先日の深夜、ちょっと息抜きにと思い、近所のコンビニへ。深夜というだけに通りに人もほとんどおらず、静かでした。でも酔っぱらいのスーツ姿の千鳥足おじちゃんがいて、電話で話している若者に向かって「なんだよ~うるせえ~よ~」と怒ってみたりする中を足早に抜け、あっという間に買い物も済ませ、家までの帰り道の出来事。
前からこれまた若干酔っぱらってるようなおじちゃんが歩いてくる。前進黒い服を着て帽子も被ってなんだか下を向いてぶつぶつ言っている(ように見えた)。前後にはどう見ても私とその人しかいない。
う。。。絡まれるのか、私。。。
今更道を変えるわけにもいかず、近づくその姿に半ば恐怖感を覚えつつ家の方向に歩く。あと少しですれ違う。うわ~こんな時間に出歩くんじゃなかったなあと少し後悔。道の端を歩きながら、あと少しあと少し。そして遂にすれ違った時に聞こえたおじちゃんのつぶやき。
「みんな頑張ってるんだよ~みんな頑張ってるんだよなあ~」
おじちゃん、怪しんでごめんね。そうかそうか、口に出して言いたかっただけなんだね。なんだか酔っぱらってると決めつけたり(たぶん酔ってたんだろうけど)、ただ怖いと思って怪訝な面持ちをした自分(まあ夜だからね)がちょっと恥ずかしくなってしまった。すれ違ってから、なんだか私も無性に言いたくなったので、
「そうだよね、みんな頑張ってるんだよね」
と一人つぶやいてみた。その時私が誰かとすれ違っていたら、おそらく私も酔っぱらいと思われてたでしょう。でも、こういう連鎖っていいなあと思ってちょっと微笑んでしまった。夜道の微笑みはこれまた怪しいか。苦笑。
なんだか些細な事で元気がもらえます。貴重な息抜きになりましたとさ。めでたし。