日刊ゲンダイに依ると、『また私物化疑惑…安倍首相「等身大パネル」選挙区内に設置 』とのこと。そして、
「全国市民オンブズマン連絡会議」事務局長の新海聡弁護士はこう言う。
「現職政治家の等身大パネルを選挙区内に設置すれば宣伝活動になるのは当然でしょう。外形的に見れば、税金を使って地域ぐるみで政治活動を支えていると受け取られても仕方がない。こういうことが平気で行われている状況が異常であり、これも長期政権のおごり、腐敗の表れと言えると思います」
と締め括っている。
日刊ゲンダイは、講談社グループで、講談社の歴史は、ブリタニカによると、「1909年野間清治によって創立された大日本雄弁会がその前身で,1911年講談社となり,1925年大日本雄弁会講談社に改称,1938年株式会社に改組し,1958年現社名となった。1911年『講談倶楽部』,1914年『少年倶楽部』,1920年『現代』『婦人倶楽部』と次々に雑誌を創刊して成功。特に 1924年には『キング』を創刊して,たちまち 100万部をこえる奇跡的成功を収め,大衆文化に大きな役割を果たした。雑誌『群像』『現代』などをはじめ,コミック誌から書籍まで活発な出版活動を続けている」で、中立的なマスコミと思う。
次々と税金の不正を続ける、安倍晋三、早々と引退しろ! それにしても、長期にわたる国の私物化、検察は動いていないのか?
以下、日刊ゲンダイからの引用:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
首相主催の「桜を見る会」を自身の政治活動に利用していた疑いが指摘されている安倍首相のお膝元で、新たな公選法違反と公金私物化の疑惑が浮上した。総理大臣の在職日数が歴代最長となったのを記念して下関市内の複数箇所に設置された安倍首相の等身大パネルのことだ。
安倍首相は20日に在職日数が計2887日となり、桂太郎元首相(2886日)を超えて憲政史上最長となった。
これを受け、安倍首相の地元・下関市内の企業らが加盟する「下関観光コンベンション協会」(冨永洋一会長)は、リオ五輪閉会式で話題となったスーパーマリオや、巌流島の決闘に臨む宮本武蔵、フグの調理人、長州藩士の高杉晋作などに扮した安倍首相の顔写真を使った等身大パネル(高さ約1・8メートル)を9種類作製(製作費計約18万円)。
21日から、「道の駅北浦街道ほうほく」や「海峡メッセ下関ゆめタワー」「唐戸市場」など市内9カ所に、来年1月13日までの予定で設置した。
それに公選法では、現職、候補予定者にかかわらず、政治活動に使用できる「立札・看板」は縦1・5メートル、横0・4メートルと決まっている上、「掲示場所」は〈政治活動のために使用する事務所ごとにその場所において〉と規定している。
■公選法違反の可能性がある企画の主催は“お友達”
さらに総務省選挙課によると、設置するには地元の選管が交付する証票も必要だ。つまり、在職日数が歴代最長だろうが、そうでなかろうが、政治家が選挙区内に自分の顔写真を使った等身大パネルを好き勝手に置いて「宣伝活動」をしてはいけないのだ。
下関市といえば、安倍首相の元秘書である前田晋太郎氏が市長を務め、「桜を見る会」をめぐる公金の私物化問題について、会見で自身も招待されていたことを認めつつ、「地方を元気にしてくれている会」などとトンデモ発言をしていたのが記憶に新しい。要するに今回の安倍首相コスプレ等身大パネルの問題でも、登場人物は例によって安倍首相の“お友達”ばかりなのだ。
「現職政治家の等身大パネルを選挙区内に設置すれば宣伝活動になるのは当然でしょう。外形的に見れば、税金を使って地域ぐるみで政治活動を支えていると受け取られても仕方がない。こういうことが平気で行われている状況が異常であり、これも長期政権のおごり、腐敗の表れと言えると思います」
中国新聞の記事によると、地元事務所を通じてコスプレパネル設置を打診された安倍首相は「ヤメロ」というどころか、「快諾した」という。安倍首相も“関与”していたのは明らかだ。