明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

弟も・・・

2023-09-22 | 母との確執
おかげさまで母は高熱も出ず、回復に向かっているようだ。
コロナに罹ったからしばらくは入所できないことを説明しても、
一時は納得するがすぐに忘れて、
「いつまでも〇〇さん(義妹)の世話になっていられない」と言い、
でももう家には帰れないこともわかっているので、
ストレスを溜めてイラついているようだ。

そして母の発症後2日めに弟も発症してしまった
豪邸ではないので、一つ屋根の下ではどうしてもうつってしまうということか。
義妹は今年の春に感染したからか、まだ大丈夫のようだ。
でも病人2人抱えて、もし義妹まで発症したらどうするのだろう。
今の予定では、母は来週の火曜日には入所の予定だが、さてどうなるか。
連れて行く人が罹患中では・・・^^;








話は全く変わるが、
マンション自治会の集会所でやっている空手教室。
先日、利用料をいただきに稽古の準備をしているところに出向くと
先生の御子息(5歳ぐらいか)がトコトコ駆けてきて、
「おばあちゃん、誰? 何しに来たん?」と・・・

先生が「こらっ」と制止したが間に合わず。まぁ子どもは正直だわね。
自分の孫に「おばあちゃん」と言われても痛くも痒くもなくむしろ喜ばしいが、
よそのお子さまに言われると、なにげにショックですわ🤣🤣🤣





母入所、まさかまさかの事態に( ̄□ ̄;)!!

2023-09-18 | 母との確執
9月16日(土)
最後のデイサービスも無事に終わり、母帰宅。
ほんとによくしてもらったデイだったので、名残惜しいしちょっと寂しい。
母もどことなく寂しそう。
「まだおなかすいてない」と言うので、夕飯を食べるのを見届けずに私は帰った。
朝の検温36.7℃。

9月17日(日)
朝の電話で母の声がガラガラだ。「どうしたんやろ」
「口開けて寝た? 喉痛くない?」「大丈夫なんともない」
この日は弟夫婦と施設に持って行くもの(服や身の回りのもの)
をあれこれと選んで車で運んだらしい。

9月18日(月)本日、施設入所日。
みんなでお昼を一緒に食べ、そのあと墓参りに行く。
ずーッとサボっていた墓参り、なんと春のお彼岸以来^^;
「長いこと来られなくてごめんね」と母。
弟が「お母さんは今日から施設入所します。見守ってあげてください」
と報告している。
昨日よりはマシだが、母の声はまだガラガラ。

墓参りの後、施設へ。私は初めてだ。
住宅街の中にあるこじんまりした2階建て。
玄関入ってすぐの談話スペースで、数人の入居者さんがおしゃべり中。
みんな長袖、中には毛糸のカーディガンを羽織っている人もいる。年寄りあるある。
施設長さんや職員のかたに挨拶し、部屋へ。

入所時のDr.の往診があるので待っていると、まず看護師さんが来てバイタルチェックした。
体温38.4℃ ええ~  どういうこと?
血圧は問題ないが、サチュレーション92。

ほどなくDr.が防護服を着てやってきて「ご家族さんは出てください」
部屋から追い出された。
検査の結果、なんとコロナ陽性  ( ̄□ ̄;)!!

「ご家族は濃厚接触者です。体調に注意してください。
 今夜からゾコーバを処方します。あとで薬は届けますから。
 サチュレーションが90を下回ったら病院搬送しますので連絡ください」とDr.。
 
「はぁ~」3人とも頭真っ白。早すぎる展開についていけない。
施設長さんも困惑の表情。
とりあえず謝る。謝り倒して、
「今日は連れて帰ります。入居は治ってからお願いします」

どうする? 家に戻す? 
戻ったとして1人では置いておけない。誰かが泊まりこまないといけない。
「うちに連れて帰るしかない。うちの2階で隔離する」
ということになり急遽、弟の家に連れて行った。

