Qoonie の あんてな日和

日々感じたこんなことや、あんなこと。つらつら書いていこうと思います。

目から鱗日和。

2020-03-09 03:18:49 | Weblog

息子とずっと過ごす毎日。コロナの影響で、2日から幼稚園がしばらく休園になったからだ。聞いた当初は果てしなく長く思えたが、いざ始まってみると、結構色んな事して楽しんでいる。お友達と公園で遊んだり、チョコレート作りしたり、晩ご飯の準備を時間かけて一緒にやったり、人生ゲームをしてみたり。きっと小学生にもなってしばらくすれば、親と遊ぶなんて事なくなるだろうから、自分の時間はなくなったけれど、昼間の打ち合わせも予定も全てキャンセルしたけれど、そう、きっとこれは貴重な時間を過ごしているんだと思えてくる。

それにしても。情報って恐ろしいと今回改めて。人を、沢山の人をあんなに紙を求めて買いに走らせるんだもの。十分在庫ありますと聞くが、今のところ我が家の近所のドラッグストアなど数カ所は、トイレットペーパーに限らずキッチンペーパーや生理用品売り場付近は、相変わらずごっそりスペースが空いている。うちだけ主義は決して良くないけれど、でもそれもこれも自分が守らなきゃいけない家族のためにやっているわけで。一人暮らしなら、きっとそんな量買わないだろうから。そう考えると、余計なんだか切ない光景に見えてくる。

その次はお米売り場や即席麺売り場が減っていった。こちらは今はすっかり元通りに補充されている。まさに無い状態の時、いつもと変わらず息子とスーパーへお買い物に出かけた時のこと、多くの人の買い物かごの中に即席麺や箱買いされている飲料水を見て、

どうしてあんなに皆ラーメンを買っているの?

と聞くので、今は紙がどんどんなくなっていくでしょう?皆、今度は食べ物がなくなるんじゃないかと、買えるうちに沢山買ってお家に置いておこうとしているんだよ。と答えたら、じゃあうちも買わないと!というので、うちはラーメンもお米も飲み物もあるから大丈夫だよ、と言うと納得した様子。

その後、ドラッグストアでも用を済ませ、帰ろうと自転車に乗ろうとした時、

紙はもうないけど、どうして種はあんなにいっぱい残ってるの?

、、え?種?

見れば、入口付近に様々な種が陳列されたラックがある。店内の至る所ががら空きなのに、種は沢山あるのが不思議に見えたらしい。食べ物がなくなるかもしれないなら、自分で作ればいいのに、という言い分。そうだね、今種から育てると食べられるまでにずいぶん時間かかっちゃうね、などと阿呆みたいな答えでは済まないほど、至極真っ当な意見。目から鱗とはこの事か。

自給自足

という言葉を、彼は覚えることになった。

元々、日曜朝Eテレの趣味の園芸付近の連続育てる系番組あたりが好きでよく見ている彼なので、きっと好きだろう。

蕾が膨らみだしたこの頃。春に想いを馳せながら、近々、シェア畑へ散歩がてら見学にでも行ってこよう。

今回に限らず、情報は全てが正しいわけじゃない。多数決で多い意見の方が正しいとも、偉い人達が言うことが正しいとも限らない。以前それをテーマに書いた曲があった。何をするにも、自分の中でしっかり咀嚼してから取り入れるように、しておきたいと、何かあるたび思う。

飾らない心で 今 ちゃんと 選ばなくちゃ 渋滞の空の下 幾つ嘘が 隠れているんだろう

〜(「アンテナ」ALBUM『ビューティフルワールド』より)


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