野良暮らし ねこ暮らし

田舎暮らしを夢見て、こつこつとお金を貯めています。

至仏山から

2011-12-27 15:47:12 | 山歩き・山の写真
うちのスキャナー画像 第2弾は穏やかな雪の至仏山です。

もうずいぶんと前になります。
ある年の3月、星明りの中に白く続く雪の林道を、一人歩き出したのは深夜1時近くのこと。
そして夜も白み始め鳩待峠に着いたのが、ラジオ深夜便も終わりを告げるころでした。
ここからこの日は宿営地となる上の尾根までなので、のんびりと写真を写しながら歩くことにします。
この時期はスキーもあまり潜ることもなく、尾根に着いたのはちょうどお昼ころです。
早々にテントを張り、のんびりと昼食をとりしばしお昼寝、12時間近くも行動していたことになります。
2千メートルの尾根も、今日は殆ど風はありません。
両足をテントから投げ出し、上半身だけをテントに突っ込むだけで体中がぽかぽかです。

午後遅く至仏山へ向かって歩き出しました。
標高差で2百メートルちょっと、のんびりと撮影のポイントを探しながら歩きます。
この日はマミヤ6と交換レンズ3本、それとニコンF3にレンズ2本それに重たいジッツオの三脚です。
前至仏山でしばらく撮影することにします。
ちょうど日没も近く、笠が岳の方向にガスも沸いてきています。

三脚にマミヤ6をセットし50mmのレンズで狙うことにしました。

ちょっと写真が大きいかな?でも臨場感がよく出ていると思いますよ。

その後至仏山頂に向かいました。
日も暮れかけています。
ちょうど山頂の手前に一張りのテントが、そして一人の登山者がいます。
山頂では彼のテントが写らぬよう撮影のポイントを探し、
日も暮れ辺りが暗くなり始めるころ、遠く笠が岳とさらに遠く上州武尊にレンズを向けました。

残照の尾根、同じくマミヤ6に50mmのレンズでの撮影です。

スキーのトレースは彼のもの、明日朝には尾瀬ヶ原に向かって滑降するのでしょう。

夕暮れの山頂は風も無く穏やかです。
気温はマイナス5℃くらい、寒くはありません。
しばし夕暮れの尾瀬ヶ原や平が岳、それに谷川岳から続く真白な上越国境の山々を堪能し山頂を後にしました。
翌朝は日の出をこの山頂近くで迎えることにします。

夜、テントでは星空をみながらの夕食です。
ぽかぽかと暖かな寝袋に入ると、あとは夢を見るだけとなりました。