当の本人、何が何だか理解できない様子。
咳も出ないし、咽喉も痛くないという。
でもこの2日、声が変だったからやはり喉に異変が起きているのだろう。

「でも今日のお昼、よく食べてたよね」
「でも何となく元気がなかったなぁ。寂しいのかと思ったけど」
「環境が変わるからきっとこのところ気が張ってよく眠れてなかったのかもね」
「ほんとに喉痛くないんやろか。それともフリしてるだけなんやろか」


「まぁでもすぐに診てもらえて、すぐお薬出てよかったね。
 これが入所して数日後とかだったら、施設をあげての騒ぎになるやろし」
「エライ人が入ってきてしもた、となって母も後々居づらくなったかも」
「そうやね、それを思うと今日でよかったんかも」

何とかこの事態を自分たちなりに解釈して落ち着いた。

「しかしどこで感染したんやろ? ワクチンも6回目打ってたのに」
「そんなんもうわからへん。どこででも感染するっていうことや」
「お母さんは何か感染症があるみたいやからコロナのせいでそれが悪化しないといいけど」
心配し出すとキリがない。

弟夫婦はこれからしばらく大変だが、
私も明日からしばらくはおとなしくして体調に注意しなければと
もしものために食料とスポドリを買い込んで帰ってきた。

家に着いて、何となく熱っぽいような気がして体温を計ったら、35.7℃。
今日も真夏のような暑さだったから単なる火照りだったか(ほっ)
怖い怖い



施設入所へ

2023-09-06 | 母との確執
母の暮らしぶりや言動を見てもうひとり暮らしは無理、
と施設入所を検討し、具体的に探し始めて約2カ月、
入所待ちとなっていた施設から「空いたので入居出来ます」と連絡が来た。

弟宅の近くで、歩いて10分足らずのところにあるサ高住である。
とんとん拍子に話が進み、再来週には入居となった。

意外に早く決まったのでびっくり。もっと待たされるかと思っていた。
デイサービスに通うのもヘルパーさんのお世話になるのも来週までとなる。

施設の入所手続き、今後の諸々の世話などは弟主導
というか全面的に弟夫婦の役割ということになり、私はお役御免だ。

弟宅は北摂のすみっこ、箕面の山を越えた向こうのT町。
車があれば我が家や母宅まで2,30分ではあるが、
なければバスで途中までは行けてもその先はどうするねん?というような
いや別に辺鄙なところではなくちゃんとした住宅地ではあるが、
生活圏がこの辺りとは違う別の町で、私のところからは行きにくい。
迂回して電車で行く方法もないではないが(めんどくさい上に時間がかかる)。

そんなわけで、入所したら私が母に会いに行く回数は
よくて月一回あるかないかになるだろう。
ホッとするような少し寂しいような・・・娘を嫁にやるような(いやこれは違うな)
子どもが就職して家を離れる時のような複雑な心境だ。


この頃は薬もちゃんと飲めていないし、食事も偏っているし、
血液検査で貧血とナトリウム不足が指摘され、
朝の血圧も異常に低い時があり(デイのバイタルチェックで指摘)・・・
先日など「おはよう」と電話したら、「え、おはよう?」と返ってきて
もう時間もよくわからなくなっているようだ。

施設入所のことを母がどこまで理解できているのか、
わからないが、潮時と思う。
弟夫婦と私の仲もちょっとギスギスしてきたし。

人の心配をよそに、案外すんなり馴染むかもね。



ドンピシャ!で遭遇

2023-08-25 | 母との確執
昨日の午後のこと、空模様がアヤしくなってきた。
3時半ごろには母宅に着きたいので大急ぎで支度して家を出る。

ポツポツと傘をさすほどでもない小雨。
このまま本降りになる前に着くといいな。
との願いも虚しく、ものの数分で一天俄かに掻き曇り・・・真っ暗。



  



最寄り駅に着き、スーパーで買い物している間に通り過ぎるだろうと高を括っていたが、
雨はどんどんひどくなる。
駅から母のマンションまで徒歩15分弱。
ぼちぼち歩き出したが、雷 まで轟き出した。
こりゃダメだ。雷こわい~。

