先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

ファーウェイ、新型スマホを19日発表。市場の評価は、最も優れたスマホと言う!

2019年09月22日 07時15分41秒 | 日記

ロイターによると、ファーウェイ、新型スマホを19日発表したと言う。OSは、アンドロイドだが、ファーウェイ自社開発のハーモニーも使えると言うが、Googleが提供するAndroidのアプリが、米政府のファーウェイ政策で使えない可能性がある。ハードのスペックは、iPHONE11やサムソンの最新5G対応のスマホより優れていると言う。

 ファーウェイのスマホは、アプリがそろわない可能性が高いが、ハードウエアでは、世界最高峰を行き始めた。中いう語句の先端技術がいよいよ、世界の最先端をリードし始めたことを示す。

[フランクフルト 19日 ロイター] - 中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)は19日に独ミュンヘンで、米禁輸措置の対象になって以降初めて新型スマートフォン「Mate(メイト)30」を発表する。

 

第5世代(5G)通信規格対応の同製品は世界で最も高性能・高機能なスマホとなる可能性があるが、米アルファベット傘下グーグル(GOOGL.O)が所有権を持つソフトやアプリを搭載できるかどうかが欧州での販売動向を左右するとみられる。

通信・メディア業界アナリスト、パオロ・ペスカトーレ氏は「発表会の注目度はかつてないほど高い」と指摘。「ファーウェイを巡る懸念や同社が直面する問題は多くあるが、同社はなお困難に打ち勝とうとしている」と分析した。

ファーウェイは米政府が5月に発動した禁輸措置が原因で売上高が約100億ドル減少するとの見通しをこれまでに示している。

欧州での製品発表会開催は、域内の5億人に上る消費者が同社にとっていかに重要かを如実に物語っている。米禁輸措置の発動後、同社の欧州市場でのシェアは5%ポイント低下した。

同社はメイト30の発表に向けてネット上で告知キャンペーンを打ち出しており、同じサイトで発表会のライブ配信も行う。発表会は1200GMT(日本時間午後9時)に開始予定。

<搭載するアプリは不明>

ファーウェイはメイト30にグーグルの携帯端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」の最新版を採用し、アンドロイド上で動くアプリをまとめた「グーグル・モバイル・サービシズ(GMS)」も搭載できると期待している。一方、グーグルはアプリ配信サービスの「グーグルプレイ」やメールの「Gメール」、地図の「グーグルマップ」など同社が所有権を持つアプリやソフトは搭載できないという認識を示している。

グーグルが提供するアプリやソフトが搭載できなければ好調な販売は期待できない。アナリストは、同スマホがかつてないほど高機能で、ファーウェイの自前OS「ハーモニー」がアンドロイドに匹敵する代替品だと証明できれば、消費者をひきつけることは可能と指摘する。

ファーウェイは、メイト30のチップセット「Kirin(キリン)990」は韓国サムスン電子が既に発売し、米クアルコム製半導体を搭載した5G対応スマホよりも性能が優れていると主張する。アナリストのリチャード・ウィンザー氏は、メイト30の外見と持ったときの感触は米アップル)の新型「iPhone11」をしのぐだろうと調査ノートで分析した。

アナリストはメイト30の発売日のほか、最上位機種の価格がサムスンの5G対応「ギャラクシーS10」の小売価格1299ドルや「iPhone11Pro」のスタート価格である999ドルとどれだけ違うかに注目している。


2027年宇宙の旅?、米企業が宇宙ホテルの構想発表

2019年09月21日 19時49分03秒 | 日記

 

CNNによると、米カリフォルニア州の新興企業、ゲートウェー・ファウンデーションが宇宙空間に浮かぶホテルの建設構想を発表。2027年には宇宙の旅?

