詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

共同声明「福島はオリンピックどごでねぇ」

2020年02月25日 | 犯罪
長谷川澄です。

モントリオールの福島問題を考えるグループから、以下のサイトを送ってきたので、転送します。このブログの主は、いわき市議だそうです。声明も、その次に出ている、福島から避難している大学生のメッセージもとても重要だと思います。読んで拡散してください。(写真は2/24東京駅前のスタンディング)

https://skazuyoshi.exblog.jp/28846197/?fbclid=IwAR1St1Va-2wtVvr1J4hXJYdSNjbBnKtP
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共同声明「福島はオリンピックどごでねぇ」
 2020年 02月 13日

原発事故被害者団体連絡会(ひだんれん)と脱原発福島ネットワークは、福島県庁の県政記者室で「福島はオリンピックどごでねぇ」、
「これでいいの?!原発事故と復興五輪」に関する共同声明を公表し
記者会見を行いました。

●共同声明 オリンピック聖火リレーを前に     
     「福島はオリンピックどごでねぇ」

2020東京オリンピックへ向けての聖火リレーが始まろうとしています。しかし、未曽有の原発被害の渦中にある私たちは、「オリンピックどころではない!」と言わざるを得ません。原発事故の被害者がどれだけ「復興五輪」を歓迎しているでしょうか。

忘れもしません。2013年9月、ブエノスアイレスでの招致演説で安倍晋三首相はこう言ったのです。「状況は、アンダー コントロール」「汚染水の影響 は、港湾内の0.3平方キロの範囲内で完全にブロック」「健康問題については、今までも、現在も、将来も全く問題ありません」と。
あれから6年。いま、私たちの目の前にある現実は、どうでしょう。

メルトダウンした核燃料は所在すらつかめていません。壊れたままの原子炉建屋には毎日百数十tの地下水が流れ込み、ALPS処理汚染水は溜まり続け、漁民 や住民の意思を無視して海洋への放出が画策されています。40~50年と言われた廃炉計画は見通しすら立っていません。1400万tに及ぶ除染土の多く は、福島県内760カ所の仮置き場に野積みされたままです。国は汚染土を「再利用」の名の下に全国に拡散しようとしています。
子どもの甲状腺がんは、公表されただけでも237人。心筋梗塞、周産期死亡率が上昇しているという報告もあります。健康問題は、「今までも、現在も、将来も」多くの人々を脅かしています。

国はオリンピック招致決定直後に「福島復興加速化指針」を決定、「2020年までの復興」を至上命令とし、福島県も「復興ビジョン」で「2020年避難者 ゼロ」を掲げました。それに従って避難指示は次々と解除され、賠償は打ち切られ、帰還困難区域からの避難者に対する住宅提供までも、この3月末で打ち切ら れようとしています。そればかりか、県は昨年4月以降、国家公務員宿舎に残っている避難者に、「退去せよ」「家賃2倍相当の損害金を払え」という通告書を 毎月送りつけ、未契約の5世帯を被告として立ち退き訴訟を起こすというのです。これが福島の現実です。

事故から9年。今も避難生活を余儀なくされている4万8千を超える人々、県内に残って生業と生活、地域の再興懸命に取り組んでいる人々のすべてが、人とし て生きる権利が保障された、一日も早い「本当の復興」を願っています。しかし、被害の実相を覆い隠し、傷の癒えない被害者を蔑ろにする「偽りの復興」は認 められません。
ましてや、スポーツを道具として使い、世界のアスリートをだますような「復興五輪」を認めるわけにはいきません。国も福島県も、「復興五輪」などにお金や力を投入するのではなく、福島の現実と向き合い「被害者の復興」にこそ、力を注ぐべきです。
 2020年2月13日 
                   原発事故被害者団体連絡会
                   脱原発福島ネットワーク

世に倦む日日 @yoniumuhibiより すぐに政府を変えないといけない

2020年02月25日 | 犯罪
国難そのものの今回の感染症の問題では、玉川徹が言論をリードしている。的を射た政府批判と政策提言をタイムリーに出している。だから、皆、モーニングショーに注目し、玉川徹の発言で啓発を受けている。つまりこれは、臨時の政府指導者として執権できるという意味だ。政治を動かさないといけない。

政府を変えよう、政府を変えないといけない、政府を変えないと助からない、という声が、どうして国民の中から澎湃として沸き起こらないのだろう。政府刷新の具体案のイメージが誰からも提起されないのだろう。不思議だ。無能で思考停止になっているのは厚労官僚だけではない。今の国民自身がそうだ。

すぐに政府を変えないといけない。玉川徹と舛添要一は会談して欲しい。良心的な専門家と官僚OBを何人か集めて、緊急提言と行動計画を出してもらいたい。石破茂・舛添要一・玉川徹の会談でもいい。石破茂首相・舛添要一厚労相でどうだ。早く政府を変えないと日本が湖北省になる。東京が武漢になる。

子どもが38度の発熱が9日間続いて、肺炎と診断されて抗生薬処方されても熱が下がらず、検査して下さいと厚労省や保健所に頼んでも断られている母親に対して、青木理がおかしなことを言っていた。聞き逃せない一言だった。もう頭を切り替えた方がいいとか。何言ってんだ、こいつは。他人事みたいに。

モーニングショー。番組を見ていた人は気づいたと思うけれど、玉川徹と青木理の認識のレベルが全然違うよね。危機感の深さが違う。青木理は、この問題が他人事で、ネタでしかなく、単に一般論の定番批判をやっているだけだ。今の野党と左翼がこの姿勢だ。傍観しているだけ。国民を救おうとしていない。

モーニングショー。玉川徹がいいね。「政治は介入しないのか。政治は何をしているんだ」。そのとおりだ。玉川徹の言う「政治」の中には野党も入っているんだよ。政府与党だけじゃない。そのことを左翼は分かっているのか。野党は何をやっているんだ。何もやってないじゃないか。

自分の身は自分で守れって言うんだろう。自己責任だと。だったら、手当たり次第に病院飛び込んで、赤ひげ先生探すしかないじゃないか。検査してもらうために。誰だって死にたくない。自分の命が一番。と言うことは、そこらじゅうの病院の待合室にウィルス撒き散らすということだよね。

これはひどい。「ウイルス検査も患者が増えた地域では全員に実施せず、入院が必要な肺炎患者の確定診断のための検査に移行する」。https://mainichi.jp/articles/20200224/k00/00m/040/164000c … 重症患者にならないと検査しないという意味だ。重症になるまでどうするんだよ。あちこち病院回って確定診断をお願いしろと言うのか。

前回のときも、緊急事態宣言を1/24に見送った後、約一週間後の1/30に発表した。おそらく、今回も同じような動きになるだろう。WHOの内部で、パンデミック宣言を出すときだという突き上げが出ているはず。欧州の感染拡大の状況次第だろう。https://jp.reuters.com/article/china-health-who-idJPKCN20I26R …

やっと暴落が来た。森永卓郎が予想していた大暴落。日経平均の先物は1200円下落。今回は日本売りが起きていて、株だけでなく円も売られている。金融危機になる。リーマン以来。トランプは終わる。サンダースが大統領になる。リベラル主義の時代は終わった。ソシアルな米国、ソシアル主義の世界へ。

「今後1~2週間が瀬戸際」だから、集会や宴会は自粛しろと国民にお願いするんだったら、首相の安倍晋三が出てきて言わないといけないだろう。何なんだ、御用学者にお茶濁し役させて。春場所も開催、甲子園もJリーグもプロ野球もそのまま。誰が自粛してるんだ。本気じゃないの、見え見えじゃないか。

今週か来週、WHOがパンデミックの宣言を出すかもしれない。イタリアの感染がピエモンテ州に広がって、国境を越えてスイスとフランスに押し寄せたら、そうするだろう。WHOが宣言を出したら、よっぽどのことがないと日本は終息宣言を出せない。終息宣言を出せないと、東京五輪は開催できない。

パンデミック大不況急襲か<本澤二郎の「日本の風景」(3605)

2020年02月25日 | 犯罪
パンデミック大不況急襲か<本澤二郎の「日本の風景」(3605)

<米株式大暴落で日本の年金・日銀の株購入に赤ランプ>
 米株式市場が新型肺炎に対して、真正面から反応した。1000ドル以上の大暴落に打つ手なしだ。本日の東京、上海などアジアの市場にも、強い影響を与えることになる。

 日本人の心配は、安倍内閣が強行した、国民の唯一ともいえる資産である年金基金がどうなるか、に不安が先走る。日本銀行の株購入にも、深刻な打撃を与える。安倍と黒田の責任はいうまでもなく、政府のいい加減な政治対応次第では、暴動も想定内に入るかもしれない。年金基金と日銀が崩壊するかもしれないという不安に、いまの腐りきった政党政治屋に期待できるだろうか。

 パンデミック大不況が杞憂に過ぎない、と神仏に祈るのみでいいだろうか。
 「危機を未然に防ぐ対応はあるのか。まずは安倍や黒川を打倒することが先決。永田町の政治屋や霞が関の堕落した官僚に、適切な知恵があるのかどうか。日本人が試される場面だ」ということかもしれない。

<日本の医療大国も崩壊>
 もうわかりきったことだが、政府が吹聴してきた「日本の医療大国」は、今回の新型肺炎対策の失態、不始末で崩壊したようなものである。

 そこに首相補佐官と厚労省美人審議官の不公正なコンビが輪をかけて、国民を惑わせているのだから、霞が関の堕落もいかんともしがたい。

 むろん、無恥無知の心臓に何かを期待するほうがおかしい。安倍を打倒して、新しい酒袋に新しい酒を注ぐことで、なんとか危機を最小限に抑えるしかない。アメリカに人助けの力も、その意思もない。

<1・4%成長予算、疫病対策費で超軍拡予算大幅組み替え>
 確実にマイナス成長になる。「緩やかに拡大している」という黒田の嘘を何度聞かされてきたことか。
 嘘を前提とした1・4%成長を前提にした予算は、むろんのこと空中分解する。安倍好み・財閥向けの超軍拡予算は解消して、大幅な予算の組み換えが必要となる。

 パンデミックを想定した予算もまた、組み替え必至である。この事実に対応せざるをえなくなった。財閥の内部留保金500兆円に手を突っ込むしか方法はないだろう。

<イタリアなどEU諸国も総崩れ>
 日本、韓国に次いで欧州は、イタリアでも新型肺炎が政治と経済を混乱させている。一部の都市では、武漢並みの封鎖措置をとっているという。

 イタリアから周辺国も、と欧州諸国も例外なく波及していく。「各国が日本や韓国になると、もはや打つ手はない」とアメリカの責任者は警告している。

 東京五輪返上が確実になっている。アフリカか中南米にもっていくか、IOC会長の苦悶は続くことになろう。

<季節が変わるとアフリカ・中南米もパニックか>
 北朝鮮は肺炎ゼロというが、世界はそう受け止めていない。
 中南米とアフリカは大丈夫か。こちらは今は暖かい季節のため、感染はないとされているが、季節が変わると大変なことになる。

 医療設備が不備である。感染を食い止める手段はない。パニックになるとの指摘が、各方面から寄せられている。

<安倍も黒川も早く辞任したほうがいい>
 日本に戻ると、目の前の疫病神は、安倍に加えて、定年延長して検事総長を狙っている黒川弘務である。

 「二人とも心が卑しい、卑しすぎる」と清和会OBは指弾している。安倍は、辞任するほか道はないだろう。そして、おとなしく獄に入るしかない。黒川には、検察官適格審査などが待ち構えている。
 辞任を勧めたい。

2020年2月25日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

世に倦む日日 @yoniumuhibiより

2020年02月25日 | 犯罪
「今後1~2週間が瀬戸際」だから、集会や宴会は自粛しろと国民にお願いするんだったら、首相の安倍晋三が出てきて言わないといけないだろう。何なんだ、御用学者にお茶濁し役させて。春場所も開催、甲子園もJリーグもプロ野球もそのまま。誰が自粛してるんだ。本気じゃないの、見え見えじゃないか。

