学生時代の友人から、或る日荷物が届く。
岡山の大学時代の友人で、大学2年生から始めた一人暮らしのアパートから、歩いて数秒の所で、彼女も地元静岡から出てきて一人暮らしをしていた。私の部屋は一階の道路側だったので、時々窓をコツコツ叩いて遊びに来てくれていた。
私とは違い、彼女は料理はもちろん、毎日の暮らしの一つ一つをちゃんとしていて、さらには色んな事に興味を持ち、とことん調べて自分の中にしっかり吸収できる人。大学に通いながら、同時にデザインの学校にも通っていた、とても努力の人。
彼女の家は、いつもデザイン系の本を中心に様々な本が山積みになってた。
私に料理などの日々の生活の事や、おススメの本、お気に入りの音楽、とにかく色んな事を教えてくれた。
Dionne Warwickを教えてくれたのも彼女だ。
そんな彼女からの荷物。
開けてみると、20周年のお祝いにと、本とお茶のプレゼントだった。
昔から私の事をよく分かっている、彼女だからこその、このセレクト。
私が健康や食事を、あまり気にせず生きてきた事をよく知ってる。そして、最近少しずつ興味が湧いてきたこともあなたは知ってる。個性的な作家さんの作る和食器が好きなことも、言った覚えはないのになぜかわかっている。
夢を語り合った大学生の時も今も、ずっと私を知っていて、ずっと応援してくれている友達。
とても、幸せな気持ちになった。
お互い、50歳まであと数年。
元気で楽しい50代になるように、それぞれの場所で、今をら楽しく暮らそうねって、あなたの声が本から話しかけてくるみたいだ。
線の細い筆圧の文字も、語りすぎないあなたの手紙も大好きです。
れい、ありがとう。