アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

覚者や超能力者、霊能力者の時間認識

2023-12-23 03:57:26 | ジェイド・タブレット

◎ジェイド・タブレット-06-12

◎青春期の垂直の道-12

◎無意識と死の側-5-超常現象・オカルト-1-概説-4-覚者や超能力者、霊能力者の時間認識

 

覚者や超能力者、霊能力者の時間認識が、普通の人間と違っていることは、まず基本的に認識しておくべきだろう。

第六身体アートマンと合体経験のある覚者であれば、過去現在未来が一体化した世界に生きていることは想像できる。

ところが悟っていない人でも、霊界にあっては、霊界特有の時間認識の世界で生活しているようなのだ。

それは、以下の事で推測される。

 

アメリカの透視者マクモニーグルは、過去、現在、未来は、それぞれ蜘蛛の巣のように密接につながり、一カ所を引けば他の部分がたわむという柔構造をしているとする。『過去とは、つねに現在に合わせて体色を変えるカメレオンのようなものだ。人の目をあざむき、事実でないことを絶対の真実と思わせる。』

(未来を透視する/ジョー・マクモニーグル/ソフトバンク・クリエイティブP269から引用)

 

さらに、出口王仁三郎が語る、霊眼に映った出来事が現実化するメカニズムは次のようなものである。なおこの文章では、神界幽界をまとめて霊界とよんでいるように読める。

 

『ここで自分は神界幽界の現界に対する関係をちょっと述べておこうと思う。

 

神界と幽界は、時間空間を超越して、少しも時間的の観念はない。それゆえ霊界において目撃したことが、二三日後に現界に現れることもあれば、十年後に現れることもあり、数百年後に現れることもある。また数百年数千年前の太古を見せられることもある。

その見ゆる有様は、過去、現在、未来が一度に鏡にかけたごとく見ゆるものであって、

あたかも過去、現在、未来の区別なきが如くにして、しかもその区別が歴然推断され得るのである。

霊界より観れば、時空、明暗、上下、大小、広狭等すべて区別なく、皆一様平列的に霊眼に映じてくる。』(霊界物語第一巻)

 

つまり、予知あるいは予言した瞬間に、その内容に合わせて現在も過去も変貌してしまうのだが、その様子を『あたかも過去、現在、未来の区別なきがごとく』と言っているのだろう。

マクモニーグルは、『予知とは未来を創りだすこと』(未来を透視する/ジョー・マクモニーグル/ソフトバンク・クリエイティブP285から引用)とまで言っている。

 

超能力者、霊能力者の時間認識がこのように変わっていたとしても、それは悟りとは何の関係もない。コロンブスのように大西洋の果ての西の端の恐ろしい滝の向こうに広がる世界を発見したとしても、それは、究極、ニルヴァーナ、神仏とは何の関係もないのだ。人間の救いとは何の関係もないのだ。

また後で『前世記憶』の項目もあるので、それも参照されたい。

※超常現象・オカルトの個別項目は、冥想修行に関係ないので、ジェイド・タブレット外典カテゴリーに載せます。

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