TVでも、タピオカの次はわらび餅と放映していたが、その結論を厖大なSNSに乗せられている厖大な書き込みから推論したAIソフトと開発会社をForbesが紹介していた。
「CINC(シンク)」と言う会社で、同社が開発した感情分析AIでは、人の気持ちを分析する上で欠かせない6つの感情「怒り」「恐れ」「好き」「喜び」「悲しみ」と、判定が困難な「中立」をテキストの内容から判断する。
このAIを使うことで、日本語の微妙なニュアンスもしっかりカテゴライズしてくれる。微妙なニュアンスとは、例えば「これ、美味しくない」と「これ、美味しくない?」。同じ言葉を使っていて一方はネガティブな意見を持った否定形で、もう一方はポジティブな同意を求める疑問形。これまでのAIだとここの判断が難しいのだが、今回開発したAIでは、語尾に「?」がつくことで「おいしい」、つまりポジティブな感情であることを理解する。これはあくまで一例だが、ここまでテクノロジーが進化すると、「この領域の分析をAIに任せる」という選択肢も出てくる。
同社がAIを開発する動機は、マーケティング・コンサルを事業とする同社が、この分野で成功するには、「消費者の声」をいかに収集するかにある。これがないと正確なマーケティング判断ができないからだ。
タピオカの後に待っているのは「わらび餅」「ナタデココ」かもしれないと言う推論は、SNS、Twitter上の投稿をAIソフトで、6つの感情で分類してくれる。
詳細は、企業秘密の様で、Forbesでは述べられていない。ただ、SNSの厖大な投稿を、6つの感情で、分類し、そこから、結論を導き出すAIは、CINCが初めてだろう。