今日は母から勧められていた「森繁久彌と向田邦子展」に行ってきました。場所は日本橋三越。
そもそも、向田さんがまだ全然無名の時に、彼女の才能を見出し、積極的に自分が出演するラジオなどの脚本を書かせたのが森繁さん。その後、向田さんは売れっ子の脚本家となり、有名な作品も沢山。直木賞もとられ、とにかく凄い方。全ては森繁さんとの出会いが始まりだったんですね。なんだか羨ましい位の関係。作品を一つ作るというのは、色んな人の才能が集まり完成するもの。手書きの原稿用紙や沢山書き込みされた台本に、二人の意気込みを垣間みれたような気がします。凄いな。
向田邦子さんのエッセイ「父の詫び状」を買って帰りました。読むのが楽しみ。
その後、せっかくなのですぐ近くの”日本橋”を見に行きました。テレビなんかではもちろん見てるけど、近くに行くのは初めて。ちょっと感激です。
しかし、橋の上に高速道路なんて当時の人は驚きだったでしょうね。「ALWAYS」の映画の中にも出てきましたっけね。全部を壊されなくて良かったですよね、ほんと。
そして、今日は偶然にも山王祭だったようで、30分後位に御神輿が通るとハッピ着たおじちゃんが教えてくれたので、しばし待つことに。そしたら来ました来ました、沢山の御神輿。
いやあ、祭りっていいわあ。御神輿担ぎたくなりました、久しぶりに。若い人もおじいちゃんも皆でハッピで鉢巻き。全員がちゃきちゃき江戸っこに見えて、なんだかすごくカッコ良かったです。「粋」って言葉がピッタリな光景でした。いやあ、いい時間でした。
東京に住み始めてもう随分経ちますが、まだまだ行ってみたい所沢山あります。はとばすにも乗ってみたいし。時間見つけて色々行ってみようと思います。
おっと、「森繁久彌と向田邦子展」は18日までの開催です。興味のある方は是非行ってみて下さいね。この展示会のためにとある超有名女優さんが書いてくれたという手書きのシナリオが展示されてます。かなり素敵ですよ。