「面倒だけどイヤなことじゃないですねぇ」と、その人はインタビューに答えていた。
大型犬を数頭、多頭飼いしている奥さんで、犬のために都内にあった家を売り、八ヶ岳に引越したそうだ。
当時、私は自分が犬を飼うなんて思ってもみなかったので、ここまでして犬に思い入れができるってすごいもんだなぁと、感心した。
ただ感心したのなら、それほど記憶に残らなかったと思うのだけど、「面倒だけど嫌なことじゃない」という感覚がどんなものなのかが、ずっと気になっていた。
何事においてもぐうたらな私は、とにかく面倒なことが大嫌い。
つまり、面倒イコールイヤなこと、嫌いなことだ。
犬を飼うと決めたとき、私はその面倒さと付き合っていけるだろうかということが一番心配になり、何度も自問自答を繰り返した。
ポポと暮らし始めて、早3ヵ月。
実は一度も面倒だなんて思ったことがない。
かといって何でも居酒屋のごとく「ハイ、よろこんで!」というふうでもない。
ポポのケージやトイレを掃除することなど、自分が食後に歯を磨くことと同じくらい当たり前の営みの一つになっている。
ポポと生活することで、私にとって「面倒なこと」というのはありえない気がしている。
たぶん、これからもずっと面倒など感ずることなく、その当たり前のような営みができることにささやかな喜びを感じながら、一緒に生きていけるのではないかと思っている。
大型犬を数頭、多頭飼いしている奥さんで、犬のために都内にあった家を売り、八ヶ岳に引越したそうだ。
当時、私は自分が犬を飼うなんて思ってもみなかったので、ここまでして犬に思い入れができるってすごいもんだなぁと、感心した。
ただ感心したのなら、それほど記憶に残らなかったと思うのだけど、「面倒だけど嫌なことじゃない」という感覚がどんなものなのかが、ずっと気になっていた。
何事においてもぐうたらな私は、とにかく面倒なことが大嫌い。
つまり、面倒イコールイヤなこと、嫌いなことだ。
犬を飼うと決めたとき、私はその面倒さと付き合っていけるだろうかということが一番心配になり、何度も自問自答を繰り返した。
ポポと暮らし始めて、早3ヵ月。
実は一度も面倒だなんて思ったことがない。
かといって何でも居酒屋のごとく「ハイ、よろこんで!」というふうでもない。
ポポのケージやトイレを掃除することなど、自分が食後に歯を磨くことと同じくらい当たり前の営みの一つになっている。
ポポと生活することで、私にとって「面倒なこと」というのはありえない気がしている。
たぶん、これからもずっと面倒など感ずることなく、その当たり前のような営みができることにささやかな喜びを感じながら、一緒に生きていけるのではないかと思っている。