明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

神戸で遊ぶ

2024-11-14 | 旅行
久しぶりの神戸。
たびとものIさんと一泊旅行。今回は二人である。
申し訳ないが、Eさんにはもう声を掛けなかった。

ところで湯快リゾートと大江戸温泉物語は合体して、
今月から宿名を「大江戸温泉物語」に統一したのね。全然知らなかった。
その影響か、湯快の宿直行バスが今は運行していない。残念だ。
しかたがないので今回は電車に。
電車一本で行けて近いけど少しは旅気分の味わえるところということで神戸にした。
京都在住のIさんも子どもが小さい頃に行ったきりという。




JR京都線新快速で、あっという間に三ノ宮。
乗り換え一駅で元町へ。まずは南京町で腹ごしらえだ。
ボリュームが売りのランチセット。
呼び込みのお姉さんにつられて入ってしまったがイマイチだった。
でも完食。

平日でも南京町は賑やか。もう少し広いと思ったが、こんなだったか。
食べ歩き用の豚まんや串に刺した揚げ物をほおばる修学旅行生がいっぱいだ。
大店よりその手の店が目立つ。若い子に受けようと売り物の色もカラフルにより可愛く。
昔の方が情緒があったな・・・。
これは横浜中華街もそう。どんどん俗っぽくなっていく。
つい横浜と比べてしまうが、南京町はこじんまりしている。
どこを見ても神戸は横浜と同じ雰囲気をまとっているので、横浜を思い出して懐かしい。




さて、次はどっちに?
ホテルに荷物を置いて海の方へ歩く。
北は山、南は海。方向音痴の私にもわかりやすい街だ。





メリケンパークにポートタワー。
なかなか気持ちのいい開放的な空間だ。微かに潮の匂いがする。
「BE KOBE」のモニュメントと一緒に記念写真を撮る若い子たち。
いいなぁ若いの。
そういえば以前はこの先の方にポートピアランドという遊園地があり、
若くて怖いの大好きだった私は、ここの絶叫マシンに乗ったっけ。




歩き疲れて@MACCHA HOUSE でひと休み。
無糖の冷たいお抹茶、おいしかった。






食事は朝夜ともビュッフェ。
このホテル、部屋は狭くてイマイチだったが食事はおいしかった。
なんといってもかに、カニ、蟹。
蟹目当ての人のなんと多いことよ!自分たちもだけど。
黙々と蟹と格闘する。
黙々とつついて取ってためておいて(特に肩肉)一気に食べる時の快感!(笑)
でもすぐに疲れてめんどくさくなるんだけどね。
朝はメニューに明石焼きがあり、さすが神戸。




部屋からの夜景。



翌日は送迎バスで三ノ宮まで送ってもらい、布引ハーブ園と余力があれば北野の異人館街へ。
とりあえず新神戸までフラワーロードを歩く。
Iさんは歩道橋すら上りたくない、階段イヤ、とか言っていたが、
朝食をいっぱい食べたから少しは運動しないとね。






ロープウェイで上るとハーブ園、ちょうどクリスマスマーケット開催中だった。
私はハーブ園は初めてだ。




楽しいね。買わないけど。

カップルの女の子が「これ、ほしい~」と呟いている。
隣の彼氏は聞こえないフリか、まったくの無視。
もう一度彼女が「これ、ほしい~」
彼氏、無視。彼氏じゃなくて兄かしら。カンペキスルー(笑)






今年の夏は暑かったから、植物の管理は大変だったことだろう。
コスモスが見頃だった。コキアはあまり色づかないまま枯れたか。
うちのベランダの鉢物はみんな枯れてしまった。多肉まで枯れた。





ハロウィンが終わったと思ったらもう街はクリスマス一色、
ここもクリスマスの飾りつけが楽しい。子ども連れが途切れた瞬間を狙って撮る。




こういうの好きだな。一時期ドライフラワーに凝ったっけ。

さて、Iさんはもう帰りたそう。もう歩きたくない、足がパンパンと。
そのくせ下まで降りてきたら、北野異人館街の矢印の方に歩き出した。
大丈夫かいな。
私もまだ歩けそうだったので、もうひと頑張り