地上の観覧車の様な車輪系のホテルで、24のモジュールで構成され、最大450人まで収容できる/Courtesy Gateway Foundation。 以下ホテルの内部や、外観の想定図。

 

  • 米カリフォルニア州の新興企業、ゲートウェー・ファウンデーションが宇宙空間に浮かぶホテルの建設構想を発表
  • ホテル内から宇宙の見事な眺望を楽しむ
  • 地球上と同様、おしゃれなバーも設置される
  • 無重力状態でのバスケットボールなど、宇宙空間ならではのアクティビティーも
  • カーペットや絵画などで飾った客室。SF映画のような無機質なデザインとは一線を画した
  • 単なる物珍しさだけでなく、宇宙滞在を楽しみたいという需要にこたえられるホテルを目指すという
  • ホテルは2025年に打ち上げ、27年に本格オープンさせる意向だ
  • ホテルは、ドイツ生まれのロケット技術者ヴェルナー・フォン・ブラウン博士にちなんで「フォン・ブラウン・ステーション」と名付けられている
  • 24のモジュールで構成され、最大450人まで収容できる
  • 巨大な車輪のような形状は、フォン・ブラウン博士が60年ほど前に実際に考案したデザインだ
 

 

宇宙空間に浮かぶ巨大な車輪のようなホテルの建設構想が発表された。2025年打ち上げ、27年の本格オープンを目指すという。


6500万年前の「巨大隕石の衝突」で、地球生物の75%が死んだ。

2019年09月21日 13時15分51秒 | 日記

Vadim Sadovski / Shutterstock.com


直径9マイル(約15キロメートル)のチクシュルーブ隕石の衝突は、地球上の生物の発展を大きく変えた。隕石は周辺の地形を大きく変え、深さ1マイルのクレーターができた。このクレーターに海水が流れ込み、クレーターの中心で衝突し合うことで第2波も発生した。

研究者たちは当時の陸地と海底の地形学を考慮に入れながら、この時の津波のモデルを作った。近年で最大の津波は2018年5月にニュージーランド付近で記録された78フィート(約24メートル)の津波だが、隕石の衝突で発生した津波はその68倍だった。

研究結果はワシントンDCで開催された、アメリカ地球物理学連合の年次総会で発表された。この隕石の衝突では、津波だけでなく衝撃波が地殻内を駆け巡った。それにより塵や岩石が大気に舞い上がり、摩擦による稲妻や森林火災が発生。動物は生きたまま焼かれ、太陽光が数年間にわたって遮断され、硫酸の雨が降り注いだ。

塵が落ち着いて地球が回復へと向かい始めた頃には、地球上の生物の75%が死んでいたという。しかし、生き残った有機体が繁栄し、進化することで新たな種も生まれた。敵が少ないことによって種の多様性が高まり、現在の哺乳類や霊長類などの祖先も誕生した。

サウジ、韓国に防空システム強化の支援依頼!

2019年09月21日 12時34分19秒 | 日記
ロイーたーによると、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は18日、同国の石油施設2カ所が攻撃された事態を受け、韓国に対し、サウジの防空システム強化への支援を要請した。韓国の青瓦台(大統領府)が明らかにした。

 韓国の中東への経済的アプローチは日本の高度成長期の1970年代から、猪突猛進的に行われていたのは、日本のプラントメーカーの間では知る人ぞ知る状態であったが、今も、その名残があったとは知らなかった。

今年になってムハンマド・ビン・サルマン皇太子が6月26日、韓国企業に83億ドル(約8887億円)規模の経済協力を約束した。これは1970年代の中東建設過程で積み上げた韓国とサウジの関係を未来指向的協力関係に発展させるというものだ。ここに韓国の産業の未来の収益源に挙げられる水素経済やICT分野の協力が表面化したという点も重要だ。両国は原子力技術・安全分野でも持続的な協力を約束した。そこに来て石油精製所の爆破があって、韓国に協力を求めたというわけ。

 
 9月18日、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(写真)は、同国の石油施設2カ所が攻撃された事態を受け、韓国に対し、サウジの防空システム強化への支援を要請した。6月に同国ジッダで代表撮影(2019年 ロイター)
 