駅まで引き返し、タクシーを待つことに。
時間に余裕があれば、どこかで雨宿りしてゆっくり上がるのを待つところだが、
そうもいかない。デイのお迎えの時間に間に合わないと困る。

タクシーはちっとも来ない。
タクシー乗り場で待っているだけで、上から横から降ってくる雨でびしょ濡れだ。
しばらく待ってようやく来たタクシーは運転手さんが神様に見えた。

やれやれ、ひどい目に遭った。ったくツイてない。
今日は炎天下を歩かないで済むと思ったらこれだもの。
これは何かの罰ゲームか。
服もスニーカーもびしょ濡れ、化粧も流れ惨憺たるありさま、
デイのお迎えの時もまだ髪は濡れていた。

デイの送迎車到着。
ドライバーさんが私の惨状を見てだろうか、「さっきは凄い雨でしたね~」と。
「ハイ、しっかりやられました」
などと話していると横で聞いていた母、

「暑かったんやな~カンカン照りでアンタ大汗かいて」



「今日はカンカン照りちゃう。さっき大雨降ったやん。雷鳴ってたでしょ」と私。
「デイで部屋の中にいたら気ぃつかへんわね」とドライバーさんがなにげにフォロー。

わからないんだね^^;
こないだの台風の時もまったくわかってなかった。
ま、しょうがないか。怖い思いしなかっただけでもよかったと思おう。











お盆の真似事

2023-08-13 | 母との確執
母宅にて。
「もうすぐお盆だけど、どうする?」

以前は仏壇にごはんをあげたり般若心経を唱えたりしていた母だが、
この頃はすっかり忘れてしまい、お水もあげていないこともある。

「墓参りはお彼岸までパスね。提灯ぐらいは出そうか」
押し入れから提灯の箱を引っ張り出して組み立て始めたら、
あまり気乗りしなかった母もそばに来て手伝い始めた。
「前はひとりで組み立ててたのに、やりかた忘れてしもたわ」
「この説明図の通りにやればいいんよ」

組み立てて電源を入れたら、提灯がくるくると回って一気にお盆ムードに。
「ああ、いいなぁ。やっぱり出してよかったわ」
「でしょ。あのおままごとの食器みたいな仏さまのお膳、どこにある?」
「どこやろ?わからん。忘れてしもた」

食器棚を探しているが、おそらくそこではないような気がする。
どこかにしまい込んでいるのだろう。
お盆にはお供え膳も一応作って供えていた母ではあるが、
作る気はなく、かといって私に代わりに作るように言うでもない。

関心そのものがないのか。お盆の意味も忘れてしまったか。
お盆に限らず、正月でも誕生日でも母の日でも、
何かを楽しみに待ち望んだり、その日のために準備したりということがない。
今日は何をしようとか、今日はいい一日だったとか思うこともないのだろう。
もしかしたら昨日今日明日の区切りもぼんやりしているのか。
刹那刹那を生きているということは、そういうことか。

「そんなん作らんでも気持ちが大事やから」
「まぁそうやけどね。せっかく帰ってきたのに何もなかったらかわいそうやん」




昨日、母用に作ったおかずをちょっとずつお皿に取り分けて
お膳の真似事をしてみた。

「そういえばお酒がないなぁ。前は紙パックの小さいのを供えてたやん」
「え、そうやった? 覚えてないわ」
「お盆終わったら私がもらって帰ってた。ビールの時もあったよ」

お酒もお花もお供え物もない。
ないない尽くしだが、暑い中、買いに行く気力もない^^;
(お父さん見てる?これが今のお母さんよ)



「これ、今日のうちに下げて食べてしもてね。傷むから。
 同じものが冷蔵庫にあるからそっちもちゃんと食べてよ」
「はいはい」
最後は小言になってしまう。

仏壇の前から立とうとした母、どうにも立てない。
手のつく壁のところまでずりずりと移動し、つかまって立った。
椅子からの立ち上がりはできても、確実に足の筋力は衰えているようだ。