先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

中国が覇権を狙う「ABCD」と5G

2020年01月26日 17時13分22秒 | 日記

 

時事通信社がコラム【コメントライナー】で、『中国が覇権を狙う先端技術「ABCD+5G」とは』と言う解説をしていた。こうなると、売上30兆円のトヨタや、売上も11兆円もある世界一の電話会社NTTはABCD分野でも大貢献をして貰いたいところ。

以下、時事通信社の解説:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

◆中国ビジネス研究所代表・沈 才彬◆

人工知能(AI)による顔認証システムと連動したメガネ型情報端末を使用する中国の警官(中国・鄭州市)

 
 過日、北京の友人と中国のイノベーションについて意見交換した際、「ABCD技術+5Gは特に要注目」という助言を受けた。

 「ABCD技術」とは人工知能(AI)、ブロックチェーン(Blockchain)、クラウド(Cloud)、デジタル(Digital)人民元のことで、5Gは新通信規格だ。

 ◇習主席が大号令

 いずれも次世代の中核技術であり、これら分野における米中技術覇権の争いは、ますます熾烈(しれつ)さを増している。

 AIにおいて、中国は既に米国と肩を並べる世界のトップランナーだ。顔認証技術では、世界上位5社に中国企業が3社を占める。

 Cのクラウド技術で、アリババはアマゾン、グーグルとともに、世界の最先端を走る。

 5G技術については、ファーウェイ(華為技術)が欧米企業を圧倒し、独走している。

 次にBのブロックチェーンとDのデジタル人民元に焦点を当てると、昨年10月24日、中国共産党政治局の第18回学習会が開催された。テーマは「ブロックチェーン技術発展の現状と行方」、講師は浙江大学教授の陳純氏だ。

 政治局学習会は、胡錦濤時代に始まったもので、年8~10回開かれる。中国の抱える緊急課題、長期ビジョン、世界最新情勢の三つがメインテーマ。

 特定技術に関する勉強会は、今回が初めてで、異例と言わざるを得ない。習近平国家主席は総括発言の中で、「ブロックチェーンを核心的技術の自主的イノベーションの突破口と位置づけ、その発展を加速せよ」と大号令をかけた。

 ◇技術の囲い込み

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5G技術ではファーウェイが独走しているといわれる【AFP時事】
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5G技術ではファーウェイが独走しているといわれる【AFP時事】

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ブロックチェーンは、分散型台帳のこと。ネット上の複数のコンピューターで取引記録を共有し、互いに監視し合うデータ管理技術だ。過去データの書き換えは事実上、不可能で、改ざんリスクが低い。

 「インターネット以来の発明」とされ、既にデジタル金融や物流など基盤インフラへの応用が進んでいる。

 先行すれば、新サービスや国際金融市場で優位に立つ可能性が高い。習近平政権は技術の囲い込みを強め、まさにこの分野の覇権を狙っている。

 政治局学習会2日後の10月26日、ブロックチェーンのシステム構築に欠かせない「暗号法」が全人代で可決された。

 さらに2日後の28日、中国国際経済交流センター副理事長の黄奇帆氏は講演で、中国人民銀行が「世界で初めてデジタル通貨を発行する中央銀行になる可能性がある」と述べ、その発行にブロックチェーン技術を利用する考えを初めて示した。

 ◇デジタル人民元

デジタル人民元を発行すれば、国内のさまざまなカネの流れを管理し、マネーロンダリング(資金洗浄)を防ぎ、脱税などの抑止につなげる一方、国際的には米ドルの通貨覇権に挑戦する思惑もある。

 現在、世界で最も多く使われる通貨は米ドルで、国際決済に占める割合は4割強。人民元はわずか2%に過ぎない。

 既存の仕組みでは、ドルでの取引には必ず米国の銀行を経由する必要がある。しかし、デジタル人民元を使えば、米国の銀行を通さずに素早く取引を行うことができる。

 将来的には、新興国などでも広く使われ、ドル覇権を脅かす可能性が出てくる。


意外に、Facebook,Amazonは基礎科学も重視している!

2020年01月26日 05時35分28秒 | 日記

 

日経XTECHと言う技術誌が、標題の解説をしていた。

 

一方、2018年の各社の研究開発費の推計は、Amazonが226億米ドル、Alphabetが162億米ドル、Appleが116億米ドル、Facebookが78億米ドル。また、Microsoftは123億米ドル、トヨタ自動車は100億米ドル。Amazonやトヨタ自動車の研究開発費はFacebookを上回っているが、科学論文の本数では逆にFacebookの方がはるかに大きい。この理由は、FacebookやAlphabetは、生命科学や天文学などの色々な分野の研究を行っている事によると思われる。

実際、Alphabetでは量子コンピューター(Quantum Computers)、脳(Brain)、リモートセンシング(Remote Sensing)などの研究開発を行っているし、Facebookではマーケティング(Marketing)、教育(Education)、タンパク質(Proteins)などのビジネスや社会科学、生命科学などに関する多様な論文が見られる。

更には、ゲーム理論(Game Theory)というキーワードは、両社に共通して抽出されました。情報技術からやや離れた分野であるにも関わらず、両社が共に研究投資しているということは、学際的に重要な研究トピックとみなされている可能性が考えられます。

日本の超大企業は、直接事業と結びつかないテーマは手掛けていない。これがまた、技術者や研究者を刺激していないのでは?


2次電池の開発進んでいて、Li電池は終わり?

2020年01月26日 04時08分07秒 | 日記

Li電池、電極開発などで、進化しているが、小容量ではスマホで大活躍しているが、依然、値段が高くEV車にとっては高峰の花。ただ、スマホにとっても、週一位の充電奈良もっと使い手があろうが、値段だけでなく、容量不足もある。

技術的観点からは、Liイオン電池は、(1)エネルギー密度が高くはならず、1L容量で700Whと言う。Lief搭載のが40KWhは必要だと言うから、電池容量が大きくなる。(2)Li電池の価格、Li確保コストの点で得あろうが意外に下がらない。スマホのLiイオン電池20Whで、千円とすると、40KWhで、200万円。ガソリンエンジン車のコンパクト・カーなら200万円以下でも買える物が、Liefは400万円する理由がここにある。

では、2次電池はLi以外にどんなものが在るか調べたら、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の資料にあった。

金属負極電池の素材は無限にあるから、価格は大幅に低下するであろうが、作動電圧が1~2Vと低い。マダボタン電池程度の容量の物しか開発されていないが、EV車に使えるまでにはそれ程、時間は掛からないのでは?