国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

イラン大統領がアルメニアを訪問、アルメニア人虐殺祈念碑を訪れる・・・予定を取りやめ急遽帰国

2007年10月23日 | トルコ系民族地域及びモンゴル
イラク北部を巡るトルコ情勢が緊迫する中で、隣接する地域大国であるイランの大統領がアルメニアを訪問する。この訪問で注目されるのは、イラン大統領がアルメニア人虐殺祈念碑を訪問するという情報である。米国下院での決議採択を巡って米国とトルコの関係が緊張を増している現状でイランのこの行動はトルコを激しく刺激するものとなるだろう。また、イラン政府はトルコ軍の越境攻撃に反対意見を表明している。イランとアルメニアの間の天然ガスパイプラインの存在は両国間の安定した友好関係を示唆している様にも思われる。 これらの情報からは、トルコ軍がもしイラク北部に侵攻した場合、イラク北部クルディスタン自治地域からの救援要請に応じてアルメニア軍とイラン軍が介入しトルコ軍と激突するという事態も考えられるだろう。一発の銃声が大戦争の引き金となった第一次大戦と同様、トルコ軍の越境攻撃は中東の広い地域を巻き込む大戦争の引き金になる可能性が高い。今後のトルコ情勢に要注目である。 . . . 本文を読む
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