ところが、「うろこの家」あたりでものすごい上り坂に遭遇、
ハァハァゼイゼイ言いながら、こんなとこに住んでる人はいったいどんな人やろか、
車も自転車も通れない、緊急車両も入れない、こんなところに新しいアパート建ててるけど
入る人いるんやろかなどと悪態つきながら、なんとか「風見鶏の館」までたどり着いた。
はぁ疲れた。とどめの坂道。ひとりなら絶対歩けない。

もうじゅうぶんやね帰ろうと早々に下り、バスで三宮に戻って新快速で帰途に。
二日とも軽く1万歩超え、足はパンパン口もしゃべり疲れの一泊旅行でありました。
でも自分の足で歩けるのは幸せなこと。お喋りできるのも幸せなこと。
お天気にも恵まれたし、感謝しないとね。
いい気分転換になった。



筋肉痛になるツアー(^0^)

2024-07-26 | 旅行
日帰りバスツアーに行ってきた。
去年の秋も今年の春も、私が応募したツアーは参加者が集まらず催行中止^^;
今回は既に催行決定している中から「おいしそうやん」と発作的に決めた。ひとり参加だ。

行き先は滋賀。
日本料理店でイカやウニのお造り、近江牛のすき焼きを食べようという食いしん坊向けのツアーである。
正確にはH社の
「(梅田・新大阪発)泳ぎ活イカ・殻付き生雲丹・A5等級認定近江牛 日本料理店で食す美食会席フルコース 滋賀日帰り」
という長~いネーミング。
付け足しのように、多賀大社と河内の風穴(かわちのかざあな)、めんたいパークに寄る。
河内の風穴というのが「?」で、滋賀に行くのになんで河内(大阪の地名)なんだろうと思ったら、
全くの勘違い、滋賀県多賀町の河内であった。

新大阪からバスに乗って一路、滋賀へ。
行き先の順番を変更して先に多賀大社、風穴へ行くという。



多賀大社

伊邪那岐、伊邪那美の大神を奉った古い社。糸切り餅で有名だ。
ずいぶん昔に家族で来たことがある。
8月の祭りの準備が始まっていて業者が作業中、至るところ提灯だらけで
神社の姿が隠れてしまって残念だったが、みんなの長寿、安全をお願いした。



参道はひっそりしている。お祭りになると賑わうのだろうね。
向かいのお土産屋さんはこの2軒だけ?
糸切り餅はこしあんを米粉で作った餅で包んだもの。
2個170円也。あっさり上品な味だった。持ち帰れないのでその場でいただいた。



次に河内の風穴へ。

暑い時期に嬉しい涼スポット♪「河内の風穴」(多賀町) - 滋賀・びわ湖。お出かけ虹色ブログ|滋賀の観光旬ネタはコレ!

河内の風穴とは? 鈴鹿山脈に広がる鍾乳洞で、約55万年前にできたと言われています。風穴の総延長は全国第4位の10,020m!滋賀県天然記念物に指定されています。 ...

滋賀・びわ湖。お出かけ虹色ブログ|滋賀の観光旬ネタはコレ!

 

「ちょっとバスツアーには珍しいスリル満点アドベンチャー系スポットです。
 夏休みのお子さまが喜びそうな企画ですが」
今回のメンバーにお子さまはひとりもいない。44名ほぼ中高年。
「足元にお気をつけください。すべります。頭にもお気をつけ下さい。
 入り口は高さ1メートルもないです。手すりは付いていますが軍手があるほうが良いかと」
「くれぐれもケガをなさらないようにお願いします。
 ちょっと遠慮するわというかたは入り口付近の茶店のかき氷がおいしいです」
と添乗員さん。
なんだなんだ、そんなことを言われると心配になってくるやん。
手すりが付いてるならまぁ大丈夫でしょ。何より中は寒いぐらいに涼しいというから行かない手はない。



入り口近くでバスを降り、細い山道を登る。川の水が冷たくて霧が発生している。
道の途中には金網のつり橋のような箇所もあり、下を見たら怖いので前だけ見る。
そうだ私、めまいするんだった
すっかり忘れていたのに、このタイミングでなんで思い出すかね(笑)
とにかく前の人に離されないようついて行き、入り口にたどり着いた。
冷気が噴き出ていてひんやりと気持ちいい。
この先に人ひとりやっと通れる入り口がある。