今週か来週、WHOがパンデミックの宣言を出すかもしれない。イタリアの感染がピエモンテ州に広がって、国境を越えてスイスとフランスに押し寄せたら、そうするだろう。WHOが宣言を出したら、よっぽどのことがないと日本は終息宣言を出せない。終息宣言を出せないと、東京五輪は開催できない。

「基本方針」っていう立派なものなら、安倍晋三が会見で説明しないといけないだろう。それをやらず、専門家と称する御用学者に先にテレビで「見解」を言わせてる。ふざけた話だ。責任から逃げているわけだよね。オレは知らんと。で、例によって5分だけ会議に出ると。要するに間に合わせの使い捨てだ。

「今後1~2週間が瀬戸際」。皆さん、分かりますか。政府は1~2週間後に感染が蔓延の段階に入ることが分かっているわけだ。今回の「基本方針」が破綻して、次の「対策」が出る。そのときは尾身茂は御役御免。「基本方針」の失敗の責任を取らされる形で消えると。ワンポイントの中継ぎ登板で勲章。

経産省前脱原発テント日誌(2/21)/老紳士に「ご苦労さま」と声を掛けてい

2020年02月24日 | 犯罪
テント日誌2月21日版経産省前テントひろば1807日後

老紳士に「ご苦労さま」と声を掛けていただいた 2月15日(土)
確か二月というのは冬ではなかったか。例年なら寒風に震えていたはずなのに寒くない。太陽は雲を通してぼんやりと輪郭が見えるだけだというのにすごしやすい。寒くないのは有難いことだが何だか不安も感じる。 「2万5千年の荒野」という作品がゴルゴ13シリーズの中に収録されている。これは1984年に描かれた米国の原発事故を扱ったものでちょうどスリーマイルとチェルノブイリの間になる。政治的思惑や商業主義を優先するあまりヒューマンエラーによって事故が起きるという内容だ。そして感動を覚えるヒューマンドラマでもある。個人的には原発を扱った古典作品として高く評価している。コンビニで税抜き333円で発売中、お薦めです。 などと風景をスケッチしながらフィクションの力について考えていると「ご苦労様」と通りすがりの老紳士が声をかけてくれた。(O・O)

福島から来られた方によっていただいた 2月17日(月)    
午前中は曇っていてうすら寒かったが午後1時前に太陽が出てからは暖かな日差しが出た。しかしその後雲が覆って太陽が隠れると北風が吹いていたので肌寒く感じられた。気温は17度もあるが暖かさに慣れた為か寒く感じられた。 今日の座り込み者は軽く10名を超えた。色々な人が座り込んでくれたからである。関西生コン労働組合に対する事実無根の記事を書いた週刊実話を訴えたビラまきと裁判の傍聴に参加する為に来られた人たち、友人と待ち合わせした人など。その中に福島から来られた人があった。数年前に非正規労働者としてこちらに出てきた、今は官庁で廃棄物処理の仕事をしている、今日、たまたまここを通ったら原発反対をやっているので福島の人間として素通り出来なかった、とのこと。ニュースを渡して再会を約束して別れた。       

もう一人。京都のお菓子を相棒のSさんに無造作に渡して足早に去っていった人があった。話すことさえできなくて残念だったが、何回かここを通られていて今日お土産を持ってきてくれたのでしょう。もしかしたらこの人も福島出身の人なのかも知れません。今日は先週に続き、官邸前での安倍政治にもの申す会の、桜を見る会糾弾集会の日である。今日は私が会議かあって持っていけないのでヨーカンさんがトラメガを受け取りに来て、5時まで座り込んでくれました。(保)

1960年代のことって話題になっている 2月18日(水)経産省前にて椅子などのセットが終わると間もなく、午後の院内集会に参加するというIさんが座り込みに参加される。寒さ和らぐなかを右翼団体街宣車がボリューム一杯にして通り過ぎた。昼休みに立ち寄った元中大生の友人が三上さんからメールで送信された書評文「学生たちの牧歌1967~1968」(中村桂子著、幻戯書房より2019年9月刊)を見せてくれる。いま、小説以外にも昨年末に発刊された評論集「追想にあらず1969年からのメッセージ」(三浦俊一編集、講談社エディトリアル)など、半世紀以上まえの書籍が話題になっている。昼食から戻ると、後半当番のKさんが「風を引いた」といってマスク姿で現れ、「新型肺炎」を話題に座を盛り上げる。そこに通りがかった若者三人組の一人がカンパをして、何事もなかったかのように通り過ぎていった。ありがとう。(O・E)

トリチウム汚染水を海に流すな 2月19日(水)
当番のバッターチェンジ。保っちゃんに変わって山本さん。山本さんは木曜日の当番だけど、明日は大間原発建設差し止め訴訟・函館があって、その世話係のため、当番ができなくて、今日と変わった次第。セッティグして間もく、男性が坐って、山本さんと親しそうに話し込んでいた。この近所に勤めている人で、山本さんの昔からの知り合いだそうだ。沖縄出身者で、辺野古新基地建設反対への政府・防衛省のひどい仕打ちを怒っていたそうだ。

通りすがりの若いサラリーマンの人がカンパをしてくださる。Iさんが規制委員会抗議のあと、久しくOさんに会ってないからと寄られ、当番のOさんと話し込んで行かれた。同じく、規制委員会抗議をしてのち来られた倉田さんは経産省への抗議演説
トリチウム汚染水を処理水といって海に流すと言うが、トリチウムは人体のたんぱく質等を破壊すること、壊変してヘリウムになりDNAも壊す、そんなことは構造生物学の初歩なのに、どうして経産省の役人はわからないのか、いやわかって言っているんだ、なんということかと倉田さんは本当に怒っていた。勝爺がきて、みんなに「マスクをしろ」と指示。侮ってはいけないと。「来週のコロンウイルス感染状況によっては、俺は休む」と言われる。あと、安倍の国会答弁は。嘘をついていることは恐ろしいけど、そういう人が首相だということがもっと恐ろしいという話になる
。(T・I)

大間裁判の傍聴は大勢で良かった 2月20日(木)
今日は大間原発裁判のためメンバーが交代し、セッティングの仕方がいつもと違うので戸惑ったけれど、何とか12時には完了した。椅子の配置、幟旗のつけ方などその日によってやり方が違うのが面白い。Sさんの温度計では15度だったけど、曇っていたのでうすら寒かった。
準備が終わって座っていたら都庁前でチラシまきをして来たKさんがいつもの美味しい瓦煎餅をたくさん持って現れた。今日はめったに作らないと言う味噌入りのものもあり一段と美味しかった。少しして時々寄って下さるタクシーの運転手さんが来てカンパをして下さり、ヨーカンさん・Kさんとしばらく政治のことや色々話し込んで帰った。

私はちょっと座り込みを抜けて一人でも多い方が良いかと大間裁判の傍聴券抽選にならんだが、残念ながら抽選にならなかった。後で聞いたら遅く来た人が沢山いて傍聴席はいっぱいだったそうで良かった。地裁から戻って座っていたら通りがかりの女性がカンパしてくれた。Sさんがすかさずチラシをお渡しした。テントはカンパで成り立っているのでとてもありがたい。

2時半ごろ裁判が終わって傍聴した人たちが何人も寄って下さり裁判の様子など話してくれた。2時半過ぎ私も報告会に行くため議員会館に向かった。報告会で以前テントに来て下さった方にお会いしたら、この頃行けないけれど、テント日誌を楽しみに読んでいると言って下さり嬉しかった。報告会には80人位の人が参加した。(I.K)

玉中さん、大竹さんの訃報、やるせない気持ち 2月21日(金) 朝、事務所に着くと
Yさんが扉の前で待っていた。そう言えば、さっき遅れますと言うとLINEが入っていたのに、何でこんなに早いのだろう?と思い出し聞いてみると、朝一で玉中さんが入院されている豊島病院にお見舞いに行ったら、昨日昼にご逝去されたことを病院の看護婦さんから知らされたとのこと。そのため、病院からすぐにここに来たので早く着いたとのこと。

ここ何日かで、大竹さんや玉中さん等身近な方のご不幸が続く。去年の渕上さんや正清さん、ここにきて大竹さんや玉中さんの訃報に触れ、やるせない気持ちで一杯だ。しかし、僕らは彼ら彼女らの遺志を受け継ぎ、原発がなくなるまで諦めずに頑張る。 日中は2月とは思えない、気温で穏やかな陽気であった。座り込むにはうってつけであった。福島から
はKさんなど久しぶりにやってきて暫く座り込んだ。座っていての話題は新コロナウイルスによる新型肺炎の話に集中した。3月20日のさようなら原発の大集会の、実施が実行委員会でも話題に上がったそうで、次回の実行委員会で確定するとのことであった。 

3時半ごろから文科省前には学生がたくさん集まり始めた。今日は文科省抗議を始めてから200回目の抗議行動だそうだ。朝鮮大学生、朝鮮高校生全員が参加すると1000名を超えるという。確かに文科省の建物を囲む3辺に学生たちが集まり、3か所で一斉に抗議が始まる。
いつもの抗議の数倍の量である。テントからも沢山の参加者があった。今日はテレビ東京のカメラスタッフも入り、東京新聞の望月衣塑子記者をはじめ新聞各社の取材もあった。
日本政府は朝鮮学校への無償化を即時適用せよ!! 朝鮮幼稚園への無償化を即時的よせよ!! との声が霞ヶ関の官庁街に鳴り響いた。(S・S)

小児甲状せんがんは「過剰診断」でも「過剰治療」でもない 2月21日(金)
 4時前に到着した福島からのKさんがトラメガを使って経産省にアピール。2月14日の福島地裁「子供脱被ばく裁判」を傍聴して、鈴木眞一(福島医大)医師が小児甲状せんがんの180例の手術について「過剰診断」でも「過剰治療」でもないことを主張したと報告。 5時からの経産省抗議行動でもTさんからこのことの詳しい報告があった。一方、元科学技術庁で沖縄在住のNさんが経産省などの政策の可笑しさを、カメラマンNさんが朝鮮学校差別の歴史認識問題を、たんぽぽ舎のNさんが女川再稼働阻止を、Aさんが安倍官邸の嘘を、多くの方の経産省原発推進政策批判とともに、アピール・コールした。原発も安倍政権も早く終わらせたい。                        
    (K・M)
子ども脱被ばく裁判第25回期日報告と第26回期日のご案内子ども脱被ばく裁判をご支援くださるみなさま、 2020年2月14日、子ども脱被ばく裁判第25回口頭弁論が開かれました
。福島地裁前集会が始まる1時間以上前から、Johnny
&
friendsのおふたりがウエルカム演奏で参加者たちを和ませてくださいました。ありがとうございます。配付資料120部はほぼ無くなりました。それほどの参加者が全国各地から集まってくださったことも深く感謝申し上げます。

地裁前アピールは生業裁判の現状報告
や原発事故被害者団体連絡会(ひだんれん)が間もなく予定している「福島はオリンピックどこでねぇ」アクションのアピール、またジャーナリストの立場から発言がありました
。傍聴券を求める列は今まで最も長くなったと思われます。傍聴券を入手できなかった方のために、多くのみなさんが自発的に譲ってくださいました。傍聴できなかった支援者のみなさんは、福島駅前でのチラシ配布とアッピールに1時間、地裁と市役所周辺で横断幕
を持ち、道行く人々に、現在鈴木眞一氏の証人尋問が行われていることをアピールしてデモ行進すること1時間と、法廷への連帯行動をとってくださいました。心より感謝申し上
げます

