アメリカの有力マスコミが、コラムニストの表題の記事を乗っけていた。記事で、次のように言っている、「昨年3月、つまり英国が国民投票で欧州連合離脱を決める3カ月前、当時のキャメロン首相は、英紙デイリー・メールのオーナーであるロザミア卿に対し、同紙のポール・デイカー編集長を解雇するよう要求した。
ロザミア卿は欧州連合(EU)残留を支持していたが、デイリー・メールは当時も今も、国内で最も熱心なEU離脱派である。そして今でも、報道界では並ぶもののない最も強力な組織であり、「英国を支配する新聞」なのだ。
更に、デイカー氏は、今なお疲れを知らない仕事中毒の68歳。信仰復興主義の牧師が信徒たちに接するように、信念と才能をもって自国に向き合う、昔ながらの新聞人の流れを汲む最後の1人である。情熱と、正しさ(right)に対する至高の感性を持っている。デイカー氏は、政治的な意味でも「右(right)」である。左翼を嫌悪し、インテリと文化的主流派を構成する、英国議会の優越性を深く信じるリベラルたちを何よりも軽蔑している。仮に彼が引退することがあれば、その力を誰かに引き継ぐことはできない。その理由は、デイカー氏が性格の点でも清廉潔白さの点でも、まねできないというだけではない。新聞ビジネスという長年続いてきたドラマがまもなく終わろうとしているからだ。」
上の最後の文節が、従来の新聞紙を筆頭とするマスコミの有害さを簡潔に述べている。数十年前にタブロイド版新聞紙を普及させるという功績をあげてそれで、高齢になった今も責任ある編集長に居座り続けている。インターネットが爆発的に普及し始めたのは、Windows95とIE01の出現であり、その後現在までの20年で、大勢の人々の労力で予想もつかない変化をしてきている。電子メールはインターネットの一部になっているが、インターネットの歴史より10年くらい年よりで、出てきた当初は、個人攻撃やあることないことをばかすかメールで流せるので、電子メール有害論がかなりあったが、いまや、電子メールが、民主主義の脅威であるなんて言う評論家はいない。SNSもメールと同じで、中立無色のインフラである。このコラムニストはデイカー氏を絶賛しているが、デイカー氏はいまや、労害の最たることを証明してしまった。英紙デイリー・メールは若い編集者の進出を阻止しているとしか思えない。
そもそも、イギリスは階級社会で、新聞も、、新聞も高級紙と大衆紙に分かれている。
ABC「国際組織ABC Audit Bureau of Circulations(部数公査機構)」の調査によると、2011年1月の調査だが、発行部数1位は大衆紙の「The Sun(ザ・サン)」で300万部。2位は高級紙「Daily Mail(デイリー・メール)」で213万部、3位は労働者階級や中流階級の味方ともいえる「Daily Mirror(デイリー・ミラー)」で119万部となっている。
英国を斜陽国に導いている責任の一端にデイリー・メールがあるのは明らか。そういう新聞の老編集者を持ち上げるとは、馬鹿としか言いようがない。日本の大新聞社の老元編集長の労害が言われて久しい。従来の新聞紙は、無視すべきだと思う。
SNSが民主主義の弊害と言うなら、えせ民主主義者も、SNSで、自分の意見を堂々と言うべきである。SNSの多くは、どれも、億以上の利用者がいるから、従来の新聞紙での主張はいまや誰も読まない。読むのは、えせ良識派を自負する労害撒き散らす老人である。
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