[ソウル 18日 ロイター] - サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は18日、同国の石油施設2カ所が攻撃された事態を受け、韓国に対し、サウジの防空システム強化への支援を要請した。韓国の青瓦台(大統領府)が明らかにした。

青瓦台によると、この要請は、皇太子と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の電話会談中に行われた。大統領はこの電話で、攻撃の被害に対する見舞いと施設の再建支援を表明するとともに、世界規模のテロとの戦いを支援していくとの意向を述べた。

青瓦台は、「皇太子は、将来の攻撃を回避するための対空防衛システム構築で支援を要請した」との声明を発表した。


世界が「桜は中国の花」と思う日は来るか

2019年09月20日 18時38分08秒 | 日記

日経ビジネスが、『世界が「桜は中国の花」と思う日は来るか』と言う記事を載せていた。中国でも、サクラが愛好されていて、中国の各地でサクラの名所が誕生していて、その規模も大きいのが多いと言う。

日経ビジネス誌が危惧しているのは、中国には、国の花が無く、このままいけば、国花をサクラとして、更には世界各国にサクラを移植させまくり、挙句の果て、サクラは中国の花と思いこませてしまうのではと。その原点となったのは、最近あちこちで日本企業の競争力そのものを「パクった」かのような企業が、巨大な「量」の力で本家を圧倒していく様子をご紹介したが、これと同じような構図の展開が、見られるようになっている事だそうだ。

 ことは商売の話とは限らない。日本人の愛してやまない桜、あの春に咲く桜の花であるが、これも将来、ずっと日本のシンボルでいられるか、楽観していられないとい危惧化のの記事であった。

奈良時代の万葉集などから分かるように、昔から中国で愛でられた花は梅であった。「令和」という年号も、福岡県太宰府市にあった大伴旅人邸で開かれた「梅花の宴」で詠まれた32首の歌の序文から採用されている事から来ているように、中国で愛されていたのは梅であることを如実に示している。

奈良、平安を通して、日本は、中国の文化文明を輸入しまくったが、894年、菅原道真唐の衰退と渡海の危険性を理由に検討し廃止を求め、以後廃止され、日本独自性を求めるようになって、日本人はサクラの開花で、田植えを始めるなどサクラを愛でるようなったと言う。

それ以降、サクラの品種改良がおこなわれ、染井吉野に代表されるサクラが出来あがった。サクラは日本固有種ではなく、モンスーン地帯に一様に存在するから、サクラは日本の物でもどこの物でもないが、染井吉野の様なきれいなサクラを作ったのは日本! 韓国でも一時期、染井吉野は韓国のサクラと言う議論が行われたがこれは、例証により消えている。

 

 以下、日経美ずネスの引用:

 近年、中国で桜の花の人気が急上昇している。中国のメディアに「中国人は一体いつから桜の花がこんなに好きになったのか」という記事が載るくらい、春になると桜の花を愛でる中国人が増えている。実は中国の「国花」はまだ正式決定しておらず、20年以上前から「牡丹派」と「梅派」の議論が拮抗してきた。このことからもわかるように春の花としては中国では古来、桜より梅のほうがポピュラーだった。

 しかしこの10年ほど、桜の注目度がにわかに高まり、中国各地の「桜の名所」(そういうものが実はたくさんあり、どんどん増えている)がメディアで大きく特集され、多くの人が花見に行くようになっている。 おそらくそこには日本のアニメの影響や日本を訪れる中国人の数が増え、桜の美しさ、「散る美学」みたいなものが広く知られるようになったことが大きく作用している。

日本にゆかりの桜の名所も

 毎年春先になると、中国の旅行関連サイトやブログなどに「中国10大桜の鑑賞地」といった内容の記事が出る。

 選者によって多少の差異はあるが、

・武漢大学キャンパス(湖北省武漢市)
・玄武湖(江蘇省南京市)
・太湖畔(江蘇省無錫市)
・玉淵潭(北京市)
・太子湾(浙江省杭州市)

