明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

匂いのない世界

2016-08-23 | ひとりごと

前回の記事に書いた、孫2号の置き土産 =風邪

熱は引いたが鼻づまり、咳がなかなか取れない。

それでも必要最低限のことで動き回ってはいたが、
買い物に行こうとして制汗スプレーをシュッシュッとしたときに気づいた。


「あれ? 匂いがしない」


そういえば、ゴミ出ししたときの嫌な臭いも感じなかった。
あれあれ?
もっとキョーレツに匂う香水を鼻先でシュッとやってみた。

匂わない、全然。 無味無臭 ( ̄□ ̄;)!!

ええ~~~  


鼻が詰まって味がよくわからないことは今までもあったが、
60ン年生きてきて、匂いがわからなくなったのはまったくの初めてだ。

一時的なことで、鼻詰まりが治ればおそらくコレも治るだろう、
と自分を落ち着かせてみるが、不安、心配・・・もし治らなかったら
私はこの先、匂いのない世界で生きていくのか?
よせばいいのにネットで検索してみるといろいろコワイことが書かれている



そんな不安な日が4日続き・・・



今朝、脱いだシャツの汗臭さに思わず、「やった! 匂ってる!」
嬉しくて何度もクンクン(笑)
あ~よかった、戻った~。

嗅覚が戻ってきた。ホッ
あちこちクンクン嗅いではよしよし、これも匂う、よしよし (^-^)
ウソじゃないよね、といろんなところを嗅ぎまわっている。
もう大丈夫(だろう)

普段あまり気にかけないが、ないと困る嗅覚。
今回はそのありがたみを十分に感じた。
生きた心地のしない4日間だった。


風邪の鼻詰まりのあと、嗅覚がないのに気づかず放置、
というのが多く、
放置期間が長引けば治りも悪くなるというから、要注意だ。


コーヒーを淹れても何の匂いもしない。
これが相当ショックだった。
何の匂いもしない淹れたてのコーヒー、想像できますか?


一大イベント、終了 (´ヘ`;)ハァ

2016-08-18 | ひとりごと

はぁ~疲れたっ! 
こんな時期にイベントなんてやるもんじゃないね

ようやく気力回復し、
写真編集&記事UPしようかという気になっております (´ヘ`;)ハァ


父の七回忌法要&母の米寿祝 @8.11~12

ということで、
猛暑、道路新幹線激混みの中、孫ひ孫まで全員集合


甥(名古屋)姪(加古川)はまだいいとしても、うちの子たちは浜松、東京。
早朝からクルマ走らせ、はたまた自由席に並び・・・
ほんとにしんどい思いをさせてしまった。





子、孫、ひ孫まで揃い、総勢18名

弟(母の隣)がだんだん父に似てきた気がする。

生前の父に会っているのは息子夫婦だけだが、
まぁ父もひ孫が増えて喜んでくれていることだろう。
猛暑ゆえ墓参りはせず、早々に近くの旅館へ。


旅館では赤ちゃん用のフトンやらお風呂のイスやら
用意してくれていて助かった。

ゴロンと寝かせていると
「三つ子ちゃん?四つ子ちゃん?」なんて言われ(笑)

この姫たちは同学年。
今はみんな同じように見えても、
年頃になったら張り合って、さぞややこしいことに(爆)

でもやっぱりうちの姫が一番かわいい(^0^)バババカ
子ブタのようだった手足も、動くようになって締まってきた。





小さい子はこういう時に限って具合悪くなったりするもので^^;
案の定、うちの2号がネッパツ、ぐずってご機嫌悪い。
ゴハンもほとんど食べず。
こっちは救急診療所に連れて行こうかなどとオロオロするも
38度以上あるのにママは動じず。
ネツサマシートだか冷えピタだかで対処している。
子どもの状態は母親が一番よくわかっているからね。
翌朝には熱も下がりケロリとしていた。


母への米寿祝のプレゼントは、
みんなの寄せ書き、今回のアルバム、そして果物の頒布会。
姪のダンナさんがプリンター持参で、速攻でアルバムに仕上げてくれた。

果物の頒布会は、毎月、旬の果物が産地から届くというもの。
果物好きだけど重いので買ってくるのが大変そうな母にはちょうどいいかと。

終始ご機嫌の母、「2年後は卒寿やから、それまで頑張る!」
ですと




無事にイベント終了、
またもや激混みの中、帰っていく子連れファミリーたち。
みんなお疲れさま~

息子ファミリーはそのあと我が家に2泊して帰って行ったが、
しっかりと置きみやげを・・・



突如、私の喉が痛くなり、なんと38度のネッパツですわ( ̄□ ̄;)!!
んも~、2号め~~~



どうやら白衣高血圧?

2016-08-08 | ひとりごと

今日は頸部エコー検査を受けに病院へ。
エコーなんて妊娠した時以来だ。頸は初体験。

結果は・・・異常なし(ホッ)

血管の内膜と外膜の間にコレステロールがどんどんたまっていくと
どんな怖いことになるかという、
パラパラマンガみたいなのを見せながら先生が説明してくれるが、
こっちはもう異常なしの身、フンフンと上の空(爆)

LDLコレステロールの数値も若干高めなだけなので、
食生活で改善を、ということになった。

     


さて、血圧。

このひと月ほど朝と夜に血圧を測っているが、100~110台。
その血圧計を持参し、先生に測ってもらったらなんと! 上が156 (; ̄O ̄)

