◎ジェイド・タブレット-06-07
◎青春期の垂直の道-7
◎世界統一
出口王仁三郎の挙げた未来記は、その前半部分だけ。太平記にある聖徳太子未来記には更に後半部分がある。
西鳥は近代西欧文明。東魚は日本。近代西欧文明が日本を破って後、西鳥がワン・ワールドの世界統一を3年間実現する。
その後猿に等しい者が、世界を簒奪して30余年、
その後こうした大凶変は、至福千年に変じて、一元に戻って行く。
『人王九十五代に当たり、天下一たび乱れて主安からず。
この時、東魚来たりて四海を呑む。
日、西天に没すること三百七十余箇日、西鳥来たり東魚を食う。
その後、海内一に帰すること三年、ミ猴(ミコウ:猿の意味)のごとくなるもの
天下を掠(かす)むること三十余年、大凶変じて一元に帰すなり。』
後半部分で、思い出されるのは、ノストラダムスの4行詩
『10巻72
年は一九九九年と七ヶ月
恐怖の大王が天より姿を現わすだろう
彼はアンゴルモアの大王を蘇生させ
その前後は火星が幸せに支配する』
(ノストラダムス全予言/エリカ・チータム/二見書房から引用)
ワン・ワールド(海内統一)の支配は3年で、その次の猿の支配は30年以上。(この年数は、既に1999年7月には何も起こらなかったように文字通りの「年」数ではないと思う。)
アンゴルモアは不詳だが、猿のことか。猿とは、人間であることをやめた人、あるいは人間であることから落っこちた人のようなものを指すのではないか。人間であることから落っこちた人というのは、超能力や権力や金力を我欲のために使うような人を指す。
いずれにしても、この未来記後半部分では、世紀末の艱難とその後の千年王国が示されている。北欧神話や聖書と同様の次の時代観である。