明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

広州便り ~先行き不透明~

2020-01-29 | 広州便り
昨日、息子家族がやってきた。
ホテルのロビーで一年ぶりの再会。
(我が家は豪邸ゆえ5人を泊めるのは無理、近くのホテルで宿泊)

子どもたち、みんな大きくなった(^-^)


2号は春から日本人学校の一年生。
ランドセルをプレゼントした。



挨拶もそこそこに、今回の肺炎の話になる。

浜松ではまず、マスクや向こうで入手しづらい日用品、食料品の買い出しに行き、
段ボール箱3箱に詰めて成田空港宛てに宅配便で送ったとのこと。

広州は外出時のマスク着用が義務付けられ、
着けていないと罰則があるそうで、
それ以来、やはりマスクは品薄とか。

そもそも春節帰国の目的のひとつは会社の健康診断だが、
会社指定のクリニックに行き、中国からの帰国と言うと、
今回は「一瞬、引かれました^^;」byお嫁ちゃん

しかたがないよね、こういうことになってるから。
とは思うものの、
この先、あちこちでそういう目に遭うことがあるかと思うと、
かわいそうになる。

他人事ではない、私だってこの先、
「中国から帰国した家族と接触」というだけで
遠ざけられるかもしれないし、すでに感染の可能性だってあり得る。



お嫁ちゃんによると
「幼稚園も学校も、1週間の春節休暇に加えて2週間、お休みになる」そうだ。

日本に帰ってきてから連絡があり、知ったそうで、
いつどんな連絡が入るかわからないので、メールチェックを頻繁にしているという。

「1号の日本語能力がアヤシイので、勉強の遅れが気になる」と。

え、1号の日本語能力がアヤシイ?
時々、変な日本語になるという。
中国語、英語も頭の中に入ってるんだもんね。
まぁ大丈夫とは思うけど、ママとしては心配だね。

ホントに2週間の休校で済むならいいが、
もっと長引いたら学校はどこでどう遅れを取り戻すのやら。




母や弟夫婦も加わり、みんなで食事。
子どもたちは「大おばあちゃん」の前でお遊戯を披露したり、歌を歌ったり。
3人ともテレずに堂々としたもの。
食べ物も「これは好き、これは嫌い。これは今はほしくない」
と、はっきりしている。
1号2号がコーラを頼んでも3号は「私はいらない。お茶ちょうだい」
これには母がえらく感心していた。

「さっき、ジュースひとりだけ飲んだんだよ」
と、2号が暴露してくれたけど(^0^)

久しぶりにワイワイと賑やかな食事だった。



そうこうするうちにもメールが入る。
「広東省は企業活動をしばらくストップ」とか何とか、息子が言っている。

息子は2月1日の便で広州に戻る予定だったが、
戻る必要がなくなったらしい。

日本で待機ということか。
会社の指示待ちだが、
おそらく浜松に出社ということになるのではないかと。

「え、荷物を成田に送っちゃったのに」

明日から千葉のお嫁ちゃんの実家に移動して、1日出国のはずが、
少なくともお嫁ちゃんと子どもたちはもう2週間、
(もしかしたら息子も?)
千葉でお世話になることとなった。

子どもたちの元気、パワーはすさまじく、
波長の合わない年寄りは見ているだけで疲れてしまう。
あちらのご両親は私より5歳ほど若いから大丈夫と思うが、
お疲れが出ませんようにと祈るばかりだ^^;

これからどうなることやら、先が見えない。







広州便り ~無事帰国~

2020-01-26 | 広州便り

中国、海外への団体旅行を禁止 27日から 新型肺炎:朝日新聞デジタル

 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の拡大で、中国の旅行会社を統括する中国旅行社協会は25日、中国政府の要求に基づき、国...

朝日新聞デジタル

 


息子家族、昨日午後成田に到着
夜には無事、浜松に帰り着いた とのこと。
やれやれ、ほっと一安心だ。

「広州も成田もマスク姿が目立つぐらいで、別に普通」
だって。

そうなの!?
武漢からの便じゃないからか。


アメリカは武漢の米人脱出のためにチャーター機を飛ばす、
フィリピンは武漢から来た観光客を送り返す、

日本は?