「え~!こんな数字見たことないです^^;」 激しく動揺

今度は病院にあるシュコンシュコンとゴムを押して測る水銀式ので測ると135。
この差は何? 先生も首をかしげている。


「まぁ家でこの数字なら大丈夫。
 検診のときも高めということは、白衣高血圧かな」と先生。

はぁそうですか。こう見えても緊張してるってことかしら。繊細なのね 
だって、医者も薬もキライやもん(好きな人、いないか)。

「でも年齢的にじわじわ上がって行くからね。朝の数字が140ぐらいあったら来なさい」
ということで、とりあえずは無罪放免。 

薬を飲まないといけないと言われたらどうやって逃げようかと思っていたから
ホントよかった。やれやれ。

家庭用血圧計の正しい測り方は、
右手上腕で測り、カフは矢印の部分を動脈に当てるように巻くのだそうだ。
あの矢印はそういう意味だったのか~。





忘れる忘れる、どんどん忘れる。

2016-08-03 | 母との確執

月イチの母宅訪問。

「父の7回忌法要&母の米寿祝」 の集まりが来週に近づいた。
今回は子、孫、ひ孫まで全員集合の予定。
大人12人、幼児2人、乳児4人・・・なんと総勢18人!
そのモロモロの打ち合わせを母としないといけない。

「暑い中、みんなが来てくれるだけで感激やわ~。
 興奮しすぎて、先に昇天したらどないしよ。
 おじいちゃんにまだ迎えに来んといてね、て言うてるねん」

などとゴキゲンな母。

「それもこれもじいちゃんばあちゃんの人徳のなせるわざ。
 子どもたちも小さい頃からよくしてもらったと思ってるから
 遠路はるばるでも来てくれるんよ」

と持ち上げる。
よし、なかなか快調な滑り出しだ。


母が用意するもの、私、弟・・・担当を決めてアレコレと打ち合わせていく。

お寺さんへのお布施の額は? という段になって、
「前に金額書いてもらった紙が見当たらない」と母があちこち探し始めた。

「前っていつ? 最近のこと?」
「いやいや、おじいちゃんが亡くなった時に・・・」
てことは6年前か。
「年忌法要はいくら、お盆はいくら、て全部書いてあって」

ああそれなら見たような気がする。
「法事関係のノートに挟んだんちゃう?」
「見たけどないねん」
どれどれ。
一緒に探そうとすると、「見んといて」 (-。-;

散々探し回って、やっと「我が家の栞」なるファイルの中から見つかった。
「なにこれ、こんなん初めて見たわ。我が家の栞? 何が書いてあるん?」
「いいやん何でも。アンタには関係ない」
さよか  (-。-;

「あちこちいろんなノートやらファイルやらあるけど、
 ひとつにまとめといたほうがいいと思うよ」

「そやな~。アカンわ~自分で入れといて忘れてるわ。
 私もこのごろよう忘れるようになったわ~」
(このごろ?(爆))

「トシ相応や。誰でもそんな前のことは忘れるよ。
 なんでもかんでも取ってあるけど、要らんもんはどんどん捨てていかな
 肝心のものがみつからへんよ~」



そこから毎度の「捨てる」話になり・・・。
それがいけなかったのか、母はだんだんムッとした表情に。

「陶芸の仲間に90代のひとがいるんやけど、あとのことは全部娘に任せてるんやて」
「それは娘さん、大変やろな。自分で出来ることはやっといてもらわな」
「・・・・・・」

しばらくして、
「そのひとが言うたはったわ、そんなやいやい言われたら生きてる気がせえへんて」

「・・・・・・」
今度は私が黙る番。そのひとじゃなくて、母がそう思ってるということね。



話題を変えて。

「こないだの健康診断で血圧高めで要再検やってん。
 近所の医者に行ったら、親やら祖父母やらの病歴聞かれたわ。
 私のお爺さんっていくつの時に何の病気で亡くなったん? 」
(私が生まれる前に父方も母方も祖父は他界している)

「肺病やったな。いくつやったんやろ。私(母)が17のときやから・・・」
待てど暮らせど計算できない。

「父方のお爺さんも若くに亡くなってるね」
「なんか演説してるときに倒れたんやて」
「演説? 何の?」
「さぁ」
「倒れたってことは脳卒中か心臓やろか」
「さぁ。前に聞いた気がするけど、忘れた」

「おかあさんはいつごろから血圧とコレステロールの薬、飲み出したん?」
「さぁ~だいぶ前」
「60代?70代?」
「さぁ。忘れたわ」
「そんな昔のことやないのに忘れたん」
「忘れたわ~みんなあれもこれも。忘れてしもた。アッハッハ~」

ミョーに明るい。ハイテンションだ。それに素直。大丈夫か?
まぁへんに落ち込まれるよりずっといいが。

「そっか、忘れたか~、まぁいいか~、アッハッハ~」
(ぼちぼち来たかな・・・^^;)


「そうそう、こないだ大失敗してん。お湯沸かしてて忘れてほかのことしてて、
 なんか今日はヤケに暑いな~と思ったら火つけたまんまやった。
 お湯半分ぐらい蒸発してたわ」
と、これは私

「火のそば離れたらアカン!ってキツう言うたんアンタやんか。
 言うた人がそんなことでどうするねん!」

「いや、いつもならシュンシュンいうから気づくんやけど
 今はほら、セミがシワシワシワシワ~~てうるさいやん。聞こえへんかってん」

「セミのせいにしたらアカンワ。アンタもエラソーに言うてんと、気ぃつけや

ハイ、おっしゃる通りでごぜいますダ^^;


叱られて、丸く収めて帰ってきたが、
ぼちぼち母の記憶が怪しくなってきた。
認知症の気配? かもしれない。