風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

有東坂池

2006年04月30日 | 静岡
有東坂(うとうざか)池に泳ぐ鯉のぼりを見にポポと出かけた。
車で池の近くを走るとき、いつもこの場所が気になっていながら、来たのは今日が初めて。



ポポが家に来てからというもの、一緒に散歩へ出かけたいと思う場所が増えた。
今まで、そのうち出かけようと先送りにしていたところでも、ポポを連れていきたいと思うと、フットワークが軽くなる。
散歩があまり好きでない犬なので、迷惑かもしれないけど…。



明日から五月、水辺が心地いい時期になった。
水鳥が羽を休めている のどかな風景にホッ。
休日の昼下がり。
この前までは日なたを探して歩いていたけど、今日は日陰を探して移動する。
熱くはないかと、時々、地面の温度を確かめながら。



長い距離の散歩で、ポポには大変だったかなぁと心配したけど、家に帰ってもまだまだ遊べる余力があった。
おなかがいっぱいになって、今夜もよく寝ている。
次はどこに行こうかな、ポポ。

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自家製ベーコン

2006年04月29日 | 食べもの帳
『はなまるマーケット』で鳥はむを知ってから、すっかりハム作りにはまっている。
「はなまる」でのレシピ通りに作ったあと、スモークしたら、さらにおいしくできあがった。(自画自賛
それからは、鳥はむを作る以外に、豚ロース肉のかたまりで、ロースハムを作ったりもしている。
そして今日、3日前から仕込んであった豚バラ肉のかたまりで、ベーコンができあがった。



以前にも、スモークにはまったことがあり、スモークチーズやスモークチキンなどを作っていた。
そのときに使いきれなかったサクラのチップを使用している。
年月とともに香りが飛んでしまったのではないかと思ったけれど、そうでもなかった。

鍋底にアルミホイルを敷き、その上にチップと砂糖を混ぜておく。
焼き網に肉を載せ、蓋をし、中火で約25分加熱するとスモークのでき上がり。



肉を買うときいつも思うのだけれど、生肉も市販の肉の加工品も、ほとんど値段が変わらない。
だったら、できあがった物を買っちゃった方がいいんじゃないかと迷う。
でも、添加物などを考え合わせると、ベーコン・ハム作りに凝っている今しばらくの間だけでも、自家製にこだわってみたいと思う。

冷蔵庫には一昨日から、次の「鳥はむ」のために味付けした鳥むね肉が2枚、眠っている。
鳥はむを作る工程でのゆで汁は、クッキングペーパーなどで一度こして、スープストックにしておくととても便利。
スープだけを作ろうと思うとちょっと面倒だけれど、ハムの副産物なら得した気分だ。

明日は、このベーコンで、カルボナーラを作ってみようっと。


安倍川花木園

2006年04月28日 | 清水ともゑ帳
今日は、義母、夫、ポポと一緒に、静岡市葵区の安倍川花木園へ出かけた。
静岡駅より約30分、安倍川沿いを北上していく。



ゴールデンウィークのころまで、藤まつりが開催されるそうだ。
少し前までは、枝垂桜がきれいだったようで、葉桜になってきたとはいえ、今日もまだかわいらしい花を楽しむことができた。



入口でガードマンさんが、「麝香藤(じゃこうふじ)がいい香りですよ」と声をかけてくれたとおり、藤棚の下では上品なかぐわしい香りが漂っていた。



藤というと私は紫色しか知らなかったけれど、赤紫色の藤もきれい。



淡い紫色で花房が長い藤も。

数々の種類の藤の色、香り、そして、山々の新緑、清流の音。
体の隅々まで心地よい刺激を受けてきた。


『街道てくてく旅。』 江尻宿

2006年04月27日 | 清水ともゑ帳
14日の記事にも書いたNHKで放映中の『街道てくてく旅。』をほぼ毎日見ている。
元サッカー日本代表の岩本輝雄さんが東海道五十三次を完全踏破するという企画で、今月3日に日本橋を出発し、昨日、清水区の江尻宿に到着した。
今朝8時からの稲荷神社での生中継を見に行ってきた。

中継が始まるころから雨がやみ、空が明るくなってきた。
本番まであと2、3分という時だったけれど、テルさんに写真をお願いしたら、カメラに笑顔を送ってくれた。



この稲荷神社には、「日本少年サッカー発祥の碑」の大きなサッカーボールがある。



テレビ画面で前日の移動の様子がVTRで流れている間、テルさんは地元小学校のサッカーチームの少年たちと歓談中。



テルさんがパスを出し、みんながそれをゴールに蹴る様子は、とても楽しそうに見えた。
今日放送のVTRでは、江尻宿本陣やエスパルスドリームプラザの広場に訪れた場面、また、清水商業高校サッカー部の大滝監督との対談が収録されていた。