 法廷でのやりとりについては、下記の井戸弁護士の報告とIWJによる報告集会の録画をご覧ください。弁護団が詳細な報告、傍聴者からの質問や意見などが録画されて
います。https://iwj.co.jp/wj/open/archives/467621?fbclid=IwAR2A2hL_UPSOr1itC4-bz
YmWPImLUFiZFjsGrd0LTYq8GYGv4F9gzKQAEKg 当日、裁判所に256筆の署名が提出され、総
数は80,464筆となりました。ありがとうございます。最終弁論が最後の提出となります。
あと4ヶ月ほどのご協力を心よりお願い致します。 

3月4日、第26回期日を迎え、いよいよ山下俊一氏の証人尋問が行われます。東京電力福島第一原子力発電所事故後、福島県内をくまなく回り、放射能被ばくは心配無用と説いた人物です。このことにより、この国の歴史上かつてない核災害が起きたにもかかわらず、子
ども達は無用な被ばくを強いられました。弁護団は国の責任を最後の口頭弁論で追及しま
す。

そして、夏頃の最終弁論を経て、2020年末または年明けに判決が出ます。
 証人尋問に備えて、私たちは全国に緊急カンパをお願いさせていただきましたが、目標額を遥かに上回ることができました。改めて責任の重大さを感じつつ、緊急カンパの終了をお伝えいたします。寄せられましたご厚意は、大切に用いさせていただきます。

◆子ども脱被ばく裁判第26回期日のご案内◆日時:2020年3月4日(水)12:00〜19:00裁判
:福島地方裁判所 〒960-8512
福島市花園町5-38 ℡024-534-2156報告会:福島市市民会館第2ホール〒960-8021福島市
霞町1番52号024-535-0111日程:12:00 福島地裁前集合・アピール12:30 傍聴券抽選
開始13:30 開廷 証人尋問 山下俊一氏17:00 閉廷17:30 記者会見18:00 報告集会19
:00 終了
◆第25回口頭弁論期日報告◆         弁護団長 井戸 謙一 2020年2月14日
、第25回口頭弁論期日では、注目の鈴木眞一氏証人尋問が行われました。原告側60分、被告側60分の持ち時間制で行われ、限られた時間で有効な回答を引き出すことが求められました。 

私たちは、次の4つの目標を立てました。①鈴木氏が甲状腺摘出術をした約180例のケースは、いずれも手術が必要だったケースであり、過剰診断、過剰治療ではないこと
、したがって、今後、福島県民健康調査を縮小すべきではないという鈴木氏の意見をはっきりと述べてもらうこと、②福島県民健康調査で多数の甲状腺がん患者が見つかったのはスクリーニング効果であり、福島県で小児甲状腺がんが多発しているものではないという
鈴木氏の主張が不合理であることを裁判所に認識させること、③経過観察に回した子供たちの予後を把握せず、福島の子ども達から発生した甲状腺がんの総数を明らかにしない点に、福島県民健康調査の闇があることを明らかにすること、④被ばくと甲状腺がんの因果
関係を否定する鈴木氏の判断に合理性がないことを明らかにすること、以上です。

 鈴木氏は、①について、自分が執刀したすべてのケースにおいて、手術が必要だったこと、福島県民健康調査は今の「サイズ」で継続すべきことを明言しました。②については、「福島で多発していないとすれば、摘出術が必要な子供が全国で1万2000人以上存在する計算
になるがその子供たちを救わなくてよいのか」という質問に対し、回答を言い淀んでいました。

鈴木氏が、本音では、手術を要する子供が全国にそんなにいるとは思っていない、逆に言えば、福島で多発していると思っていることを裁判所に感じ取っていただけたのではないかと思います。③では、鈴木氏がいわき市や会津若松市の病院でも甲状腺の摘出術をしていること、その症例は福島県民健康調査の件数に入っていないこと等が明らかになりました。

福島県民健康調査検討委員会は、甲状腺がんの悪性若しくは悪性疑いの数を237人と報告していますが、それ以外に甲状腺がんにり患した子どもがどれだけの人数隠されているのか、闇がいよいよ深くなったと思います。④については、鈴木氏はそもそも複数の考え方が示されている問題について、そのうちの一つの考え方に固執しているにすぎ
ないこと、そもそも悪性若しくは悪性疑いの総数が明らかにされていないのですから、被ばくとの因果関係について適切な判断ができるはずがないこと、それらのことを浮き彫り
にして終わりました。

 60分では時間が全く足らなかったというのが率直な感想です。し
かし、制約がある中での一定の成果も獲得できたと思います。次回の山下俊一氏の尋問は90分間です。今回の経験を踏まえて、次回の戦略を立てたいと思います。引き続き、ご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。【
JKS47 月例祈祷会
】日時:2020年2月26日(水)午後3時より会場:経産省前テントひろば   予定:
15:00~ 芸能の刻   
  15:30~ 「月例祈祷会」 厳修  16:30  終了         
  JKS47事務局  合 掌
2月28日(金) 経産省前抗議集会 17時~官邸前向後講堂は18時30分~【反原連】
3月7日(土)二つの抗議集会(この週は土曜行動)東海第二原発 再稼働工事を止めよ
! 「日本原電本店抗議」15時30分~日本原電本店前(銀座線末広駅下車)第78回
東電本店合同抗議 13時30分~14時東電本店前(3月4日(水)の抗議行動は休み
です)

世に倦む日日 @yoniumuhibi … イタリア北部で感染が急拡大

2020年02月24日 | 犯罪
イタリア北部で感染が急拡大し、ロンバルディア州の11の町が隔離下に。WHOとIOCの本部があるスイスとは至近の距離。欧州も感染禍に脅える日常が始まった。アスリートの調整にも影響が出るだろう。東京五輪の中止・延期の議論、前倒しの情勢になるのではないか。https://www.afpbb.com/articles/-/3269774 …

人工呼吸器も病床も不足して、呼吸困難になった感染者が次々死ぬというのは、武漢で起きた出来事だ。でも、今、専門家がその事態を心配して警告している。仮に4000人が重篤者数として、全体の1%とすると、感染者総数は40万人。それぐらい広がってもおかしくない。今の日本のルーズな現状だと。

今日のモーニングショーで岡田晴恵が、国内の医療機関で人口呼吸器が不足する事態を懸念していた。現在、キャパは4000台(他の疾患への手当分も必要なので)。この感染症で4000人が呼吸器を付けた重症患者になる時期が間もなく来て、オーバーフローする。呼吸器がないと即死亡。

相手はウィルスなんですよね。人じゃない。人間なら時間が経てば忘れる。喉元過ぎれば熱さ忘れる。安倍晋三も時間稼ぎしてやり過ごせばよく、バカな国民は忖度マスコミに欺されて支持率を回復させてしまう。でもウィルスはそうじゃない。どんどんヒトに感染して増殖する。感染症を蔓延させる。

本当に日本がまともな対策を講じて、感染ピークを抑えて、東京五輪を開催にこぎつけたいのなら、政府の対策本部長を替えないといけない。そのためにはマスコミが安倍晋三の無策と怠慢を批判しないといけない。マスコミの中でそう思う人間はいないんだろうか。なぜマスコミは安倍批判をしないのか。

司令塔が不在。政府の対策本部長は安倍晋三ですよね。この本部長、会議には毎度5分から10分、テレビ録りの一瞬しか出席せず、そのまま夜の高級飲食店に直行して身内と派手に宴会三昧。全くやる気がない。だから、厚労官僚も対応を自治体に丸投げで、国民には自宅で治せと自己責任を言うだけ。

韓国は検査をしているのに日本はしていない。民間にPCR検査の能力があるのに故意に使っていない。政府の不作為は明らかだ。どうしてこの点を批判する専門家が出てこないのだろう。厚労省と医師会を忖度して、国民を欺す専門家ばかりがテレビに出るのだろう。政府を批判する専門家が出ないとだめだ。

モーニングショーでも出ていたけれど、韓国では1日5000件の検査能力があるわけです。すでに2万件以上検査済み。だから、一日に200人とかの感染者を判定・計上できる。一方の日本はこれまでわずか800件(市中分)しか検査してない。圧倒的に検査数が少なすぎる。

モーニングショー。玉川徹、キレている。アビガンの説明は専門家顔負け。抗ウィルス薬の投与は早い段階にやらないと効果がなく、そのためにも大量の検査が必要と。玉川徹、夜のテレビにも出演してもらいたい。御用学者の「手洗いしとけ、病院には行くな、軽症だから安心、検査は不要」は聞き飽きた。

ようやくマスコミが記事を書くようになってきた。「感染が拡大している新型コロナウイルスをめぐり、医療機関に診察を断られる『たらい回し』とも言える事態が生じている」「ウイルス検査の要件が厳しく、すぐに受けられない人も」。https://www.jiji.com/jc/article?k=2020022300336&g=soc …

世に倦む日日 @yoniumuhibi 中国政府から国立感染症研に検査キット1万2500寄贈!

2020年02月23日 | 犯罪
今日は12人。
Twitterで画像を見る

こんな具合に、新型コロナウィルスの肺炎で死んでも、死者数としてカウントしないわけだ。隠蔽する。死者数は増えない。増やさない。日本政府の手の内見え見え。こういう死者が他にもたくさんいるに違いない。とにかく検査はしない。感染者も隠す。死者も隠す。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200223-00000041-mai-soci …


80代日本人男性、肺炎で死亡 クルーズ船乗船で3人目 感染は不明
2/23(日) 20:08配信
毎日新聞
80代日本人男性、肺炎で死亡 クルーズ船乗船で3人目 感染は不明

新型コロナウイルスの感染者が集団発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=横浜市鶴見区で2020年2月6日、大西岳彦撮影

 厚生労働省は23日、新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船していた80代の日本人男性が、同日、肺炎で死亡したと発表した。同船での死者は3人目。

 厚労省は、男性に基礎疾患はあったが、新型コロナウイルスの感染の有無については遺族の了解が得られていないとして明らかにしなかった。【横田愛】


中国政府から国立感染症研究所に検査キット1万2500個が寄贈。https://twitter.com/CGTNOfficial/status/1231224986259484672 … https://twitter.com/CGTNOfficial/status/1231224986259484672



世に倦む日日 @yoniumuhib この天皇は何を考えてる/米疾病対策センター(CDC)を

2020年02月23日 | 犯罪
新型コロナウィルスが全国に広がって、食のイベントは中止を余儀なくされ、各地で泣く泣く開催を断念しているのに、皇居に450人集まって飲み食いの宴会か。この天皇は何を考えているんだ。去年から同じ身内仲間集めて何度も何度も。台風災害でも宴会。疫病禍でも宴会。https://news.yahoo.co.jp/pickup/6352031

これ、大坪寛子に責任とらせる気かな。大臣が「オペレーションのミス」を認めて謝罪したわけだから、誰か下僚が責任押しつけられて処分となる。官房審議官の首一個差し出して予算案の衆院通過か。野党も落ちたものだな。法務大臣は安泰か。人事院局長が人身御供か。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200223-00000523-san-pol …


クルーズ船下船者の検査ミス 与野党が批判
2/23(日) 13:40配信
産経新聞
クルーズ船下船者の検査ミス 与野党が批判

大黒ふ頭に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。周辺では自衛隊員や防護服姿の関係者が作業していた=20日午後、横浜市鶴見区(鴨川一也撮影)

 与野党の政策責任者は23日午前のNHK番組で、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大への政府対応などについて議論した。集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を下船した乗客23人に健康観察期間中のウイルス検査を実施していなかったミスについて、与野党からは批判の声が上がった。

 自民党の岸田文雄政調会長はミスについて「政府は重く受けとめて、追加の検査も含めて対応しなければいけない」と苦言を呈した。立憲民主党の逢坂誠二政調会長も「大失態だ。早急に対応しなければならない」と訴えた。

 公明党の石田祝稔(のりとし)政調会長は米疾病対策センター(CDC)を例に感染症対策を専門に扱う新組織の必要性を指摘し、「省庁の縦割りを越えた全国組織が必要ではないか」と指摘した。