中に入ると、まさにアドベンチャー。入り口は狭いのに中は広々。
写真撮る余裕もなく、ひたすら足を踏み外さないようにコケないように全神経を足に集中。
時折ポタッと水滴が落ちてくるがそんなの構っていられない。
横を他の家族連れのちびっこたちが駆けて行く・・・いいね、怖いもの知らずで。
確かに手すりはあるけど肝心なところで切れてるのよね。
足が短いせいか次の石まで届かなかったり。
かろうじて撮った写真がこれ。
何とか奥まで行き、また同じ経路で戻って、外に出た時にはどっと疲れておりました
出たらメガネが曇ったから、中はとても涼しかったはずだ。

緊張でおなかが空いているのも気づかなかったが、
日本料理店に着いたのは午後一時半を回っていて、遅いお昼となった。




あとからイカのミミとゲソが天ぷらになって出てきた。味噌汁撮り忘れ^^;

昨日は土用の丑。丑の日には「う」のつくものを食べるといいというが、
鰻、ウニ、牛、うどん・・・と「う」の付くもののオンパレード。
かなりのボリュームだったが、全部おいしくいただきました。
(ツアーの昼食としてはかなりおいしかった)


さて一夜明けて今日。
太腿の前の筋肉(大腿四頭筋)が痛い。
上腕の裏の筋肉(上腕三頭筋)も痛い。
運動しているつもりでも、普段はきっと足が上がっていないのだろう。
バスツアーに行って筋肉痛になるのは初めてだ🤣

しかし夏休みのお子さま向けにアドベンチャー系スポットを組み込んでおいて、
食事は日本料理の会席。
これじゃお子さま連れは来ないよね。この企画、大丈夫か(笑)

「皆さんほんとに誰一人お怪我がなくてよかったです」
と添乗員さんが心底ほっとしていたのが印象的だった。
添乗員さんもお疲れさま(^0^)



温泉旅行、白浜のリベンジ その2

2023-07-03 | 旅行
1年ぶりに会うEさんはまた一段とヨボヨボになっていた。
杖をついて玄関から下りる数段もやっとこで、あぶなっかしい。

途中どこかで夕飯をということで、クオリティ高めを謳う某回転寿司へ。
レーンを回っているのはお寿司の写真だけ。
あんなことがあったからしょうがないとはいえ、変な光景だ。
何のためのレーンやら。
注文はタブレットで各自好きなものを注文する。



おなかあんまりすいてない、なんて言っていたのにガンガン注文するIさん。
Eさんは胃がん手術しているのであまり食べないが飲む方はいける。ほぼビールで生きている。
「あ~タブレットで探してる間にウニ終了してしもた~。
 ウニ~ウニ~くやしい~」とIさん。ノンアルで酔っ払ったか。

ようやくおなかが落ち着いて、そろそろお勘定を・・・と思った頃にEさん、
「日本酒行こか。熱燗徳利大!」
「え~ もうやめといたら。せめて小にしときぃな。このあとホテルで飲むし」
と必死で止めるふたり。
「ほな小でええわ」
そうでなくても足元おぼつかないのに、酔っぱらってフラフラされたら手に負えない。
Eさんは天ぷらの残りの大葉を肴に手酌で美味しそうに飲んでいた。

次はスーパーに寄って、ビールとツマミと明朝のパンを調達する。
Eさんは車内待機。
Iさんと二人であれやこれやと探すうちに2人とも主婦の目に。
「ちょっとこれ、安いやん。これ買っていい?うち用に」
「いいよ、ほな私もこれ買おかな」となる。

魚売り場では
「ウニないかな。あったら買う?板に乗ったやつ。思いっきり食べたらいいやん。
 あ、瓶詰のウニあるよ、Iさん😁」
「もうええわ。忘れたつもりやったのに」






食料とビールを調達して、やっとホテルへチェックイン。
部屋はバリアフリー。窓の外は琵琶湖、目の前は桟橋、対岸の明かりがきれいだ。
このホテルではプラスチック製品を使わず、従って歯ブラシなども置かず。
部屋のキーも木製のカード、ボールペンも木製だ。

「温泉入る前にお金の清算するね」
ぞろぞろ長い寿司屋のレシートを出してきたIさん。
「もう三等分でいいやん」というのはじゅうぶん酔っぱらって眠そうなEさん。
「いやいや、私メッチャ食べたのでこれで三等分は申し訳ない」