生中継のあと私は、写真を一緒に撮っていただき、サインもいただいてきた。
先日の放送で、テルさんがピアノを弾いていたのを見て、ますますファンになってしまった。
ピッチでの激しい動きとは対照的に、鍵盤上のしなやかで繊細な指先から奏でられるメロディに感動した。
また、旅の途中で感想を語るときの、彼の感性の鋭さにもハッとさせられる。
放送が始まったころは、宿場の歴史や旅だけに興味を持っていたけれど、近ごろは彼が伝えるこの「てくてく旅」そのものが楽しい。



私の隣でテルさんを見ていたおばさまたちが、「あ~んた、テレビで見るよりずっといい男だねぇ」と言っていた。
私も目がハート型になりながら、テルさんを見ていたので、ついウンウンとうなづいてしまった。

テルさん、明日は府中、静岡市葵区の駿府公園からの生中継。


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庵原の高山

2006年04月25日 | 低山歩き
今日もポポと一緒にちょっと長い時間の散歩。
清水区庵原町の高山の途中まで登ってきた。



山のふもとの庵原球場の向かい側に、介護施設が建設中。
近くでは第二東名の建設工事も進み、私が庵原に住んでいたころとは、この山のあたりも少しずつ変化している。



茶畑の新芽が輝いていた。
ゴールデンウィークのころには、みかんの花がすがすがしく香ることだろう。



霞の向こうに、富士山が顔をのぞかせていた。

高山は落ち着く場所。
ここで感じる季節の移ろい、そして、ここからの眺め。
登るごとに好きになる。

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「大安」の今日

2006年04月24日 | 清水ともゑ帳
今日は初夏の陽気だった。
ポポを連れて義母のところに寄り、いつもと違うコースで長い散歩をした。

清水魚市場の近くに来たところで、色鮮やかな大漁旗が見えた。
どんな船があるのだろうかと近づいてみることに。
「関係者以外立ち入り禁止」の札が立っていたけれど、船の方に向かう人の群れに、私たちもついて行った。

すると、ちょうど餅まきが始まったところだった。
私もお餅を拾いたかったけれど、遠巻きに見ていた。
新造船の進水式のようだ。
船乗りさんの餅まきは威勢がいい。
見ていて気持ちよかった。



「河岸の市」からJR清水駅東口の広場に向かった。
そしたら、ここもおめでたいことに気がついた。
赤い葉(木の名前がわからない)と白いツツジ(「平戸ツツジ」と札があった)の紅白ライン。
このあたりをデザインした人は、今の時期、赤と白のきれいなコントラストになることをイメージして樹木を決めたのではないかなと思う。



ツツジの花にはたくさんのミツバチが群がっていた。
子どものころ、レンゲやツツジの蜜を私も吸ったっけ。



もしかして今日は「いい日」なのでは…と思い、家に帰ってカレンダーを見たら、「大安」だった。
ふだんは大安も何も気にしないんだけど…。
ミツバチさん、佳き日の幸せも運んでくれてそう。

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1月よりも…

2006年04月21日 | 清水ともゑ帳
今日は「寒の戻り」だそうで、ニュースでは長野県の河童橋で雪が降っている映像が流されていた。
夕方、通りを歩いていたら、「あんた今日は寒いっけねぇ」と近所の人たちが挨拶を交わしていた。

今年1月、日本海側や東北、北海道でたくさんの雪が降っているのに、富士山に雪が少ないのはなぜか、というのがローカルの情報番組で特集されていた。
1月8日に撮ったこの↓写真には、確かにうっすらとしか雪が積もっていない。



昨日も雨のあと、富士山が見えたけれど、今日は一段とくっきりその姿が見えた。
JR清水駅の駅舎からガラス越しに富士山を写した。



4月半ばの今の方が雪がこんもりと積もっている。
昨年は12月から強い寒波が来て、この時期にまだ「寒い」と感ずるので、例年より冬が長いように思う。
「冬」は日本列島に居心地が良くなってしまい、去りがたいのかしら。

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春の赤

2006年04月20日 | 清水ともゑ帳
今日午前中の静岡は、風雨が強く荒れた天気だった。
昼過ぎには青空が広がり、富士山も姿を現した。



この時期、若葉の淡い緑もきれいだけれど、こんな赤い葉も目に鮮やか。
秋、色付いた葉が風で散っていくのを見るのは、どこか切ない思いがあるものだけど、
今日のような強い風に吹き飛ばされることなく、むしろ風と遊んでいるようにも見えるこの木の葉は、一層 若さを感じる。