 また、政府が東京高検の黒川弘務検事長の定年を半年間延長した異例の閣議決定をめぐり、逢坂氏は「恣意(しい)的人事で民主主義を壊す暴挙だ。政府として『間違っていた』と言わない限り、これから先の議論は厳しい」と強調。国民民主党の泉健太政調会長も「試合の途中に勝手にルールを変えるような話だ。国民は許してはいけない」と批判した。

 岸田氏も、法解釈をめぐる政府の答弁内容が変化しているとして「検察官の信頼というのは何よりも大事だ。信頼を確かなものにするために(政府は)説明しなければいけない」と注文した。


【緊急のお知らせ】原発事故避難者二倍請求撤回訴訟を内堀福島県知事を相手にに起こします

2020年02月23日 | 犯罪
情報提供 : 瀬戸大作
3・9福島原発避難者の住まいと人権を守ろう 原発事故避難者二倍請求撤回訴訟:提訴報告集会

【緊急のお知らせ】
原発事故避難者二倍請求撤回訴訟を内堀福島県知事を相手にに起こす事としました。
      
      原発事故避難者二倍請求撤回訴訟を支援する会
   代表世話人 熊本美彌子武藤類子 村田弘 渡辺一枝      
               事務局長 瀬戸大作

 原発事故によって国家公務員住宅に避難区域外から避難し、昨年3月末で個別事情があ
り退去できなかった世帯に対し、福島県、家賃+駐車場代の2倍相当の損害金を請求し続
け、退去届の提出を求めています。
このように原発事故被害者である避難者に対し個別に圧力を加え、追い込むことは、避難
の権利のみならず、生存権・居住権侵害に相当し、権利の乱用であるから、原告10名が、
3月9日に、東京地裁に訴訟という手段に立つ事としたことから、私たちは、原告たちを
支援することとしました。原告のみなさんは、孤立していない。多くの全国の仲間に支援
の輪に加わっていただけるようにお願い申し上げます。

【具体的には】
原発事故避難者に家賃2倍相当の支払い義務はない事を求める
① 2017年の住宅無償提供打ち切りが「子ども被災者支援法」「国際人権法」に照ら
しても違法であること。その後も避難者の生活実態や意向を把握することなく、その後の
住宅支援をすべて打ち切り、更なる生活困難に追い込んだこと
② 行き場のなかった避難者が”必要な支援も縮小、打ち切りされ、他に選択肢もなく
、やむを得ず”2年間のセーフティネット契約にサインさせた。契約書が説明もされず、
押印を迫られたわけで、契約自体が”無効”であること。
③ 8年間の居住事実がある避難者の合意を得ることもなく一方的に継続入居を拒否し
、個別事情がある避難者に、「不正入居者」とみなし2倍相当の損害金請求をおこない続
けていることは、生存権・居住権侵害に相当、権利の乱用であること。

【避難者がおかれている状況】
現在も、国家公務員宿舎に住む区域外避難者にひどいことが続いています。
2017年3月末の避難区域外避難者への住宅無償提供打ち切り公営住宅に年齢や世帯要
件が合わず応募できず行き場所のない人々に対し、福島県は、財務省からそれまで無償で
あった国家公務員宿舎を借り受け、国家公務員と同じ使用料を払えば2年間住めるという
「国家公務員宿舎セーフティーネット使用貸付契約」を結び、今年3月末生保受給者、転
居確定者を除き契約の継続はしないので退去届を出せ、出ないと家賃+駐車場代の2倍の
損害金を請求するとの通知を送りました。2倍の損害金の根拠は契約書に書いてあったと
いいます。しかし契約書の提示前に申請書と誓約書を出させられた時の”貸し付け条件”
には2倍の損害金は書いて無く、福島県も説明しませんでした。契約書にサインした時は
みんな追い詰められていたのです。2年間公営住宅の応募要件の緩和はされず、収入も上
がりませんでした。現在毎月2倍の納付書が届いています。高い人では月15万円を超えま
す。
私たちは原発事故被害者を支え続けたい。
私たちは、勇気をもってたちあがった原告の皆さんと対話を続けてきました。行き場のな
かった避難者が”必要な支援も縮小、打ち切りされ、他に選択肢もなく、やむを得ず”2
年間のセーフティネット契約にサインするしかなかったと聞きました。郵送で一方的に送
付された契約書。内容も説明もされず、郵送で押印を迫られたのです。期限を切った契約
で、経済的精神的に追い詰められた避難者に対して、個別事情も考慮せず、一律に損害賠
償・追い打ちをかけるのは権利の乱用と再認識。孤立させてはいけない。

【原告の思い】
●私たちは何も悪いことはしていません。 それなのになぜ損害金を払わなければならな
いのですか。公営住宅に応募できないのは、非正規の仕事にしか就けないのは、収入が低
いのは、すべて自己責任なのでしょうか。私たちの実情を詳しく聴くこともなく、「原発
事故から8年を経過したのだから自立して当然だ。」と言われ、一方的に二倍の損害金請
求を続けているのです。私たちは、原発事故の被害者です。国、行政の無策の被害者であ
るのです。私たちはは、何も悪いことはしていません。

2020年 3月9日(月) 15時30分~18時00分(会場 15時)
会場: 衆議院第二議員会館第一会議室
    「国会議事堂前駅」丸の内線、千代田線1番出口徒歩3分
      「永田町駅」有楽町線、南北線、半蔵門線1番出口徒歩5分

集会プログラム

・裁判提訴の報告   
・原発避難者への住宅支援打ち切りから現在までの
経過報告 
・弁護団からの報告
・激励発言  
・原告より決意表明
・支援する会より今後の活動と協力要請
主催:原発事故避難者二倍請求撤回訴訟を支援する会 
                    
 代表世話人  熊本美彌子 武藤類子 村田弘 渡辺一枝 
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町3-12 明成ビル3F市民プラザ内  
連絡先 090-1437-3502  setodaisaku7@gmail.com 事務局長 瀬戸

福島みずほさん「社民党党首」選出に思う  海渡雄一

2020年02月23日 | 政治
福島みずほさん「社民党党首」選出に思う
   海渡雄一

驚いたことに、本日(2/22)福島みずほさんが社民党の党首に選ばれました。
七年ぶりの党首です。政党としての存亡の危機のなかで、あえて火中の栗を拾ったということになるでしょうか。

私は、党員に投票で党首を選ぶ権利があってこそはじめて政党といえると思います。今回は無投票でしたが、党員と各県組織がなくて、すべてを議員だけで決められる政党だったら、みずほさんは今回党首になることはできなかったでしょう。
自民党には党員による党首選の制度があります。代表選がありうるということは民主的な政党です。
民主党には党員と代表選の制度がありましたが、立憲民主党には党員制度も代表選の規定もまだ整備されていません。立憲民主党は、他の政党に合流を呼びかけるのであれば、まず党員制度と代表選の規定を整備してから呼びかけるのがエチケットではないでしょうか。サポーターと党員の違いは党の意思決定にかかわれるか、代表を選ぶ権利が認められているかです。

小選挙区制度ができてから、日本では政党の離合集散が激しく繰り返されてきました。その最たるものが希望の党騒ぎでした。立憲民主党はこの混乱の中で誕生したのですから、未整備な点があるのは仕方がないことかもしれません。しかし、政治の構図が、市民を置き去りにして、議員の談合だけで決まるような政治は、そろそろ終わりにしなければなりません。

社民党は、55年体制を自民党と共に支えた日本社会党の歴史を背負って、多くの党員と地方議会議員に支えられている政党です。そして、社民党は各地の選挙で野党結集の要となり、立憲民主党の候補の選挙を支えてきました。みずほさんは、野党共闘の現場、野党統一候補の応援に人一倍足を運んできました。

自民党は、派閥や族議員、誰でも出席出来る部会と総務会など、多元性とコンセンサスを重んずる民主的な意思決定システムを備えた政党でした。日本の戦後の福祉国家は、このような自民党が社会党と話し合いながら築き上げたものです。しかし、このような自民党の良さは、第二次安倍政権の七年間ですっかり踏みにじられてしまいました。いまの日本の政治の停滞は政党政治におけるコンセンサスを作り上げる努力の後退、官僚が国民の方を見ず、官邸の意向ばかりを忖度するようになったことの帰結だと思います、

社民党が福島みずほ党首のもとで政党として生き延びるためには、安倍政権の暴政と闘う野党共闘をしっかりと支えながら、多くの市民、とりわけ女性や若者、お年寄り、障がい者、LGBT、災害の犠牲者など、この社会の中でマイノリティとされているひとびとに支持される、細やかな独自の政策をまとめ上げて提案し、これを与野党の合意にまとめ上げていく地道な作業が必要だろうと思います。
(海渡雄一氏の公開FBより転載)

世に倦む日日 @yoniumuhibi より観光客が激減して観光地のホテルが空っぽ活用すれば

2020年02月23日 | 犯罪
アイディアだけど、今、観光客が激減して観光地のホテルが空っぽになっている。キャンセルの山で休業やむなしという話になっている。活用すればいい。新型コロナウィルス感染者のサナトリウム(隔離療養施設)に使えばいい。一石二鳥だ。重厚な医療設備は要らない。三日月だ。誰か政府に提案してくれ。

これって4月から施行する来年度予算のことですよね。こういう、今後に備えての体制整備とかの悠長な話じゃないんだ。今すぐPCR検査キットや隔離療養施設の確保のための資金が要る。本年度の予備費か補正の追加を決めないといけない。1000億円単位で。今すぐ緊急に。https://buzzap.jp/news/20200221-covid-19-japan-estimate/ …

昨日一日で、市立箱館病院と東京の介護施設と二つがやられた。これで6つの病院が機能停止。①済生会有田病院、②相模原中央病院、③牧田総合病院、④佼成病院、⑤託麻台リハビリ病院、⑥市立箱館病院。毎日、一つずつ閉鎖になり、地域医療が崩壊させられている。手をこまねていてはいけない。

こんな感じで急死している人が、日本でも出ていると私は思う。武漢でも起き、韓国でも起きた。日本で発生してないはずがない。ウィルスは国を選ばない。本当は日本でも起きているのに、厚労省が調査(検査)せず隠しているのだと疑う。死因なんてどうにでもなる。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200223-00000002-cnippou-kr …

市立箱館病院の件の続報がないけれど、どうなったんだろう。新型コロナウィルスの感染禍で惹き起こされる地域医療崩壊で、いちばん心配なのは北海道だ。一つの町の病院が閉鎖されたら、100キロ先の隣町の病院まで行かないといけなくなる。北海道は地域の医療基盤が弱い。https://twitter.com/hakodate119/status/1231171198899240961 … https://twitter.com/hakodate119/status/1231171198899240961

さっぽろ雪まつりに来た中国人観光客のウィルスのために、北海道がどれほど大きな被害を受けているか。NHKのニュース番組で、雪まつりに来た中国人観光客にインタビューした絵があったよね。「どうしてマスク付けないんですか」と尋ねたら、「日本は安全だから必要ない」と答えてた。覚えてますか。

タクシーの運転手が「私ら、お客様を選べないから」と言っているでしょう。本当は、タクシーの労働組合が「中国人観光客乗車拒否」を要求して、会社に承諾させないといけなかったんじゃないのか。全労連がその要求の先頭に立つのが当然だったんじゃないのか。働く者の命と体を守るのが労働組合だろう。

サンデーモーニングの「風をよむ」、おかしくないか。先週はあれだけ興梠一郎を出して、中国憎悪のプロパガンダを吐きまくり、中国不信を煽ったくせに、何が「感染症と差別」だ。ダブスタもいいところじゃないか。話をスリ替えて、調子のいいこと言いやがって。サンモニ、しばき隊の宣伝番組だな。

最近の日本はリベラリズム一色で、特に左翼が、脱構築主義のイデオロギーに基づいて超リベラリズムの主張をするようになり、憲法の公共の福祉の論理がすっかり後退しました。札幌のラーメン屋の件など典型例です。右からネオリベによって、左から脱構築によって、公共の概念と前提が破壊されています。