ほな計算しよか、と私とIさんが取りかかる。
まず誰が何を食べたか仕分けして、クーポン8%を割り引いて消費税10%を掛けて・・・
これがね、なかなか出来ないんですわ
なんべんやっても計算が合わない。
私も程よく酔っぱらっているので、毎回違う数字が出てくる。
スーパーの買い物の方も然り。
なんで計算合わへんの!? 
「はよ温泉行こうな~」急かすEさん。
はいはいちょっと待って。焦れば焦るほど何が何やらわからんように。
もういいわ、当たらずとも遠からずの数字が出たのでそれで良しとした。やれやれ
回転寿司で割り勘なんて、やるもんじゃないね^^;
寿司は奢ってもらうに限る(コラッ)🤣🤣🤣


レシートと格闘の跡。30分以上格闘したよ。
寿司屋のレシートは立て替えたIさんが持ち帰った。しらふの時に計算し直しているかも(^0^)


念願の温泉に入れた時のEさんは満面の笑みだった。
「やっと入れたね~」「入れたわ~
連れて来た甲斐があったわ。よかった。
でもこちらはめちゃくちゃ緊張した。
腕を抱え、滑らないように一歩ずつ・・・歩行介助^^;

みんな眠気が覚めてすっかり蘇り、ビールとツマミで飲み会スタート、
しゃべるしゃべる、何をしゃべったか何を聞いたかあまり覚えてないが、
気がついたら夜中の2時半だったので、大急ぎで就寝。




翌日はマキノまでドライブ。
途中、この鳥居が見えたら白鬚神社。
これを撮ろうと観光客が道路に出るので事故多しとか。
確かにフォトジェニックだが、この日はお天気がイマイチで^^;



近江最古の大社 白鬚神社

猿田彦命ほか、たくさんの神様が祀られている。
猿田彦命は延命長寿の神様なので、みんな元気で長生きできますようにとお願いし・・・




メタセコイア並木 | びわ湖高島観光ガイド

初めて来たメタセコイヤの並木道。
「ここはEさんもちょっと歩きません?」
数歩歩いては立ち止まり、また数歩歩いては立ち止まり。
杖をついてはいるが、杖が役目を果たしていない。
デイで正しい使いかたを指導していないのだろうか。
ズボンのベルトの部分を持ち、腕を支えながらそろそろと歩く。
「もういいから、アンタら行っといで」
ベンチにEさんを残し、メタセコイヤの並木道を堪能。
街路樹といえばたまに枯れてる木があったりするものだが、ここはきれいに並んでいる。
並大抵の手入れではなさそうだ。
琵琶湖の北部、ずいぶん遠くまで来た。
そろそろ帰路に。


もう長い距離は歩けなくなってるのかな。歩くことが辛そうだ。
そもそもEさんがこうなったのは数年前に骨折したのがきっかけで、
それもお孫さんと遊んでいて手を引っ張られて転倒したというから、他人事ではない。
その後も肩や腕の骨折が続き・・・コロナ自粛も輪をかけたねきっと。
私も骨対策はしているつもりだが、気をつけないと。骨、ホネ、大事!

Eさんを無事に家に送り届けたら、2人ともどっと疲れが。
「このあと龍安寺でも行きます?石庭の」
「いやもういいわ。疲れた」
「気が疲れましたね^^;」

じゃあまたね~と京都駅から新快速に乗ろうとしたら、
「ただいま到着が遅れています」ひぇ~~。
15分程度の遅れで済んでよかったが、車中見事に爆睡だった




温泉旅行、白浜のリベンジ その1

2023-06-30 | 旅行
先月白浜行きのバスに乗れなかったEさんのための企画。

今回はIさんの車でEさんの家まで迎えに行くという。
「このままだと可哀想だから近場でどこかいいところないですか」

自治会の仕事で忙しいところに、義妹に7月8月の母のデイ送迎を丸投げされてしまった私は
(丸投げの話は腹が立つ&読んでもいい気分ではないだろうと思うのでやめておく)
あまり気乗りしなかったのだが、しゃあないなぁなんで私が探さなアカンねんと思いつつ、
京都から近くて温泉があってバリアフリーな宿泊施設を・・・
ということで、
目と鼻の先の琵琶湖岸、全室レイクビューを謳う某ホテルの素泊りプランを選んだ。
このホテル、見晴らしよく部屋は快適、バリアフリー、
足が悪い同伴者がいると言ったからだろうか、エレベーターからも近い部屋で、
なかなかよかった。


(某予約サイトより拝借しました)


新快速でまずは山科へ。駅前でIさんに拾ってもらう。
Eさんを迎えに行く前に少し観光をということで、毘沙門堂へ。






毘沙門堂門跡

天台宗 護法山安国院出雲寺 毘沙門堂 毘沙門堂は大宝三年(703)、文武天皇の勅願により開かれた天台宗の寺院です。 開山当初は、京都の出雲路橋付近(現在の御所北側)にあ...