春節の連休が始まった中国から到着し健康カードを受け取る乗客ら
=24日午後、千葉・成田空港   01/24 17:18 時事通信社





それにしても、
10日で病院建てるとか、旅行禁止令とか、
いきなりのお達しが出てしまう国にびっくりだ。
10日で病院にはちょっと笑ってしまった。






広州便り ~日々刻刻と・・・

2020-01-23 | 広州便り



武漢市、空港・鉄道を封鎖 新型肺炎患者571人に 中国(時事通信) - Yahoo!ニュース

【北京時事】新型コロナウイルスによる肺炎で深刻な被害が出ている中国湖北省武漢市は23日、市外への感染拡大を防止するため、空港や鉄道駅を閉鎖し...

Yahoo!ニュース

 


いささか遅きに失した感があるが、ようやく市は対策を取る模様。
都市まるごとを封鎖するなんて、すごい発想だわ(驚)
そんなことが実際、出来るものなのか。
どうせやるならもう少し早くやってくれていたら、と思わないでもないけど。
どんどん数字が増えている。

息子に we chat で連絡取ったら「みんな元気」とのこと。
広州は武漢とは遠く離れてはいるものの、飛行機で2時間ほどの距離。
広州に限らず全土に広がるのは時間の問題かも。


出国は今日か明日か。とにかく早く帰ってこーい。
はっ! 
武漢駐在の日本人は春節に帰国できないのか!?
お気の毒・・・
自分のことばかり考えていて申し訳ないと思うが、
どうなることかと日々刻刻、変わっていく報道を見つめている。


昨日、〇ーブスの帰り道、なんだか腰が痛い。
そういえば肘も痛い。
関節が痛いなぁ・・・もしかしてインフル?
冗談じゃない!
 
速攻帰宅して熱を測るが36℃。これからネッパツする?
念のために10時半に寝た。私としては異常なほどの早寝。
夜中3時ごろに一度目が覚めたが、次に目覚めたのは8時。
9時間半も寝たことになる。すごい!

新型肺炎のことばかり考えてるからナーバスになってるのかな。
ぷっ! ナーバスな人が9時間半も寝られるなんて






「たびとも」さんと温泉一泊

2020-01-18 | 旅行
「近場で新年会、やりませんか?」
「たびとも」のIさんからLINEが入った。

前にも書いたが、「たびとも」さんとは
数年前にひとり参加限定の旅に参加したときに知り合った仲間。
その中のバツイチ、ひとりぐらしという共通項の3人が
じゃあどこか行きたくなったら一緒に行こう、
なんせひとり参加は割増料金発生で高くつくからね、ということで
たまに一緒に旅行に行っている友人(といえるのか)のこと。

ワンちゃん(20歳)を長く介護していたIさんは
昨夏、無事に看取って時間が出来た。
手首と腰を骨折していたEさんは、
治ったころに今度は自転車でコケて、右肩骨折
要介護2の身ではあるが、近場なら行けると。

で、Iさんにすべてお任せで、選んでくれたのが
ここ

私にとってはホントに近場。送迎バスで数十分。
大昔に一度行ったことがあるけど、まぁいいか。

ふたりとは去年の桜のころに会って以来だ。

Eさん(72歳)、すっかり老け込んだ。
昔は山登りもしていたというに、足は細くなり、
食も細い。胃がんで胃を全摘しているそうな。
食事はバイキングだったので、ひたすら食べまくる私とIさんに比べ、
Eさんはちょっとだけ食べたら、あとはビール。
ビールが好物で、家でもビールばかり飲んでいると。
買い物は生協の宅配とヘルパーさん頼み、
週に2日のデイサービス通い以外は家を出ることもほとんどなくなった。
胃摘出の影響もあるけど、動かない生活でおなかがすかず、
すいてもビールばかりでは、身体にいいわけがない。

筋肉つけないとね、肉や牛乳、納豆にチーズにエトセトラ・・・
ふたりが何を言っても「嫌いやねん」「食べへん」
はぁ~
でも「歩けないようになったら困る」

じゃあ効率よくプロテインでも飲んだら? 
「イヤ」

年上の人にあまり強くも言えなかったけど、
このままだともう衰える一方、どうするつもりだろう。
骨折もなるべくしてなったような気がする。
やっぱり何でも好き嫌いなく食べて、そこそこ動かないとね。
私と5歳しか違わないのに~。