個人の自由と公共の福祉のバッティングの問題ですから、憲法論的に制限は可能です。「権利は濫用すべからず」という大原則があります。憲法12条に「又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」と規定されています。http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/dl-constitution.htm#3sho …

三つのところに問題があると思うんですよね。
1.政府   何もしない。検査しない。「やってる感」の演出だけ。
2.野党   何もしない。「桜」と「検察」の追及だけ。
3.マスコミ 御用医師出して、手洗いせいと言うだけ。
       御用医師に政府の「目安縛り」を正当化させるだけ。

日本に危機感がなく、何も必要な対策をとっていないということは、先月末時点で台湾人女優からも批判が上がっていた。「日本はアジアで最も対策が杜撰」だと。それがずっと続いている。今夜のサタステを見ても、台湾の方がまともな緊張感を持っている。https://www.recordchina.co.jp/b778072-s0-c70-d0044.html …

シュマイザーさんVS悪魔企業モンサント (katsuko)

2020年02月22日 | 犯罪
マスコミに載らない海外記事 さま
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-042e.html

パーシー・シュマイザー対モンサント: 農民の権利と種子の未来を守るカナダ農民の戦いの物語
2010年9月17日

今週、ボンに、バイオテクノロジーの巨人、モンサント社と長年闘った、カナダ農民パーシー・シュマイザーを含む、約80人のライト・ライブリフッド賞受賞者が集まった。 モンサント社の種子が、シュマイザーの土地に吹き飛ばされると、モンサントは、彼らの作物を違法に栽培したかどで彼を非難し、訴訟を起こした。最終的に、彼の案件は、カナダ最高裁判所に持ち込まれた。農民の権利と種子の未来を守るために闘ったことで、1997年にライト・ライブリフッド賞を受けた。 [以下は、書き起こし]

注:デモクラシー・ナウ!での番組の時間、26分。これの書き起こしゆえ、大変な長さ。お時間のないかたは、日本語字幕つき放送をどうぞ。ただし、何度も申しあげるが、字幕では、スペースの関係で、情報のおそらく半分以上漏れてしまう。

以下は、お暇な方へのインチキ翻訳。きちんとした翻訳をご希望の方は、是非デモクラシー・ナウ!にご寄付を。「良い情報がただで入手できる」世界ありえない。デモクラシー・ナウには会員制度もある。先程「読みづらい」という書き込みをいただいた。座布団十枚に値する御意見ゆえ公開した。無名様、当然、デモクラシー・ナウ!に多額のご寄付されているものと確信する。あるいは、ご自分で良い翻訳を作成いただければ素晴らしい。模範翻訳記事のアドレスをご連絡頂けしだい公開させていただく。質の良い情報入手、いずれか以外には不可能だろうと、まずい翻訳をこりずに公開しているメタボ男は確信している。

いずれかの裏付けがない同様コメント、今後非公開とさせていただく。非力ゆえ、いくら文句をいわれても、実力欠如で、読みやすくできないので、あしからず。

ついでと書いては大変失礼にあたるが、不適切な表現を指摘してくださる方もおられる。お礼もせず、頬かむりして、早速訂正させていただいている。今後も宜しくご指導頂きたい。


ゲスト:
カナダ農民、パーシー・シュマイザー氏

エイミー・グッドマン: ライト・ライブリフッド賞三十周年の催しが行われているドイツのボンから放送しています。ライト・ライブリフッド賞は、1980年に設立され、第二のノーベル賞としても広く知られています。今週ボンでの集会には、長年、バイオテクノロジー企業のモンサントと闘ってきたカナダ農民パーシー・シュマイザー氏を含め、約80人のライト・ライブリフッド賞受賞者が集いました。1997年、シュマイザ氏ーとルイザ夫人は、生物の多様性と農民の権利を守った勇気に対し、ライト・ライブリフッド賞を受けました。昨日ボンでパーシー・シュマイザーさんとお話しましたが、まずはベルトラム・フェアハークのドキュメンタリー映画「パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう」をご覧ください。

ナレーター: 他国籍企業モンサントが生産している農薬ラウンドアップは、世界で最も広範に販売されている散布剤です。モンサントが、ラウンドアップ耐性キャノーラを作ったのです。つまり、農薬のラウンドアップは、例外なしに、あらゆる植物を枯らせるのです。モンサント社の遺伝子組み替えキャノーラだけが生き残ります。

パーシー・シュマイザー: それがさほど本格的テストもされないまま、導入されたのです。当時、90年代中期に導入された頃は、政府さえ、どのような効用があるか、収穫高が増し、使う農薬が減り、より栄養価が高いといった企業の言い分。政府すら企業の言い分に乗せられていたのだろうと思います。

ナレーター: 1996年、化学製品の巨大企業モンサントは、同社のキャノーラ種類、農薬のラウンドアップに耐性のある種類をカナダに導入しました。シュマイザー氏の地域で、三人の農民がモンサントの新しいGMOキャノーラを栽培することに同意しました。収穫時期の激しい嵐のおかげで、刈り取ったばかりのGMOキャノーラが、パーシー・シュマイザーの畑に入り込みました。彼の収穫はモンサントの種子で汚染されて、50年間にわたる彼の品種改良の努力が損なわれたのです。

パーシー・シュマイザー: 私の種子が、他家受粉で、または、直接、たまたま入り込んできた物質である種子、私の畑にいれたくなかった種子によって、駄目にされたのは、まるで時限爆弾のようなショックでした。そのために50年も働いてきたものを失ってしまうということは、なんともうんざりで、受け入れがたいことでした。

ナレーター: 彼自身が栽培していた品種の汚染と破滅は、パーシー・シュマイザーにとって決定的な打撃でした。ところが、それだけでなく、モンサントは、犠牲者の彼を被告にしたのです。

エイミー・グッドマン: ドキュメンタリー映画、「パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう」の抜粋でした。

パーシー・シュマイザーさんには、昨日、ここボンでお会いし、巨大バイオテクノロジー企業モンサント社との英雄的な戦いについて、お話しいただきました。同社は世界最大のバイオテクノロジー企業の一つです。

パーシー・シュマイザー: 1998年に始まりました、モンサントが、妻と私に対する特許侵害訴訟なるものを起こし、彼らが遺伝子を変えたGMO、カナダではキャノーラと呼ぶものを、私たちが栽培していると非難したのです。それが発端でした。GMOは、北米には、1996年に導入されていますから、導入から二年後のことです。

エイミー・グッドマン: GMOとは何か、ご説明ください。

パーシー・シュマイザー: 遺伝子組み換え生物です。この場合、具体的には、他の生命体の遺伝子を取り出し、キャノーラに組み込んで、モンサントの除草剤ラウンドアップに耐えるようにしたのです。

エイミー・グッドマン: キャノーラとは何か、説明してください。

パーシー・シュマイザー:こちらではキャノーラと呼び、世界の大半の地域では、ナタネと呼でいます。キャノーラは油性作物で、主として食用油の製造に使われます。また、圧搾した後の油粕は、家畜の牛にも豚にも、良い餌になります。

エイミー・グッドマン: それが一体なぜ、あなたの土地に行き着くことになったのか、お話しください。

パーシー・シュマイザー: 私の隣人が、1997年に栽培しており、翌年、それがまさしく他家受粉したのです。しかし当時は、風で吹き飛ばされた種子や、農民が市場に、畑に、畑から穀物貯蔵所に運搬にする際に、汚染されたのだろうと思っていました。

エイミー・グッドマン: あなたが、それを購入しても、植えつけてもいないのなら、モンサントは、どうして、あなたがそれを使っているといって訴えられるのですか?

パーシー・シュマイザー:どの農家の畑に、どうやって入ったかは問題ではないと連中は主張し、私が申しあげた、他家受粉、種子の移動等々を明記しました。彼らは、その植物を耐性にする一つの遺伝子、キャノーラを農薬耐性にするものの特許を持っているのだから、彼らに植物の所有権があると言うのです。特許法のおかげで、その植物が、どのように畑に入り込もうと関係ないのです。連中は、農民の作物すべてを奪って、破産させられるのです。我々の場合、妻と私はキャノーラ種子の生産者で、病害対策の研究開発等を50年以上やってきました。我々がすべての研究を失ったのに、特許法ゆえに連中の所有物だと裁判所は命じたのです。

エイミー・グッドマン: モンサントが所有していると。

パーシー・シュマイザー: モンサントがそれを所有していると。

エイミー・グッドマン: 罰金はいくらでしたか?

パーシー・シュマイザー: 最初は、一エーカーあたりなにがしの罰金を要求していましたが、連中は妻と私に対し他の訴訟を起こし、結局100万ドルになりました。それで、我々は闘わざるを得なくなりました。それに加え、最高裁判所に行くまでの七年間に、別の訴訟もあり、連中はそれで私たちの農地をすべて没収しようとしたのです。我々は、弁護料を支払うため、農地を抵当にしていたので、我々を止められるよう、連中は農機具を丸ごと没収しようとしたのです。

エイミー・グッドマン: そして、何が起きたのかお話しください。あなたはこの権利をカナダ最高裁判所に訴えたのですね?

パーシー・シュマイザー: 全過程を経ました。下級裁判所、控訴裁判所等々を経て、とうとうカナダ最高裁判所まで行きました。下級裁判所では提出できず、最高裁判所で提出可能な他の問題があったのです。そもそも、農民の権利です。毎年、自分自身の種子を使って、改良する農民の権利です。特許に関してですが、基本的に、種子から生じるものすべて、高等な生命体に対して、特許は許されるべきではないと、我々は終始主張しています。これも基本問題の一つでした。最高裁判所に対して、我々は、生命は神聖だ。誰も、どの個人も企業も、生命を支配すべきではないと言ったのです。

カナダでは、アメリカ合州国でもそうだと思いますが、1867年と1869年の特許法は、遺伝子には何も触れていなかったことを想起する必要があります。当時、そうしたことは知られていませんでしたから。現在でさえ、こうした裁定は、すべて裁判所、裁判官の裁定です。最高裁判所で、モンサントの遺伝子特許が有効であると裁定したのも、4対5のスプリット判決だったことを指摘しておくべきでしょう。

エイミー・グッドマン: 裁判所の採決は、あなたに不利な、それとも、有利な?

パーシー・シュマイザー: 私に不利な裁決です。

エイミー・グッドマン: 最高裁判所でですね。

パーシー・シュマイザー: カナダ最高裁判所です。しかし、生物に対する特許の問題は、種子、植物への特許、農民の権利等々に関しての法規制を提出するには、カナダ議会にゆかねばならないとも言っていたのです。現在は、そういう状況です。

エイミー・グッドマン: それで、あなたに何が起きたのですか?

