Qoonie の あんてな日和

日々感じたこんなことや、あんなこと。つらつら書いていこうと思います。

平岩英子さん。

2022-04-18 23:29:26 | Weblog

デビューアルバム「Deep Breath」のジャケットを見た時、まるで女神みたいだと思った。

平岩英子さん。 Epic Sonyから1995年にデビューした、広島出身のシンガーソングライター。私がまだ岡山で大学生だった頃彼女の音楽に出会い、多大なる影響を受けた方。私がデビュー時お世話になっていた戸倉氏が社長の音楽事務所「音倉」に所属されていたタイミングもあり、私のデビューイベントではサポートでギターの古川昌義さんと共に、ピアノも弾いてくれました。私の曲「約束しようよ」という曲では、コーラスで参加もしてくださってます。

そんな平岩さんがご病気で亡くなったと聞いたのは去年2021年の年末だったか。しかも亡くなったのは3月だったと聞いて、とても受け止められませんでした。色んなことが落ち着いて、ようやく先日ご自宅へ弔問に伺いました。これまた音倉仲間の天野月(つっこ)と、マネージャーのみかっちと。

二人と会うのは、2020年に亡くなったボス戸倉氏の葬儀の時以来。そのお通夜に平岩さんも来られているのに気づき、式が終わったら声をかけようと思っていたら、すぐに帰られていてお話しできず。ま、でも昔からリスペクトしすぎて会っても話せなかったなぁ。

戸倉氏は平岩さんの音楽をとても愛していたし、彼女のデビューに彼も大きく関わっていました。彼女の音楽が大好きな人なら、きっと同じ方向を向いて一緒にいいものが作れる、そう思って、私は彼の事務所に所属することを決めたのでした。

女神のようなジャケットの写真。それ以上に女神のような歌い声でした。ポップスとクラシックと、そんな単純なジャンル分けでは語れない空気感が声の中に含まれている、初めて聞く声でした。実際お会いしてみると、もう、彼女を取り巻く空気がすでに周りと違う透明感というか。とても華奢で、いつもお洒落な格好で、いつも笑っていた平岩さん。大人かと思えば子供みたいで、自由に生きているようで、自由奔放ってわけでもない。でも嫌なものは嫌、そこに嘘をつかない人。

音楽はもちろんですが、描く絵も、CDのアートワークも、生き様もどれもこれも素晴らしかった。

平岩さんのようになりたくて、平岩さんのようなピアノを弾きたくて、歌を歌いたくて、曲を書きたかった。

戸倉氏の翌年に、まさか訃報を聞くなんて。まだ信じられないけれど。

平岩さんの歌を、ずっとずっと継いでいきたい。

ただただ、今はそう思う。

ねぇ、ここにこんなに素敵なアーティストさんがいるんだよ、と、大声で知らせたい。

平岩さん、永遠になった。

私の永遠の女神。ありがとう。

 

 

 

 



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