毘沙門堂門跡

 


ここはIさんの家の近くで、毎日のように朝の散歩で訪れているとか。
それでもひとつひとつの社にお賽銭をあげ丁寧にお参りをしている。
彼女の意外な一面を見た。
京都の人は歴史とともに在るというか、
暮らしに行事や昔からの習慣が自然と根付いているのだろうね。
京都から一駅隣だけなのに、どことなく鄙びている。
平日の午後3時ごろ。ひっそりとしていて外国人観光客はいない。
さすがにこの辺りまでは来ないとみえる。
「そんなことないですよ、結構来ててうるさいです」


そのあとは金閣寺近くに住むEさん宅に向かうべく、
二条城、平安神宮などを窓外に見ながら京都の町を横断する。

「せっかくだから金閣寺、見たいわ」と私。大昔に来たきりなのだ。


おおー、金閣寺だ。金ぴかだ~~!





金閣寺 | 臨済宗相国寺派

正式名称を鹿苑寺といい、相国寺の塔頭寺院の一つ。舎利殿「金閣」が特に有名なため一般的に金閣寺と呼ばれています。

臨済宗相国寺派

 



こちらはさすがに夕方でも多くの観光客で溢れていた。
駐車場に観光バスが停まっていなかっただけまだマシなほうか。
ゆっくり見て回りたかったが、約束の時間が迫るのでざ~っと回って終了^^;


さて、Eさん宅へ。
ほんとに金閣寺のすぐ近くの住宅地、
ここに娘さんと一匹のワンちゃんと暮らしている。
週3日、デイサービスに行く以外は家にいるという。
買い物も食事の支度も洗濯も、全部娘さんが仕事から帰ってやると。
娘さんとは仲が良くなくて、ほとんど会話もないそうだ。
私もそうだったが、だいたい母と娘の同居はうまくいかない。
うまくいってる人がいたらコツを伝授願いたいぐらい


じゃあデイに行かない日は何してるの? 
会話もなくて毎日ぼぉーっとしていたら、お先真っ暗だよ。
まだ70代半ば、人生諦めたらアカン、楽しいこと見つけないと。

キャンキャン鳴くワンちゃんをひとり(一匹)残して
Eさんを車に押し込み、いざ琵琶湖方面へ~。


つづく





温泉旅行、3人で行くはずが・・・

2023-05-12 | 旅行
結論を先に言えば、2人で行くことになってしまった。
連休明けの旅行日和、楽しいはずの温泉行きが・・・まぁそれなりに楽しんだけど。
ちょっと残念、いろいろ考えさせられた出来事ではあった。



始まりは「たびとも」のIさんからのLINE。
「Eさんが温泉に行きたいと言ってるので、一泊でどこか行きませんか」

「え、行けるものなら行きたいけど大丈夫?」
去年会った時のEさんは歩くのはおろか、立っているのもやっとという感じだったし、
Iさんも脊柱管狭窄症で調子が悪かった。
もうこの3人での旅行は無理と思ったものだ。

去年の記事↓
たった2年、されど2年(2022.06.24)


Iさんが電話でEさんと話したところによると、
薬の影響で頻尿気味だがトイレ休憩があれば大丈夫、
こないだも娘さんの車で栃木の息子のところまで行った、
電車は階段の上り下りがあるからバスのほうがいいと言っていると。

本当に?
好きな時にトイレ休憩できる自家用車とバスとでは訳が違うけど。

「そういうあなたの脚は大丈夫? 辛そうやったけど」
今は調子がいいから大丈夫、とIさん。
もしEさんが行くなら、「湯快リゾート」ならバスで宿まで直行だから歩かなくて済むという。

Eさん曰く、不安がないわけではないがバスだったら行けそうと。
温泉入ってゴハン食べて、おしゃべりしたいと。

ふーむ。
Eさんはそれでいいとしても、私とIさんはちゃんとEさんをサポート出来るだろうか。
要介護2のEさんがコケたり歩けなくなったりしたらどうしよう。
宿では車椅子を借りるとして、無事に帰ってこられるかしら。
これでもしIさんまで調子悪くなったら・・・
なんかもう気分は温泉でノンビリどころではなくなってきた。

でもせっかく行きたい気分なのだから、じゃあ近いところで白浜でも行く? 