パーシー・シュマイザー: 実際、我々の勝利です。最高裁判所が、我々はモンサントに一切支払う必要がないと裁定したのですから。100万ドル支払えという訴訟、我々の土地と、農機具、我々の家等々を没収しようとした訴訟、連中が、我々に対して、何も懲罰的損害賠償金を課せられなかったということは、大勝利でした。

しかし、当時はそれで終わったと思っていたのです。我々は無知でした。約二年後、2005年、我々の畑の一つに気がついた、というか、我々の畑の一つがまたもや、モンサントのGMOに汚染されているように感じたのです。それで、モンサントに通知し、自分たちでテストをして、モンサントのGMOキャノーラが、またもや我々の畑にあることを確信したのです。我々はモンサントに通知しました。すると連中は、やってきて調べると言いました。我々はびっくりしました。そして実際、二日後、連中は来ました。七日後に、通知してきたのです。“そうです。それは我々のGMO、モンサントのナタネがお宅の畑に生えています。”連中は、この汚染をどうしたいと思っているのか問い合わせてきました。モンサントに、我々は、畑でカラシナの研究を始めるところだったので、200平方キロの農地の、あらゆるナタネ、モンサントGMOナタネ植物を手で抜きたいと言いました。連中はそうすることに合意しました。

ところが、そこには、並ならぬ条件があったのです。連中は、それを北米中の農民に押しつけていました。連中は言いました。まず第一に、あなた方は権利放棄書に署名しなければならない。この権利放棄書には、将来、われわれの土地を、あるいはこの農場を、彼らがどれほど汚染しようとも妻、私自身、あるいは我が一家の誰も、モンサントに対して裁判を、一生、決してしないとあったのです。そこで、我々は決して、署名などしないと言ったのです。

もう一つ、権利放棄書にあったのは、私たちの言論の自由が剥奪されるということでした。言い換えれば、和解の条件がどういうものだったか、我々は決して口外できなくなるのです。今朝、ここで、あなたとお話しすることさえできなかったでしょう。そこで、我々の言論の自由をあきらめるわけには行かないと連中に言ったのです。アメリカ合州国とカナダでは、非常に多くの人々が、言論の自由のために命を犠牲にしてきました。私たちは、言論の自由を、決して大企業に渡すつもりはありません。

モンサントは言ったのです。“この権利放棄書に署名しないのであれば、我々は問題の植物を除去しない。”モンサントのGMO植物です。我々はモンサントに言いました。隣人たちの助けをかりて汚染を除去する。すると、妻がモンサントから、実に不快な電子メールか、ファックスを受け取りました。そこにはこうありました。“あなた方の畑にあるGMO植物、モンサントのGMO植物は、あなた方の財産ではないことを、指摘させていただく。特許法により、それはモンサントの財産である。そこで、あなたは、植物に対して、あなたがしたいことを行うことはできない。”そこで我々はモンサントに通知しました。“我々はこの植物を我々がしたいようにする。我々の土地に生えているのだから我々の資産だ。我々は税金を支払い、土地を所有している。”そして、我々はその植物を除去しました。

エイミー・グッドマン: つまり、植物を除去するなと、彼らは、あなたを脅したのですね。

パーシー・シュマイザー: 植物を除去してはならない。それは連中の資産なのだから。我々は、その植物に、したいことを、することができない。連中がその特許を所有しているのだから。たとえ、それが我々の土地に生えていても、連中がそれを所有しているのです。そこで、隣人たちの助けを得て、我々は植物を除去しました。これは、実に異例のことです。我々は隣人達に、640カナダ・ドル支払い、我々はモンサントに請求書を送りました。するとモンサントは支払いを拒否しました。最終的に、更に一年、手紙をやりとりした後、モンサントは、もし我々がその書類に署名すれば、640ドル、プラス20ドルのコストを支払うと言ってきました。我々はそれを拒否しました。

2007年3月19日、あるいは08年でしたかは、決して忘れることができません。裁判の始めに、モンサントの弁護士が起立して言いました。“裁判官、私どもは支払います”それまでには“640ドルと、20ドルのコストを支払います。”という調停があったのです。しかし問題は、決して640ドルではないのです。もはや法的責任が問題なのです。もし、モンサントが、遺伝子の特許を持っていて、種子として、種子あるいは植物として、環境中の中に入れた際に、それを管理することが不可能なのであれば、彼らが有機農法の農民や普通の農民に与えた損害の責任は、連中にあるはずです。ですから、これは大勝利でした。これによって前例ができたので、もし農民が汚染されたら、農民は、損害に対する裁判所の救済命令を求めることができます。汚染損害が支払われるか、対処してもらえます。ですから、これは世界的なことです。ですから我々は満足しています、十年にわたる法廷闘争の後、that we finally企業、初めて、モンサントのような大企業に、10億ドル企業に、裁判所で640ドルの請求書。

エイミー・グッドマン: カナダ農民でライト・ライブリフッド受賞者のパーシー・シュマイザーさんの、モンサントとの戦いに関するお話です。すぐ話題に戻ります。

[休息]

エイミー・グッドマン: ライト・ライブリフッド賞受賞者の30周年記念で、ボンに来ています。約80人の受賞者がお集まりです。ライト・ライブリフッド賞受賞者、パーシー・シュマイザーさんとのインタビューに戻る前に、モンサントに二人が挑戦して以来、シュマイザーさんとルイーズ夫人が、繰り返し脅された様子を示した、ドキュメンタリー映画、「パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう」の一部をご覧頂きたいと思います。

ルイーズ・シュマイザー: 時として、恐ろしいこともありました。何が起きるかわかりません。

パーシー・シュマイザー: 電話がかかってきて、相手側の誰かが言うのです。“気を付けた方がいいぞ。連中はあんた方を許さないぞ。”とても恐ろしいことでした。私が不在の間に、妻に何かおきるのではないかと非常に懸念していました。

ルイーズ・シュマイザー: 連中が我々を監視する際、特に自宅で、我が家でも事務所でも、私たちのあらゆる行動や、土地を何に使っているかを、何日間もぶっ続けで監視したので、私はまるで自宅にいる囚人のような気分でした。

パーシー・シュマイザー: 我々を、財政的、心理的に打ちのめすため、連中はあらゆることをやりました。連中がやっていたことは、精神的にも、財政的にも、人を駄目にすることです。連中は実に冷酷です。彼らに倫理などありません。彼らには道徳などありません。それが本質です。

エイミー・グッドマン: ドキュメンタリー映画「パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう」の抜粋でした。昨日ボンで、パーシー・シュマイザーさんに、彼とルイーズ夫人と、モンサントの間の問題は、今どうなっているかをお話し頂きました。

パーシー・シュマイザー: モンサントとの戦いが終わったことを願っています。しかし、私は、世界中で、モンサントの特許に対する意識を高めつづけること、モンサントの特許だけでなく、バイエル、シンジェンタ、デュポンもですが、我々の種子や食糧供給の将来を支配する為に、連中の特許が一体何をしているのか、を広めようと思っています。GMOは決して、飢えた人々や、飢えた世界を食べさせるものではありません。農民に対する種子供給を支配するのが狙いです。それで、連中は世界の食糧供給を支配できるようになるのです。そこで我々がこの認識を世界中に広めているというわけです。

エイミー・グッドマン: パーシー・シュマイザーさん、今あなたはドイツのボンにおられて、ドイツ中を旅しておられます。実際、ドイツには法律、あなたの名前のつたい法律、シュマイザー法がありますね。

パーシー・シュマイザー: ウーン。

エイミー・グッドマン: こちらの人々もあなたの事件には大変に関心をお持ちです。シュマイザー法とは何ですか?

パーシー・シュマイザー: 基本的に、ドイツでは、もしも農民がモンサントのGMOで汚染された場合、モンサントは、それが何であれ、農民を追いかけて、作物を没収したり、あるいは裁判沙汰にしたりすることができないのです。

エイミー・グッドマン: ドイツでは、これはどれほど問題になっていますか?

パーシー・シュマイザー: 大きな問題です。北米でも、責任問題は、大問題になりましたから。その程度問題の一例をあげれば、北米では、GMOを栽培すると、農民は遺伝子保険に入れないのです。ですから、元に戻りますが、モンサントとの裁判所で最後の訴訟で、最初は最後の一つ前で、モンサントが言ったのですが、そもそも、もしGMOを栽培すれば、何らかの形で隣人を汚染するだろうことは分かっているのだから、汚染に責任があるのは農民なのです。その主張が、裁判所でうまく行かなくなると、政府規制当局が我々に販売して良いという許可をしたのだから、政府に汚染の責任があると、モンサントは言ったのです。それも通りませんでした。それで結局、モンサントは汚染除去費用を支払いました。

そこで、これは世界中で本当に大問題になりました、遺伝子の特許を持っていたとしても、その遺伝子を、生物の多様性を破壊し、有機農業の農民等を破産させるような環境中に解放する権利を与えるわけではありません。アメリカ合州国とカナダでも、有機農業は急速に伸びていますが、北米でよりも、ヨーロッパ諸国での方が、有機農業はずっと有力だと思うので、ヨーロッパで、より大問題になっていると思っています。

エイミー・グッドマン: パーシー・シュマイザーさん、あなたの土地が、おそらく、モンサントのGMO作物で、二度目の汚染にあったただろうことがわかったと言われましたね。なぜ、わかったのですか?

パーシー・シュマイザー: この200平方キロの土地を、お話した通り、我々はカラシナの研究に使っていたのです。その年には何の作物も栽培しませんでした。土地に対して、除草剤を使ったのですが、枯れないキャノーラがそこにあったのです。我々はその畑では、少なくとも十年は、キャノーラを栽培していません。一体どこから来たのでしょう? そして、我々はテストをしていました。隣人から、ラウンドアップ、モンサントの除草剤ラウンドアップを少しわけてもらい、それを十の植物に噴霧したのです。そして、これらの植物には印をつけておきました。約12日たっても枯れなかったので、モンサントが前回の裁判で、もしモンサントの除草剤ラウンドアップを噴霧しても枯れない植物があれば、それは彼らの遺伝子が入っているからだと言っていたので、何らかの、何かモンサントのグリホセート除草剤耐性物質が中に入っていることに気がついたのです。それで私たちはすぐに、モンサントの遺伝子、耐除草剤遺伝子、耐ラウンドアップ遺伝子が入っているのだろうと思ったのです。もしも農民が汚染されたと思ったら、モンサントに通知すべきだと彼らが言っていたので、我々はモンサントに来てくれと言ったのです。以前、裁判所で連中が言っていたことに基づいて、我々は行動したのです。

エイミー・グッドマン: 食べ物と農業に関するシュマイザー原理とは何でしょう?

パーシー・シュマイザー: まず第一に、あらゆる人が、食べ物や、それを生産する権利を持つべきであり、第二に、自然体系は体に良い食品が生産できるよう保護されるべきなのです。人は安全で、栄養のある食品に対する権利を持っているのです。各国が食糧輸入を管理するのを規制する法規があってはなりません。そして、誰でも、食べ物がどのように生産されているのかに関する情報を知る権利があるのです。地域は自分達の農業を規制する権利を持つべきです。現地生産、現地消費が奨励されるべきです。つまり、いわば、地消や地産によって、北米では多くの人々にとって、そうなってしまっていますが、何千キロも運搬するのに必要なエネルギーや燃料が節約できるのです。種子は共有財産です。そこで、種子の将来に対する権利は、誰も持つべきではないと我々は強く思っているのです。また、いかなる形態も、生命のいかなる形態も特許対象になるべきではありません。ターミネーター種子は世界的に禁止されるべきです。我々にとって、地球上、これまで有った中で、生命に対する最も深刻な攻撃なのですから、ターミネーター種子は決して導入されてはならない、というはっきりした意見を持っています。種子が将来発芽するのを終わらせてしまう遺伝子を市場に出したのは、出そうとしたのは、世界の種子供給を完全に支配できるようにしたかったためなのですから。

エイミー・グッドマン: ターミネーター種子というのはどういうものか説明ください。

パーシー・シュマイザー: ターミネーター遺伝子とは、基本的に、簡単に言えば、種子の中に入れられた遺伝子です。種子が植物となった時、その植物の種子は全て発芽しません。ですから、それは翌年種子として使えません。ターミネーター遺伝子は、在来の作物、先祖伝来の作物と他家交配しかねず、そのようにして他家交配した植物の種子も、発芽しなくなるという危険性もあるのです。それは将来の生命の終わり(ターミネーション)です。

エイミー・グッドマン: それは、農民に、毎年、種子の購入を強いるのですね。毎年使えるように、種子を保存しておくのではなくって。

パーシー・シュマイザー: その通りです。地球上、これまであったものの中で、生命に対する最大の攻撃で、生命の将来を終わらせてしまうと我々は主張しているのです。農民は、園芸家であれ、植林業であれ、穀物生産者であり、毎年、種子を購入するよう強いられるのです。

そして、もう一つ、農民の種子交換の自由は保護されるべきです。この理由の一つは、種子産業では、我々の用語ですが、「一つのフリーサイズ手袋が全員に合うわけではない」のです。妻と私は我々の土地の気候と土壌条件にあった種子や植物を開発してきました。しかし、もし、我々が、モンタナや、隣の州や、300キロ先に移れば、気候条件かは変わります。土壌条件も変わります。それが、農民が常に自分たちの土地条件に適した種子を開発し、栽培する権利を持っているべき理由なのです。種子と植物の生物学的多様性を我々が活用してゆくのですから、それは決して奪い取られてはなりません。農民は、土地に対する権利と、遺伝子に汚染されない権利を持っているべきです。

エミー・グッドマン: これらの原則はどこまで広められたでしょうか? 世界で、自営農民は押され気味なのか、優勢なのか、どうお考えでしょう? つまり、モンサントは勢力をましているのですか、失っているのですか?

