Qoonie の あんてな日和

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ソプラノ歌手木村はる奈とQoonieによるユニット

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Mr.kazzsoul率いる音楽集団。絵本×歌企画で参加させて頂いています。

<Release>
2018.04.25  Qoonie 幻標本箱

MKNR-9004 ¥2,500+税
全作詞 松井五郎 全作曲 Qoonie

(郵便振替)

(クレジット、コンビニ支払可)

Teenage Walk 

2021-06-21 11:36:27 | Weblog

先日、久しぶりに、本当に久しぶりに渡辺美里さんのTeenage Walk を聞いた。中学生の頃、私はEpic Sonyのアーティストが大好きでそのキッカケは美里さんからだったかと。もうずいぶん前の事なのに、気持ちがキュンとなる。

この曲を初めて聞いてから、35年近くも経ったのか。凄いな。あの当時は分からなかったけれど、曲中で心地よく雰囲気が変わるのが、実は転調のせいだという事や、頭サビスタートや最後リズムレスになる感じが、凄く効果的だということも、後々になって知った。あの当時は感性だけで聞いていたんだなぁ。

友達に勧められてからというもの、いつも友達と聞き、歌い、まさしくTeenagerを謳歌。その当時、世の中はバンドブームでもあり、私の同級生の中2女子がライブで歌うというので、岡山VIVRE(懐かしい!)の一階にあったライブハウスでライブをすることになり聞きに行った。

そこで。

彼女が、まさに美里のTeenage Walkをカバーしていた。

当時から歌手になりたいと秘かに思っていた自分にとって、高校生の男の子ミュージシャン従えて、ステージの真ん中で照明に包まれ、長い黒髪を揺らしながら歌う彼女はとてもカッコ良く、羨ましさと悔しさとで気持ちがぐちゃぐちゃになりながら聞いていた。彼女の歌声は正直覚えていないけれど、自分が客席のどちら側で観てたか、ステージの形まで今でも覚えている。

あの当時、一番悩んでいた。自分はどうして生まれてきたのか、なぜ生きているのか、将来どうしたいのか。悩みは大人になってからだってあるけれど、思春期の悩みってテーマが漠然としていて、具体的な答えがなかなか見つけられない。その答えを、きっと歌の中に探していたから、音楽にハマっていったんだ。TeenageWalkを聞きながら、いつか自分の翼で飛び出したい、そんな事ばかり考えて生きていた気がする。

きっと、誰もが一度は考える事。でも、その一言で済ませられるような簡単な事じゃない。時に親にきつくあたる時もあるだろうし。私の当時を思い出しても、母に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

今小2の息子も、きっといつかそんな時期が来るのだろう。自分がどうして生まれてきたか、悩んで悩んで爆音で音楽を聞くのだろう。大人になれば、経験があれば分かる事も、その頃には通用しないから、眠れない夜も過ごすのだろう。それを乗り越えて、きっと大人になるんだね。身近にいたって、大人が出来ることなどきっとあまりない。でも、いつも味方でいると、いつも見守っていると、それだけは伝え続けたい。

そんな事を思った、梅雨のと或る一日。

そういえば、美里さんの西武球場のライブ、いつも雨だったよね。