かたやIさんは健康オタクとでもいうか、
山ほどサプリやら健康食品やら持参の旅だ。
いつも荷物が多い。今回も然り。

どっちもどっちやな~。







              (温泉公式HPより拝借しましたm(__)m)

天空の露天風呂が気持ちよかった~。


隣のスパーガーデンでは大衆演劇などやっていたが
夜の歌謡ショーだけ見た。
歌手が客席を回るとお客さんが花輪(レイ)をかけてあげてる。
あのレイはお金を出して買うそうな。
へえ~そうなんだ。おひねりの代わりってことか。
なんか昭和レトロだわ。
こういうのを見るのは初めて。


あとは食べて飲んで喋りまくって。
ほとんどお互いのプライベートを知らないから、
何のことやら訳わからんところもいっぱいあるけど
言いっぱなしの聞きっぱなし。
吐き出せばそれで気が晴れる部分が大なので、
へえ~、ふ~ん、大変やね~的な返事しかできない。
喋りたい人は勝手に喋り、返事がなければ寝てるという(爆)

まぁそんな一夜でありました




Nスペ 「認知症の第一人者が認知症になった」

2020-01-13 | ひとりごと


認知症の第一人者が認知症になった

 


1月11日のNスペは
認知症医療の第一人者、長谷川和夫氏(90)の
1年間をNHKが記録したものだった。

昨今、病気の当事者が発信することも増えて
新聞記事などで目にすることも多いが、
専門家が身を持って体験し、語っている点が興味深かった。

「確かさ」がなくなる、それを確認させてくれるのが家族の存在、
見える景色は以前と何ら変わらないetc.
非常に理路整然と応えられていて、
家族、特に奥様に依存&感謝されておられるのがよくわかったが、

自分が提唱したデイサービスにはもう行きたくない、
行っても誰とも話さず、孤独になる・・・

娘さんの、
「お母さんが楽になるから自分が作ったデイサービスに行くんでしょ。
 行かなかったらお母さんがまた大変になるよ?」
の問いには、
「‥‥‥」無言。
このとき、何を思っておられたか。

「外出するとき、鍵をかけたか気になって確認に戻る。
 それを何度も何度も繰り返す」
という氏の言葉は、「事実ではない」と娘さんが補足する。

娘さんと奥様の支えがあればこその日常だが、
家族の苦悩はあまり描かれていなかった。
奥様も要介護者でありながら氏の講演活動などにも同行している。
日々の現実はもっと大変で、
家族はかなり無理をされているのではないかと思う。
本人のプライドもあり、
写せない場面、話せないこともあるのだろうと思うが、
いささかきれいごとと感じた。

家族、つまり自分は誰か、どこにいるのかなどの
「確かさ」を確認させてくれる家族のいない者は、
どうやって自分を確認すればいいのだ。
遠くの親戚より近くの他人じゃないけれど、
ご近所さん、友達、行きつけの喫茶店、行きつけのコンビニ、図書館・・・
これからはあちこちに足跡をつけておかねばならない。


余談。というか蛇足。
ふと思い出した、私が老健で働いていた時。
レクの時間、脳トレと称して小学生レベルの算数(四則計算)をやってもらっていた。
ある男性は早々に仕上げて「簡単すぎる」と。
あるとき、その男性が新聞の「数独」を解いていたので、
好きなのかと尋ねると「大好き」と。
簡単な数独の問題をプリントして持っていくと嬉々として解いて、
「もっと難しいものを」
ではこれならと「激辛数独」を渡すと、次の私の出勤日までに解いて、
私を見るなりニコニコして解答を見せてくれた。
「すごいですね!」「たいしたことないよ、次はどれ?」

あのかたは今、どうしてるかな~。
レクひとつでも、
それぞれのやりたいものをと言うは易し、行うは難し。が現実・・・。




再放送、あります。
2020年1月16日(木)午前0時55分~1時44分(15日深夜)
「認知症の第一人者が認知症になった」