自治会主催の救命救急講習に参加した。
私の住むところはすぐ近くに消防署があるので比較的安心感はあるが、
だからと言ってすぐに救急車が来てくれるとは限らない。
心肺蘇生法の講習はずいぶん前に受けたが、AEDが登場する前のこと。
一度、AEDの実物と使い方を見てみたかった。

救命救急士の指導のもと、
人形を使って胸骨圧迫、気道確保、人工呼吸・・・胸骨圧迫、気道確保、人工呼吸・・・
これを繰り返す。結構ハード

AEDのバッグの中身は、本体と電極パッド。
電極パッドは袋に入っていて、シールをはがして粘着面を体に張り付ける。
低周波マッサージ器と同じ仕組みね(爆)
貼る位置は図解されているから迷うことはなさそう。
要するに心臓を挟み込む位置に貼ればいい。
心電図解析がされ、必要ならば電気ショック、となる。
到着した救急隊員に引き継ぐまで繰り返す。
使い方は音声ガイダンスがあるので子供でも使えるぐらい簡単というが、
本当にそんな感じだった。
ひとつひとつの手順が終わるまで音声ガイダンスが先走ることはない。
だいたい分かったが、実際使えるかどうかはその時になってみないとね。
まずは落ち着くこと。
そして体がこの感覚を覚えていてくれることに期待する。
喉を詰まらせたときの応急処置として
背部叩打法と腹部突き上げ法(ハイムリック法)。


[背部叩打法]

[腹部突き上げ法]
普段の生活ではこっちの出番のほうが多いと思う。
ずいぶん昔のこと、
ママ友に連れられてうちに遊びに来ていたおチビちゃんが
走り回った途端にアメ玉を詰まらせた。
逆さにして背中を思いっきり叩いたらコロッと出たが、ヒヤッとした瞬間だった。
以来、子どもにアメをあげる時は必ず砕いてから渡すようになった。
そのおチビも今や20代後半の青年に。彼の顔を見るたび思い出す。
老健では、
朝食のパンを口いっぱいに頬張ったおじいさんが喉を詰まらせた。
ナースがいろいろ応急処置を試みたが、何をやってもダメ。
顔面蒼白、いよいよ救急搬送となり、エレベーターに乗り込む時、
フロアとエレベーターの段差にストレッチャーがひっかかり、ガクンと揺れた。
その瞬間、口からパンの塊が転がり出た!
おじいさんは一命を取り留めた。
噛まずに飲み込むことが多いお年寄り、
朝はおなかが空いているから、がっついて食べるとこういうことに^^;
そもそも高齢者は唾液の分泌が少ないから、
小さく切るだけでなく、
とろみ剤などでまとめて飲み込みやすくしないといけない。
黄な粉、海苔なども要注意だ。
私も黄な粉は苦手で、いつも噴いてしまう^^;