風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

丁寧に大切に

2007年02月02日 | 清水ともゑ帳
同じ景色でも、そのときの心模様でまったく違って見えることがある。

例えば、毎日毎日、何年もの間、通勤通学に渡っている橋があるとする。
特に思い入れもなく、ただなんとなく、そこにあるから渡っている橋。
でも、その橋の上で、素敵な彼、彼女と出会ったら…。
橋は特別な場所となる。
橋そのものは、別段変わったわけでもないのに…。

数日前、私は救急車で病院に運ばれた。
自分の人生もここまでかも…と覚悟した。
幸い、入院することもなく、点滴を受け、その日のうちに帰宅できた。

翌日も、その翌日も、体調は冴えず、大好きなコーヒーもパンも、体が受けつけない。
でも、いつも見ている景色が愛おしくなった。
自宅から見える空、海、川、鳥、樹木…、そして、夫と周りの人たち、もちろん、愛犬も、すべてのものが。

これからは、日々を丁寧に大切に生きようと思った。
個人的な日記もだけど、ブログにもできるだけ、その日のことをとどめておきたいと思う。


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そんな私の心に射した光が、いけばなだったように思う。
命ある花を、少しでも美しく生けたい。
そのためには、我流では花に申し訳ないので、ちゃんと習いたいと思った。
午後は、教室へ見学に出かけた。

先生がおっしゃった「私もまだ習っている身。私が習ってきたことを生徒さんにおすそ分けしている状態です」という言葉に惹かれた。
おそらくここで習う。
でも、熱しやすく冷めやすく、飽きっぽい私は、もうしばらく冷静に考えてみようと思う。



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