湯快リゾートの白浜行きバスは京都→新大阪→天王寺とお客を拾いながら宿まで直行する。
IさんとEさんは京都から乗り、私は新大阪から合流。
京都からだと約5時間のバス旅だ。
連休明けだし、渋滞もないだろう。
よし、白浜にしようということになった。


旅行当日。快晴
そろそろ家を出ようとしていたらIさんから電話。
ドキッ、悪い予感が・・・。
「Eさん、バスに乗れませんでした」
「えー!なんで?」
「あれだけ乗り場は八条口と言ったのに、中央口で待ってはった。
 早く八条口まで来て、と言ったけどEさん、無理やよう行かんて。
 バスの運転手さんに出発を待ってもらってたけど、これ以上は無理と言われて
 今、私だけ乗ってます」

ああ~やっぱり。何か起こると思ってた。
不安的中。

娘さんはEさんを中央口(駅の北側)に降ろして行ってしまった。
八条口(南側)まで、人の群れの中を足の悪いEさんひとりでの移動は無理だ。

「タクシーに乗って八条口まで来て、て言うたんやけどよう乗らへんて。
 私もバスに乗らずにEさんと新幹線に乗って新大阪まで行ったらよかった。
 きっと間に合ってたと思うわ。今やから思いつくけどあの時はもう頭真っ白で。
 あれだけなんべんも八条口、八条口て念押したのに、なんでやのん」

バスの中で責任感じて落ち込むIさん。
しょうがないよあなたのせいじゃないと慰めつつも、
しょっぱなからなんでこうなるかなぁと。
デイの送迎じゃないけど、身体が不自由ならやっぱり人から人へ対面で送り出し、
迎え入れないといけなかったのだ。
今、Eさんはどんな気持ちでいるだろうと思うと、私もどんよりしてしまった。





気持ちを切り替えて。
2人ならどこでも行ける。パンダでも見に行く?
バスの1日フリー乗車券を買い、アドベンチャーワールドへ行こうとしたら
運転手さん、「連休中頑張ったからパンダお疲れ。今日は休みやよ」
ガクッ。まぁ別にパンダ見なくてもいいし。
終点の三段壁まで行き、そこから海沿いの道を歩いて、途中バスに出合ったら乗って、
テキトーにごはん食べたりお茶したりして、ブラブラ行こか。



ところがこの辺、元々飲食店が少ないうえにパンダがお休みならお店もお休みなのよね。
おまけにバスもなかなか来ない。天気は良すぎる。
干からびそうになりながら地元の人にバス停はどこか、飲食店はどこか、尋ねながら歩く。
ようやくバス停を見つけ、一時間に一本のバスが10分待ちで来るとわかった時にはもう、
太川&蛭子みたいな心境に。
でも行き当たりばったりもドキドキで面白かった(^0^)


円月島。このあたりのバスがナカッタ。


後でわかったこと。
娘さんが「八条口でしょ」と言ったのにEさんが中央口と言い張るから、
おかしいと思いながらも娘さんは中央口で降ろしたらしい。
私たちと何度か中央口で待ち合わせたことがあったので、勘違いした or 思い込んだのだろう。
頭もアカンようになったと自分を責めるEさん。
「京都駅からどうやって家まで帰ったんですか?」
「タクシー乗った」
あら、タクシーひとりで乗れるやん。その能力をあの時発揮していれば・・・。



「次はゼッタイ行きたいて言うてはる。次は京都近辺にしよ。
 Eさんの家まで押しかけて私の車で送迎するわ」とIさん。

うーん、次は果たしてあるのか~!? 
しばらくはちょっと勘弁してほしい(ホンネ)。

気軽に旅行と言うけれど、Eさんはこれからはサポート体制の整った、
例えば看護師同行のツアーとかに参加したほうがいいかも。
ホテルの浴場は階段でしか行けない場所にあったし、部屋もバリアフリーじゃなかったし。
気軽にどこでもという訳にはいかない段階に来ていると思う。


つくづく自分の足でどこでも行ける歩ける幸せを嚙みしめた旅でもあり。
太かろうが短かろうが、ちゃんと動いてくれる我が足に感謝した。