パーシー・シュマイザー: それにお答えする為には、1996年に導入された、四種の作物、メイズ、つまりトウモロコシ、大豆、綿、特にカナダではキャノーラ、is that it would be非常に困難to find方法?科学者達は、環境からGMOを回収することができるかどうか分からないと言っています。解決することは可能でしょうか? 関心を持つ人々が増えていますから、私は可能だろうと思います。連中が、GMO小麦、GMO米、GMOアルファルファを導入しようとした時には、既に導入された4種類による損害を目にしているのですから、これ以上のGMOは導入すべきではないという、両国の人々による大きな批判があがりました。このことが重要な理由は、それなのです。私たちが現在していることが、今後の何世代もの種子に、世界の種子と食糧供給の支配に影響するのです。

エイミー・グッドマン: 最後に、あなたは、現在、世界中を旅しておられます。あなたは、67年から71年までサスカチュワン議会の議員でしたね。地元サスカチュワンのブルノ市長をされました。旅行は多くされていますか? この対モンサント訴訟の後、種子のように、どれだけこの知識を世界中に普及してこられましたか?

パーシー・シュマイザー: 全ての招待を受ければ、おそらく常時旅行することになるでしょう。一例をあげれば、昨年は、おそらく十ヶ月はサスカチュワンを離れ、南極を除く全ての大陸を巡り、この情報と意識についてお話しました。我々の年になって、我々はもう定年ですから、それが我々が最後にできることだと思ったのです。理由の一つには we look at it is ?既にお話したように、これからの世代。妻と私には孫が15人、曾孫が3人います。どのような未来を彼らに残すことができるかを考えるのです。もう一つ、カナダの大学における研究に対し、大企業から、どれほどの資金援助が入っているかについて、我々は非常に関心を持っています? カナダの大学や、アメリカ合州国の土地を付与された大学に、もし資金援助が行われたならば、カナダの大学を、どこまで大企業が支配してしまうかがわかるので、これは実に脅威です。将来はどうなるでしょう? 妻と私の孫6人が、現在大学に通っています。学問の自由が支配されてしまったら、将来は一体どうなるでしょう? そうな風にさせたくはありません。科学者は、自分で開発、発見した研究成果を、自由に表現し、発表するべきなのです。

エイミー・グッドマン: モンサントはあなた方にあえて再対決しようとしましたか?

パーシー・シュマイザー: 連中は私たちを何度も脅しました。

エイミー・グッドマン: どのように脅したのですか?

パーシー・シュマイザー: 例をあげましょう。妻と私が南アフリカ、ケープタウンの国会で話をして、国会から外に出ると、モンサント社のヨハネスブルグ営業担当の一人が我々とばったり鉢合わせしたのです。彼は、かっとなって、妻と私に向かって言ったのです。我々の目の前で、拳を振り回して言いました。“モンサントに立ち向かえるやつなどいない。許さないからな。どうにかして、いつか二人とも破滅させてやる。”妻が受ける電話にはこういうのもあります。“気をつけたほうがいいぞ。お前たちを許さないぞ。”連中は我々の私道に入り込み、妻がすることの一部始終を一日中監視するのです。我々をおじけづかせようとして、恐怖で縮み上がらせようとして、連中の車を私たちの農地脇に止め、終日監視するのです。

エイミー・グッドマン: あなたは一体なぜ活動が続けられるのでしょう?

パーシー・シュマイザー: 世界中の農民の権利のために立ち上がるべきだと感じているからです。私は、終生、農業に従事し、農業政策や法律のために働いてきました。農民は、種子や植物に対する権利を、どんなことがあっても、決して失ってはならないと思っています。もしも、権利を失ってしまえば、奴隷制度に戻ってしまいます。封建制度に戻ってしまいます。我々の祖先達は、祖父達は、大昔、それから逃れるため、ヨーロッパの国々を後にしたのです。100年もしないうちに、あるいは100年で、一巡して元に戻って、王様や封建領主や貴族のかわりに、今度は、大企業が支配するのです。

エイミー・グッドマン: パーシー・シュマイザーさん、ご出演有り難うございます。

パーシー・シュマイザー: 有り難うございます。素晴らしい陽の光のもと、今朝ご一緒できたことを嬉しく思います。

エイミー・グッドマン: ライト・ライブリフッド受賞者のカナダ農民、パーシー・シュマイザーさんでした。

日本語字幕つき放送、デモクラシー・ナウ・ジャパンで見られる。26分
記事の英語原文url:www.democracynow.org/2010/9/17/percy_schmeiser_vs_monsanto_the_story

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この部分は、2011/7/8追記
デモクラシー・ナウ!に、ニュースレターがあるとは知らずにいた。スクリプト翻訳が配信されている。是非、ご講読の上、本物の翻訳をお読み頂きたい。

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上記記事、ニュースレターで配信済みだった。(恥ずかしながら未講読。)
第38号(2011.3.21) カナダの農民 巨大企業に挑む(2010.9.17放送)

映画の原題は「Percy Schmeiser: David versus Monsanto(パーシー・シュマイザー:ダビデ

貧困すぎる日本の対策

2020年02月22日 | 犯罪
政府の方針はといえば、職業訓練場に通う費用の半額を負担するだけ。半年や1年訓練所に通うときは全くの無給。蓄えのない若者がそこに通えるわけがない。
(せめてアメリカの州立大学のように、訓練中だけでも、奨学金的な無利子の援助金を貸すようにすべきだ)

さらにひどいことには、中高年や失業給付を受けていないより多くの人々にはそんなチャンスさえ与えられない。
それどころか最近は入学や講習の年齢制限が35歳以下と・・ますます年齢差別がひどくなっているという有様だ。

求人での年齢差別の上に、これだから、国民の大多数の中高年や経済的に余裕のない若者は野垂れ死にしろ!というような「チャンレンジ政策」と言うしかない。

タイトルの番組の中でとくに印象に残ったのはー
故郷北海道釧路での取り組みだった。
不況のために、求人がほとんど無いので、とりあえずは行政からの補助金でボランティア施設等にまず従事してもらって・・しかし、それを精神的等で援助する側の月給が10万円でアルバイトなしには生活できないという涙なしには見られない映像だった。

これが、貧困すぎる日本の中で、もっとも先進的な試みをやってる福祉の現場なのだという。

それに較べると、日本以上に健康保険等のセイフティネットが皆無で社会福祉が立ち遅れているアメリカのとある州の取り組みは素晴らしいものだった。

インターネット関連企業が人件費の安いインドや中国に移転する中で、バイオテクノロジー関連会社を約100社ほど誘致して、そこで明日にでも就業可能な人材育成をするバイオ技術専門の学校を設立。

職のない若者や中高年齢者、母子世帯の女性などを教育して、雇わせることに成功している。
最先端の会社の最新の機械を即買って、すぐ明日にでも、即戦力として働けるような配慮などはいかにもアメリカ的だなと感心した。

 州の予算を130億円使ったが、1200億円の金が税金として州に入ってきた・・と担当者が胸をはって述べているのが印象的だった。

 イギリスの場合はより徹底していて、貧困者の子供がまた貧困者になってしまうという「貧困の連鎖」を断ち切るために、町でぶらぶら遊んでいる若者をつかまえてきて、徹底した職業訓練をさせる、もちろん全部無料で。
生活費も支給して。

敗者復活からの道をたたれて・・以前は、犯罪や麻薬に走っていた若者の目がキラキラと輝いていた。

 リポーターの女性は、それにくらべて日本の対策はあまりにも貧弱すぎて、これでは全く解決にはならないと嘆いていた。

政府を擁護し市中感染の拡大と放置を公認する御用医師の言説と錯誤 世に倦む日日

2020年02月22日 | 犯罪
米国CDCが19日に日本への渡航注意勧告を出した。米CNBCで専門家が「日本は感染急拡大の瀬戸際にあり、大規模流行へと発展するかもしれない」と警戒感を示している。タイ政府は日本への渡航自粛を国民に呼びかけた。日本の感染状況の悪化は明らかで、世界から注意の視線が向けられ、次第に日本が世界から隔離される構図になりつつある。だが、日本国内に危機感は全くない。

正直、これが5か月後に五輪開幕を控えた国なのかと不思議に感じる。例えば、仮定として、7月に天津や成都で五輪を開くなどという図があり得るだろうか。IOCはすぐに対応を協議し、延期や中止や代替地案を検討するだろう。日本の中では誰も言わないが、日本国内の新型コロナウィルスの感染状況は北京や上海と同じ程度であり、山東省や四川省とほぼ同レベルと考えていい。現在、日本は死者3名。人口1億人の山東省は死者4名、人口8110万人の四川省は死者3名である。



政府を擁護し市中感染の拡大と放置を公認する御用医師の言説と錯誤_c0315619_16580628.png東京の感染度は北京や上海と変わらない。日本は検査をしていないから感染者が発覚せず、感染者数が1桁も2桁も小さく押さえられているだけで、死者数や重症者数を見れば湖北省を除く中国国内一般の環境と同じなのだ。北京や上海の場合は、当局が徹底的にヒトの移動と接触を止め、感染の連鎖を止める強硬措置を講じていて、そのため感染者数の伸びと勢いは鈍っている。一方、東京は満員電車も通常のままで、集会もイベントも宴会も禁止されず、政府の人間がマスク姿で登場することもない。濃厚接触だらけの日常空間が続き、ウィルスにとって自由に増殖できる環境がある。北京や上海ではサスペクトに対して厳重な監視の目が光り、報奨金のインセンティブが出て、サスペクトはすぐ捕捉されて検査に送られ、陽性反応者は隔離される。市民社会が密告する形で感染者が探し出され、ヒトの体内のウィルスを根絶する取り組みが行われている。


政府を擁護し市中感染の拡大と放置を公認する御用医師の言説と錯誤_c0315619_17002943.pngIOCの責任者の立場になって考えたとき、東京五輪をそのまま開催するかどうかは、3月の状況を見て4月中に判断を出さざるを得ないだろう。5月に決めるタイミングでは遅すぎる。日本国内でこのまま感染が広がり続け、3月初旬に感染者数が4桁になり、蔓延が止まらない趨勢になれば、各国の五輪委や競技団体から異議が上がり、東京五輪の延期中止の要請となるだろう。

東京に選手団と応援団を派遣するのはリスクが高すぎる。現時点で、東京五輪が開催できるかどうかは五分五分ではないだろうか。日本の政府も野党もマスコミも、このウィルスの感染力を見くびっているようにしか思えない。日本のマスコミ報道は、中国の対策をヒステリックな過剰防衛のように見せ、民度の低い社会と国家が冷静さを失って錯乱しているように映し出している。彼らが犠牲を払いながら、科学的・疫学的に最も合理的な対応をしている事実を正しく伝えていない。蔑視し揶揄している。