 といったあたりが定番として上位に来る「桜の名所」である。このうち武漢大学の桜はかつて日本軍が武漢を占領した際に植えたものが起源とされ、無錫の太湖畔の桜も日本の日中友好運動の人たちが長年にわたって苗木の寄贈、植樹を続けてきた。海外ではワシントンDC、ポトマック川岸のソメイヨシノの並木が有名だが、中国の桜の名所にも日本にゆかりのあるところが少なくない。

「桜を中国の国花に」

 中国の人々も桜の花を楽しむようになったのは結構なことで、それ自体、何の問題もない。

 しかし桜の国民的人気が高まり、桜の花を見る人が増えるにしたがって、中国の各地で公園や公共施設、街路などに桜を植える例が続々と増えている。そうなると、ここでも「量」の話が頭をもたげてくる。

 例えば、河南省鶴壁市という街は、これといって特色のない地方都市だが、もともと市内中心部の「華夏南路」という通りに桜の並木があったことから、「桜の街」として売り出すことを決めた。長さ4㎞の同道沿いに10品種、2万2000本の桜の木が植えられ、「中国で最も美しい桜の大道」という評価もある。2015年からは毎年4月上旬に「桜文化フェスティバル」というイベントを開催、開花時期には30万人以上の人出でにぎわうという。

 こうした「桜ブーム」の流れに乗って、桜の花に関連する業界で組織した「中国櫻花産業協会」は今年7月、「桜の花を中国の国花にすべきだ」との決議をまとめ、発表した。それによると「桜が中国に起源があることは世界の共通認識であり、2500年前から栽培されていた記録が文献にある。桜の花の咲き誇るさまは中華民族の復興のイメージにふさわしい。国民にもますます愛される花になっている」といった内容の声明になっている。

 もちろんこれは桜の「関連業界」の人たちが言っていることで、この主張が現時点で国民的支持を得ているわけではない。

 しかし、繰り返してきたように、なにしろ中国は大きい。なので、この調子で全国各地の公園や学校、街路などに桜の木が植えられていくと、20~30年後には中国の人たちが何の悪意もなく「桜は中国のシンボル」という共通認識を持つようになる可能性がある。

 そして、14億人の国民から中国の桜の美しさが世界中に発信されていく。政府も当然、そのサポートをするであろう。世界の政治、経済、文化において中国の存在感が日々高まりつつある現在、やや先走りした話をすれば、桜の花は中国が本場――といった認識を世界の人が持ってしまう可能性は決して低くないと私は思う。これは詰まるところ「量」=影響力の問題だからである。

 実はこの構図は、ラーメンでもお鮨でもアニメでも新幹線(高速鉄道)でも、いわゆる「日本発」の文化、習俗、すべての領域で起こる可能性があり、現に起こっていることである。

 

量は質を規定するか

「質か量か」という話(で言えば、もとよりどちらも大事ではあるが、先に例に挙げた「名創優品」などの生活雑貨のような、生産自体がさほど難易度の高くない商品は、最初から圧倒的な「量」をこなさないと勝負にならない。逆に高度に精密な機械部品のようなものなら、マーケット自体の大きさは限られているが、その中で「質」を武器に圧倒的なシェアを取ることは可能だろう。

 そのような観点から言えば、「服」という領域で早くから中国に進出し、品質の高さ、リーズナブルな価格を武器に圧倒的な地位を獲得、その基盤を生かしつつ世界に打って出て、SPA(アパレル製造小売り)の領域で現時点の世界3位、さらに上をうかがうところまで来ているユニクロ(ファーストリテイリング)の戦い方はまさに王道といえる。

 存在自体が「量」であるような巨大な国がすぐ隣にある日本の企業や個人として、これからの世界にどう対応するか。最終的には「質」が勝負だとは思うものの、「量が質を規定する」面があることは多くの人の同意できるところだろう。どのような商品を、どこで、誰と組んで、どのように造って、どのように売るか。本当に必死に知恵を絞らないといけない時代になったと思う。