ー制度も経済も政治も、あらゆるものが行き詰まり、断末魔の悲鳴が聞こえる・・・(2009/07/12)
絶望の深さへ希望降りてゆく
  ー働いて、働いて、たったひとりの酒の向こうに明日を視る・・・(2009/07/05)
政治史に名前を残す愚者の群れ
  ー右往左往の自民党。本人も何をやっているのか、わからないのでは・・・(2009/06/28)
迷言と迷走でゆく政治劇
ーこの政治、なんとかならないか・・・(2009/06/21)
冤罪という字覚えてからの道
ーわが身と重ねて、あらためて冤罪の怖さを知る…(2009/06/11)
貧乏人貧乏だけは世襲する
  ー世襲という格差が、格差を拡大する。自民党の誰が、金王朝を非難できるのか・・・(2009/06/07)
裁判員死刑のロープ持たされる
  ー裁判員制度が始まった。あまりの矛盾に裁く側も裁かれる側も・・・(2009/06/02)
どうやって食うかと小銭握り締め
  ー昼も夜の働かねば食えない時代。新宿・歌舞伎町のバーで深夜勤務バーテンを1人募集したら150人が集まった。知り合いの若い衆に聞いた話。(2009/05/24)
疲れてる朝と疲れきる夜と
  ー自殺が、鬱が、殺しが、増え続ける列島に生きて…(2009/05/20)
矢面に立って風さえ真正面
  ー朝日歌壇、ホームレス歌人の心、思いつつ…(2009/05/08)
二転三転四転五転それが人生だと思う
  ー年度末の派遣村。それぞれの人生が集まる・・・(2009/04/05)
与野党というこの程度あの程度
  ーいったい何をやってんだか・・・(2009/03/22)
戦いに伏兵がいるややこしさ
  ー永田町の闇深し、特捜が「国家」の名において何を裁くのか・・・(2009/03/08)
日本を捨てて在日日本人
  ーこの世に疲れ果て、さりとてこの世を捨てられない、ならば世直しか・・・(2009/03/01)
公園の鳩すら生活難を知る
  ー職を追われ、住まいを追われ、腹をすかせて、公園のベンチで頭を抱える日々。鳩とも顔なじみに・・・(2009/02/22)
かんぽの宿カンパの宿と読めてくる
  ーこの十数年、権力からのカンパで肥え太った政商たちの群れ。腐臭ただようこの列島をどうする・・・。(2009/02/15)
オバマから視えるオバカなかの首相
  ーもうすぐ春です。なにかいいことありませんかネェ・・・(2009/02/01)
日本に生きる不幸に満ちて初春
年ー明け派遣村にも正月が来て…(2009/01/18)
良い年が来る訳もなく年の暮れ
  ー今年もひどかったが、来年はもっとひどいそうな・・・(2008/12/28)
倒産へすでに傾く日本国
  ー明日はいったいどうなるのだろう・・・(2008/12/21)
倒産へすでに傾く日本国
  ーこれがこの国の形…(2008/12/07)
生から視える日本のこの程度
  ー権力は踏襲(フシュウと呼んだ権力者がいた)され、フシュウ(腐臭)する・・・(2008/11/30)
秋灯心の傷の幾山河
  ー秋が終わり木枯らしが吹く、わが心に列島に日本に・・・(2008/11/23)
踏襲をふしゅうと読んで腐臭する
  ーこの人、英語は得意なんだそうだけど・・・(2008/11/17)
カップめんそはいくらかと首相聞き
  ー政治の軽さが言葉の軽さと重なって…(2008/11/09)
秋深し危機も破局もより深し
  ー世界大乱!この先に私たちは何を見るのか・・・(2008/11/02)
資本主義の終わりを告げて資本主義
  ー今になって市場主義や規制緩和は間違っていましたといわれても・・・(2008/10/26)
疲れ果て必死の明日を紡ぎ出す
  ー社会が壊れ、人が壊れいくなかで・・・(2008/10/19)
資本主義超えよと資本の世が悶え
  ーいま問われているのは資本主義そのものかもしれない、政治も人も世のなかも壊れゆく・・・(2008/10/12)
人権という語空々しく政治
  ー政治に絶望し、生きることに疲れ、それでもー(2008/10/05)
政治家の軽さにツケの重い国
  ー自民党総裁選の空騒ぎにうんざりして-(2008/09/18)
器ではない器ばかりの永田町
  ー福田首相の突然の辞任表明に―(2008/09/05)
この世こそ地獄と蟹工船が売れ

 川柳作家にして中高年ワーキングプアー、乱鬼龍の折々の作品から何首かを選び、お送りする。政治、社会の風刺にとどまらず、現代社会の中で不安にさいなまれ、揺れ動く個人の内面に分け入った作品は、読むものの心に迫るものがある。(大野和興)(2008/08/26)ー後半の部分はー