政府を擁護し市中感染の拡大と放置を公認する御用医師の言説と錯誤_c0315619_17133104.png今週のマスコミ報道では、政府が出した「目安」を擁護する専門家の言説ばかりが溢れかえった。37.5度の熱でも4日間自宅で待機し、病院には行かず、相談センターに電話をかけて指示を仰げという政府の新対策。その「目安縛り」を国民に納得させ、受け入れさせる言説の刷り込みである。ナビタスクリニックの久住英二もそうだし、亀田総合病院の大澤良介もそうだ。東北医科薬科大学の賀来満夫もそうだ。

これらの御用諸医師の解説と提案は共通している。クルーズ船の乗客を再検査せずに下船させた政府の措置は正しいと言い、もう感染が市中に広がっているから、乗客が市中で自由行動しても同じだと言う。クルーズ船の乗員乗客を最初に全員検査しなかった問題についても、当時は検査能力が不足していたから仕方ないと言って政府を擁護する。「目安縛り」の対応についても、今後は重症者のみに医療サービスを集中すべきで、8割は軽症で済むのだから放っとけと言う。


政府を擁護し市中感染の拡大と放置を公認する御用医師の言説と錯誤_c0315619_17090188.png何から何まで政府の措置を正当化する。厚労省(と言うより医師会と麻生太郎と菅義偉)の代弁をするためにテレビに出ている。だが、彼らの議論は根本的に間違っている。もし日本の医療機関が、発症して重症になった者だけのケアにフォーカスし、それ以外のサスペクトに無頓着になって放置したら、市中感染の進行を止めることはできず、連鎖が拡大する一方で、日本が湖北省化するのを避けられなくなるではないか。

この新型コロナウィルスの感染力をもってすれば、1億2000万人が住む狭い日本など、あっと言う間に湖北省と同じウィルス蔓延地帯になってしまう。地方の基幹病院が次々と閉鎖に追い込まれ、地域の医療体制が静かに崩壊し、この感染症以外の病人の行き場がなくなってしまう。久住英二や大澤良介の話は論理的に間違っていて、そのような「専門家」の説に頷いてもいけないし、公共の電波で流すべき議論でもないのだ。プルトニウムは飲んでも安心と言った大橋弘忠の暴論と同じだ。


政府を擁護し市中感染の拡大と放置を公認する御用医師の言説と錯誤_c0315619_16492761.png御用医師たちの言い分を視聴者がつい認めてしまうのは、感染しても症状は軽く自力で治せ、病院に行っても有効な治療薬がないからというレトリックに肯いてしまうからである。だが、そこは違う。欺されてはいけない。検査を受けて陽性になった者が隔離されれば、感染はそこで止まる。逆に、自宅で治せば家族が感染し、家族が新たに市中でウィルスを撒き散らす。自分は治っても他の者が感染する。ネズミ算的に感染が繋がって増える。その点がこの言説の欺瞞と陥穽の部分だ。

軽症で治って完結するわけではない。個人は体内に抗体生成して治癒できても、感染は遮断できず社会は武漢化する。いったい、久住英二たちは何を狙っているのだろう。動機と背景は何なのか。久住英二や大澤良介の言う「もう市中で広がっているから」という言い分は、市中感染の拡大と放置を「公認」するきわめて無責任な「専門家」の口上だ。止める必要はないのかと言いたい。結局、まともなことを言っているのは玉川徹だけであり、問題を真剣に考えて正しい対処を提起しているのは、玉川徹と上昌広とモーニングショーに登場する専門家だけである。

玉川徹が唱えるとおり、PCR検査を一般の病院で普通にできるようにすることこそが、収束と解決への喫緊の課題だ。国家予算を積極的に講じての、検査体制と医療体制の大胆かつ早急な拡充こそが急務であり、その方向に国民世論を収斂させなくてはいけない。病院の医師は防備を万全にして患者を受け付け、まずレントゲンとCTで肺を検査し、肺炎の兆候がないかを調べ、同時にPCR検査を実施すればいいのだ。そして、陽性の場合はただちに保健所に連絡して隔離処置すればよく、隔離施設を自治体の健康保険局と地域の医療ネットワークで確保すればよいのだ。厚労省が十分な資金をサポートして、必要分の隔離療養施設(サナトリウム)を用意すればよいのだ。何から何まで上昌広の言い分が正しい。

by yoniumuhibi | 2020-02-21 23:30 | Comments(5)
Commented by カプリコン at 2020-02-21 21:15 x
学校では、基本的に保護者からの連絡で37度以上の熱があるお子さんは、学校を休み通院をするようにお願いしています(登校後具合が悪いお子さんも37度以上の発熱や腹痛等がある場合は早退させています)。また、インフルエンザや感染性胃腸炎などの症状が疑われる場合は、通院を必ず保護者に勧め、感染性の病気だった場合は、学校への連絡も必ずしてもらっています。全職員で共通理解しています。
今まで、勤務した学校では大体同じような対応をしています。
37.5度以上の熱は、大人だとかなり高いですよね。私も37.5度でインフルエンザBの診断を受けたことがあります。学校って、すぐ、感染性の病気は流行するので児童が罹患すると大体担任にも感染する場合が多いです。
今回の肺炎も学校で広まったら大変なことになると思います。

もう、どこにも出掛ける気になりません。岩手にも観光地たくさんあるので、いつ、新型肺炎の患者がら現れても不思議ではありません。平泉、東北新幹線、花巻温泉等々。怖いです。

新聞もテレビも震災の時以上に真実を伝えたくなってきていることを感じます。
仕事をしているのでモーニングショー残念がら見ることが出来ないです。貴重な情報いつもありがとうございます。

Commented by さくら at 2020-02-22 01:52 x
今は、日本が敗戦し滅びかけた理由が実体験として理解できます。倫理が失なわれて、政府が完全に腐り、まともな判断が行われなくなっている。この状態なら滅びない方がおかしい。こういう事だったんですね。恐ろしいです。

Commented by もあん at 2020-02-22 08:45 x
いつも感銘を受けながら拝読しています。新聞の見出しを見ると、コロナウイルス、桜を見る会、児童虐待と、あえてこの言葉を使うならば「どこの後進国のできごとか」と思ってしまいます。そういう後進国が先進国の仲間入りをするために「オリンピック」ということでしょうか。池田勇人が泣いています。

Commented by あらん at 2020-02-22 11:44 x
自民党党大会延期になりました。このブログでも、解散総選挙の時期を何度か論じられていました。今となっては、1月中旬くらいにとっとと選挙するのがあれにとってはベストでしたよね。大勝はできなかったでしょうが。
あれがやらなかった理由はわかりませんが、桜を見る会の非難を気にしていたのでしょうか。
皇族が参加する予定だった中曽根のセレモニーも、無期限延期になりました。
建築エコノミストの森山さんが言っておられますが、もう東京五輪は無理だと。

秋篠宮の息子は1月下旬から学校を休んでいますし、皇居の行事はいちはやく中止が決まりましたし、自民党党大会・中曽根の行事は無期限延期だし、こう並べてみると、この状況で五輪など無理に決まっていますね。
実質的に、国家の中枢は閉鎖されているも同然です。

Commented by あらん at 2020-02-22 12:39 x
あれは油断ができませんが、4選が亡くなった場合、MVPは岩田健太郎医師ですね。もっとも岩田先生は、野党にコミットしているわけでもありません。
地味に仁坂知事の動きも、大きいでしょうね。知事が会見して、検査をすると言い、実際に和歌山からは感染者が次々に出てきた。そして、よその知事も、感染者が出てきたら、記者会見するようになってきた。そうなると、安倍晋三が霞みますよ。

問題点は多々ありますけどね。有田病院で1月下旬に外科の手術を受けた30代のトラック運転手が、手術後お仕事で高速に乗ってあちこちへ行った。当然SAで休息もとっておられる。
で、症状が出てきたので検査してほしいと言っても、濃厚接触者の範疇に入らないから断られたとか。

渡部通信 : ジョン・ロック「法が終わるところ、暴政が始まる」

2020年02月22日 | 犯罪
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、
・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」
の渡部です。
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前回のメールでは、安倍政権の暴政が尽きないことを述べ、
ロックの『統治二論』からそれに関する記述を紹介した。
その中で、ロックは、「法が終わるところ、暴政が始まる」と述べ、
「社会のそもそもの指名によって権威を与えられていないのに、
新しい法を導入したり、古い法を覆したりする者は誰でも、
それによって法が作られた権力を否認し、転覆させ、
新しい立法部を樹立することになるのであろう」と述べていた。

しかし、現在暴政を続ける安倍政権はなかなか倒れない。
「こんなにでたらめばかりしているのにどうして倒れないのだろう」
という声もよく聞く。
そして日本の人々に対して悲観論に陥る人もいる。

この問題について、ロックは前回紹介した最後の文章の後に、
次のように述べている。
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第二に私は、そうした革命が、公的なことがらに関する
些細な不手際があるたびごとに起こることはないと答えよう。
支配者の側に大きな失政があっても、多くの不正かつ不都合
な法があっても、人間の弱さに由来するどんな過失があっても、
人民は、反抗もせず、不平も言わずに耐え忍ぶであろう。
しかし、長く続く一連の悪政、言い逃れ、策謀がすべて
同じ方向を辿っているために、その意図が人民の目に
明らかになり、人民が、自分たちがどんな状態の下に
置かれているかを悟らざるをえなくなった場合、
人民が自ら決起し、統治が最初に設立されたときの目的を
自分たちのために保証してくれる人々の手に
支配権を移そうとすることは決して不思議ではないのである。
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これがピューリタン革命(1642)と名誉革命(1688)の
動乱期を生き抜いたジョン・ロック(1632~1704)の見解である。

また、ロックはその後の所で、
抵抗の仕方についての貴重な見解を述べているので、
それも紹介しておきたい。
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攻撃に対して、一撃を受け止めるための盾だけをもって
立ち向かったり、剣を手にすることなく、
攻撃者の自信と力とを低下させるための何かもっと
丁重な姿勢で立ち向かったりする者は、
たちまちのうちにその抵抗に行き詰ってしまうであろうし、
また、そんな防衛ではもっとひどい扱いを招くのが落ち
だということに気づくであろう。
これは、ユヴェナーリス(ローマの風刺詩人:渡部注)
が馬鹿げた戦いの仕方だと考えた
「お前が殴るなら、いくらでも殴られてやるさ」
と同様に、抵抗の馬鹿げた方法である。
そして、そのような戦いの結果は、彼〔ユヴェナーリス〕がそこで
次のように描いたのと間違いなく同じものになることはであろう。
  あわれな男の自由とはこんなもの。
  さんざん殴られ、打ちのめされて、
  わずかでも歯のあるうちに帰してくださいと、
  ただ平伏して哀願する。
人が殴り返すことは許されないというような
想像上の抵抗の行き着く先は、いつもこんなものであろう。
従って、抵抗を許される者は、殴ることも許されなければならない。
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そしてロックは最後に、革命が勝利した後にはどうなるかについて
以下のように述べ、この書を結んでいる。
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そして、人民は、至高の存在として行動する権利を手にし、
立法権を自分たちのうちに置き続けるか、
新しい形態の統治を打ち立てるか、
それとも、古い形態の統治の下でそれを新たな人々に委ねるかを、
自分たちがよいと考えるところに従って
決定する権利をもつことになるのである。
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人類は、歴史の中で多くのことを学んできた。
今から330年も前に書かれたロックのこの書もまた、
現代に生きる私たちに色々なことを教えてくれる。

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【五輪への子どもたちの強制動員に反対する都教委要請行動】
     (主催:都教委包囲首都圏ネットワーク)
<日時> 2月28日(金)16:00~
<集合時間・場所:15:30 ・都庁第一庁舎1階ロビー>
 *要請文などがありましたら持参してください
 **要請会場が未定の場合は、直接都教委(第二庁舎16階)に行きます。
<連絡先(当日も)> 080-5672-1735(渡部)
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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(このメールはご迷惑を承知で多くの方々に発信します。
ご迷惑な方は止めますのでご連絡ください。)
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