私を御守りしてくれているのは「聖観世音菩薩」様であると伺って、お参りにいこうかと調べたら、何と浅草寺の御本尊さまであった。
そして、ずっと気になっていたのが近くのお寺。
調べたらやはり「聖観世音菩薩」さまがいらっしゃった。
お寺は曹洞宗の天龍寺。
聖観世音菩薩 さま
観音さまは自在に姿を変えて一切の苦
しみを救う慈悲の仏様です。
中でも「聖観音」は種々の相に姿を
変える前の元々の相をした観音様の
ことです。
観音経の一節には次のように説かれて
おります。
一心に観音の御名をとなえれば即座
に願いを聴きとどけ諸の苦悩を救いたまう。
天龍寺はビルの谷間に建つお寺だ。
聖観世音菩薩さまは2体いらっしゃった。
天龍寺は実は、あのブラタモリで紹介されたお寺だ。
寺の中には目黒川の水源となっていた場所があり、今は水琴窟として残っている。
竹竿に耳を当て地下を聴くと、綺麗な雫が落ちる音がする。
■水琴窟
http://deo.o.oo7.jp/tokyo/suikin/suikinkutu.html
東京のど真ん中にいるとは思えぬ音色なので、ぜひ耳をすまして静寂を感じて欲しい。
墓地の奥には井戸があった。
ホッとする光景だ。
なぜ、昔のモノは暖かみがあるのだろうか?
手作り部分が多いからか?
江戸三名鐘の一つとされる梵鐘、「時の鐘」が現存し、大晦日には除夜の鐘でその音色を聞くことが出来る。
立派な門構え。
江戸時代は上野の寛永寺が江戸城の鬼門鎮護の役割をしていたのに対し、天龍寺は裏鬼門鎮護の役割を帯びていたそうだ。
この天龍寺だが、聖観世音菩薩さまがいるような気はしていたが、なぜか近づく気にならなかった。
なんか、遠ざける気が流れているような…。
なぜだろう。
原因のひとつであるかは分からないが、気になるのは墓地の整理である。
古い墓地を強制的に処分し、新しく募集している。
なんとも、商業的だ。
気持ちは分かるが、江戸時代から続くお墓を処分するのはどおだろうか…。
天龍寺にお墓を造るなんて、それなりの家柄だろうに。。。
まさか、平成の時代にこんな目に合うとは思っていなかっただろうに。
そんな無念の思いが伝わって来ているのかもしれない。
せっかく、聖観世音菩薩さまがいらっしゃるのにとても残念なお話だ。
聖観世音菩薩さまとはお会いしたものの、やはりここに足しげく通う気にはなれず、申し訳ない。
■曹洞宗 天龍寺 新宿
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E9%BE%8D%E5%AF%BA_(%E6%96%B0%E5%AE%BF%E5%8C%BA)
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