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不思議な空間

2006年04月18日 | 清水ともゑ帳
昨日のことを振り返ると、ビオトープで過ごした時間に現実味がないような気がした。
おそらくそこにたった一人でいたせいなのだと思う。



子どものころに何度も読んだ『秘密の花園』を思い出した。
…といっても、繰り返し読んだ割には、ストーリーをすっかり忘れてしまっている。
当時は、その本を開くと、「どこでもドア」のように、私自身まで秘密の花園で遊んでいるような錯覚に陥っていた。
本を閉じたとたんに母の小言が聞こえてきたり、やらなければならない宿題を思い出してうんざりしたり……。
そして、また本を広げて、花園へ戻っていくのだった。



中島浄化センターのビオトープもそんな感じで、一歩足を踏み入れたら、外の機械音などがシャットされ、せせらぎの清らかな音、木の葉がサラサラと風になびく音が聞こえ、日差しが柔らかくふりそそいでいた。



また、行ってみたくなる、ちょっと隠れ家的な静かな異空間だった。


風電君

2006年04月17日 | 静岡
いつも君のことを遠くから見ていたんだ。
やっと会えたよ、「風電君」



海岸沿いの国道150号線を車で走るとき、発電施設の風車が気になり、一度、近くで見てみたいと思っていた。
やっと晴れ間がのぞいたので、今日は「風電君」に会いに行ってきた。
発電施設は、静岡市駿河区の中島浄化センター内にある。



「風電君」は、風速3.5mから発電できるのだそうだ。
風速と電力が表示されている。
遠くから見ていたときは、優雅にブレードが回っているように思ったが、真下に立つと、ビューンとゴーを合わせたような音がして、なかなかの迫力だ。



センターの敷地内には、ビオトープ、バラ園、蛍小屋などもある。
池の周りを歩いていたら、私の足音に驚いたメダカが、水草の陰からいっせいに出てきた。
久しぶりにメダカを見た。
私のほかは誰もおらず、ビオトープを独り占めして、安らぎの空間を楽しんできた。


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『街道てくてく旅。』

2006年04月14日 | 清水ともゑ帳
このところ楽しみにしている番組の一つに、NHKの『街道てくてく旅。』がある。
東海道五十三次を完全踏破するというもので、元サッカー日本代表の岩本輝雄さんが、今月3日(月)に日本橋を出発し、毎日歩いている。
歌川広重が描いた場所の現在の風景を写真に撮ったり、街道沿いではサポーターの応援があったり……。
そんな模様が、前日のVTRとともに、毎朝15分番組の中で生放送される。
清水区あたりを通るのは、今月24日に蒲原、25日に由比、26日には興津、27日に江尻の予定だ。

先日、蒲原へ出かけてから、東海道を歩いてみたいと思っていたところ、タイムリーにこの番組を知った。
私は、テルさんがうらやましい。
「あたしも仕事でこういうことをしてみたいよ」と夫に言ったら、
「ばっかだなぁ、おめえも。趣味でやるから楽しく歩けるじゃんかよぉ。仕事になったら純粋に楽しめねぇだろ」と言われた。
ふ~ん、なるほど、そんなものかもしれない。

テルさん、来週は箱根越えがある。
サッカーで鍛えた彼の足なら、きっと難なく越えられることだろう。

私はせめて、県内の宿場だけでも歩いてみたいと思う。
そして、いつかは東海道五十三次を完全踏破したい。

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鳥はむ

2006年04月13日 | 食べもの帳
今月3日に『はなまるマーケット』で放映された「鳥はむ」を作ってみた。
これは、鳥むね肉で作る自家製ハムのことで、レシピはこちら
鳥むね肉はもも肉に比べると安く、私が利用しているスーパーでは、たいてい58円/100gで売られている。
砂糖、塩、コショーを肉にまんべんなくすりこんでから、1~2日ほど冷蔵庫で寝かせる。
少し時間はかかるけれど、手間はかからず、とても簡単。

先日、このハムを2枚作ったので、1枚を義母に持っていった。
何でも正直な感想を言う義母が、
「あ~んた、この前のハムは、すんごいおいしいっけよぉ」
と大絶賛してくれた。
「柔らかくて、塩加減もちょうどいいっけ」と。

今の時期、出回っている新玉ねぎをスライスして、ドレッシングでこのハムと和えたのだそうだ。
他に、水菜とも相性が良かったらしい。
我が家でも、サラダにしたり、レタスやトマト、キュウリと一緒にサンドイッチにしてもおいしかった。

