紅葉の光が丘で沖縄戦署名要請行動

11月18日（日曜）午後、紅葉たけなわの光が丘公園入口でふたたび署名要請行動を行った。
向こうから「署名させてください」と近寄ってきてくださる方が多数いて感激した。一般の方に、この問題が相当浸透していることを実感できた。この日集まった署名は111筆、地元練馬区が大半だが、隣接する板橋区、和光市、遠くさいたま市の方もおられた。これで区議会宛て署名は合計5785筆とこの2か月で倍以上に増えた。

11月20日（火）区議会文教委員会が開催されたが、この日も継続審議という結論になった。11月28日～12月14日の第四回定例会で結論を出したいという意見も出たが、自民党・しばざき区議（関町）は「四定中に云々ではなく、私どもは継続にしたい」と発言。自民党強硬派の議員といえども反対票は投じにくい様子だが、なんとか採決なしでお蔵入りさせたいという意向が明白だ。
委員は10人、内訳は自民3、公明2、民主2（委員長含む）、共産1、ネット1、緑自治1である。継続審議になった９月28日の文教委員会議事録によれば、(推測も含め）自民が反対、民主、共産、ネット、緑自治が賛成、公明は現時点では自民に追随する模様だ。国会では公明党議員も積極的に賛成しているというのに・・・。

9月28日の議事録をみると、自公議員はこんな発言をしている。
◆田中ひでかつ委員（自民　高松）　自民党は、大政翼賛会ではないのです。昭和30年にできた、戦争を二度と起こしてはいけない、平和を求める政党としてある自民党なのです。ましてや教科書に事実と異なる記載は載せてはいけないというのは、我われだって十分承知していますし、そのつもりでおります。
（略）だから、正確な記述をしてくださいという陳情ならば、それは採択するしかないです。うそを書いた教科書にしてくださいなどという陳情が出るわけもないのだから。
◆しばざき幹男委員（自民　関町）　私自身も沖縄は非常に長く住んだこともありますし、本当に地元の方との会にもつき合わさせていただいて、大変戦争自体は悲惨な戦争だった。
◆斉藤静夫委員（公明　大泉学園町）　我われは、正直言いまして、沖縄の方の思いというのはよくわかりますし、当然戦争反対ですし、平和を愛する、平和を志向する党として標榜しております。

たいへん立派な意見である。これでどうして反対や採決の（永久）先送りという態度になるのか、理解に苦しむ。
練馬区は、非核都市練馬区宣言を1983年に定め、日本非核宣言自治体協議会にも加入している自治体なので、ぜひ超党派で意見書を採択してほしいものだ。