また、このハムは、寝かせたあとに塩抜きして茹でるのだけれど、その茹で汁がとてもとてもおいしい「黄金のスープ」になるのだ。
市販のインスタントラーメンを作るとき、お湯の代わりにこのスープを入れると、ワンランク上のラーメンに変身する。
残りご飯で雑炊を作るときも、このスープを入れると、中華風雑炊にもなる。
そうそう、味噌汁にもいい。

明日、また、作ろうと思う。
今度は、茹で上げたあとの肉を、スモークしてみようかと考えている。
しばらくは、「鳥はむ」がマイブームになりそうだ。

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客船「ザ ワールド」入港

2006年04月12日 | 静岡
客船「ザ ワールド」が、今日の午後、清水港に入港した。
昨日から悪天候だったので、予定通りに着いているかどうか、気になっていた。
洋上のリゾートマンションと言われているそうで、その大きさに圧倒される。
110部屋の90パーセントは、すでに分譲されているそうだ。



静岡第一テレビの徳増ないるアナウンサーが取材中。
船をバックにポポを写そうと思ったけど、ちっともうまくとれない。
…で、こんなお粗末な写真になってしまった。



船尾の方にも行ってみた。

港から少し離れたところから見ても、ほんとに大きい。
帰り際、すれちがった幼い子どもが母親に聞いていた。
「おかあさん、お船を見るって言ってたのに、なんでおうちを見に来たの?」
子どもの視線は、確かに船をとらえているはずなのだけれど…。
若いおかあさんは指を差し、答えていた。
「これがお船なの」って。



そういえば、以前、友人からも似たような話を聞いたことがある。
豪華客船を子どもに見せようと思って港へ連れていったところ、
「おかあさん、これはお船じゃなくてアパートじゃん」
って言われたと話していたことを。
小さい子どもの視線では、船があまりにも大きすぎて、船には見えなかったようだ。

子どものちょっとした言葉がかわいく、耳に新鮮に響いた。


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八十の手習い

2006年04月08日 | 清水ともゑ帳
今日、実家へ行くと、玄関脇の花がとてもきれいに咲いていた。
ちょうど1週間前にも実家へ寄ったのだけれど、そのときよりも花でにぎわっている。
妹の趣味がガーデニングなので、不思議ではないのだが、夜勤もある仕事をしながら家事もし、特に最近は、子どもの大学の入学準備もしながら、よくこれほどきれいに保てるものだと感心した。
グータラな私には、とてもできそうにない。



妹にそれを言ったら、「これ、お父さんがやってるだよ」と笑って答えた。
「えっ? お父さんが……」、私は驚いた。

79歳の父は、近ごろガーデニングに目覚めたらしい。
昨日も新しい花を二鉢買ってきて、このところ花が増えているそうだ。
「八十の手習いだって言ってるけど、新しい趣味が増えるっていいじゃんねぇ」と妹が言う。
まったくだ、と私も思う。



母が他界するまで台所に立つことのなかった父は、70歳で料理を始めた。
父が作る味噌汁も、かぼちゃの煮つけも、なかなかおいしい。



お花きれいだよ、やるじゃん、お父さん!

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『プロデューサーズ』

2006年04月06日 | 清水ともゑ帳
今夜は、映画『プロデューサーズ』の試写会に行ってきた。
いつものことだけれど、あえて情報を何も頭に入れずに見た。
キャストも知らなかったので、ウィル・ヘレルが登場してきたのにはビックリした。
…というのは、今朝、偶然にも夫が合わせたテレビのチャンネルで、彼の主演作品『エルフ~サンタの国からやってきた~』を放映していて、そのまま最後まで二人で見たばかりだった。

去年、『奥さまは魔女』を劇場で見たときに、ニコール・キッドマンの相手役が彼なので、私は大いに不満だった。
それで、彼にはいい印象を持っていなかったのだけれど、サンタの国からやってきたエルフのバディ役はとても良かった。
その好印象をもって、今夜の『プロデューサーズ』だったので、彼に対する好感度はさらにアップした。

『プロデューサーズ』の前半、私は正直なところ退屈だった。
けれど、だんだん引き込まれて、気がついたら、足でリズムまで取っていた。
やっぱりミュージカルはステキ!
ほんとの最後の最後まで、すっかり楽しめた。
エンドロールの途中で席を立つ人たちもいたけれど、この作品でそれをするのは非常にもったいない。

先日、初めて買った「春爛漫くじ」は、見事に外れてしまったけれど(200円だけ当った)、今日の試写会の抽選には当って本当に良かった。
映画で見たようなタップダンスをしながら帰りたいほど、心はウキウキしていた。

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