◎ジェイド・タブレット-外典-06-10
◎無意識と死の側-5-超常現象・オカルト-2-超能力系-2-前世記憶-1(本山博、ダンテス・ダイジなど)
(2)前世記憶
(a)前提
まず大悟覚醒せず霊界にいる人間の時間感覚と、大悟覚醒して世界全体と合一した場合の時間感覚は全く異なる。
次に 現実世界の人間の時間感覚は、現世はリアル、過去世の人生と未来世の人生はドリームである。
(b) ダンテス・ダイジの前世記憶
ダンテス・ダイジは記憶へのアクセス方法は、個人の記憶を遡る方法とアカシックレコードに直接アクセスする方法があり、後者の方が速いという。
(c) 本山博の前世記憶
現代の医学では、脳と関連なしにはいかなる意識も経験も成立しえないという唯物論的医学が支配している。
本山博は、個人のカルマの種子と記憶(経験)が貯蔵されているところは、肉体の脳だけでなくメンタル体(カラーナ)にもアストラル体にもあると言っている。
これを踏まえると、自分の思い込みでない過去世のことも語れる人がいるが、こうした人は、メンタル体ないしはアストラル体に保管された過去世記憶を脳の意識野に映写せしめそれを描写するものであろう。ところが今生以前の情報とは肉体以前の情報であるから脳由来の情報ではない。よって過去世情報の場合は、脳は単なる映写スクリーンの機能しか果たしていないということになる。
一方で脳は、その生で誕生以来の出来事を記憶として(本山博は退行催眠でそこまで遡行できる可能性をいう)、またその時の肉体や心理の情報をも保持しているものだから、その点では単なるスクリーン以上の機能をも果たしている。
脳の意識野は、現世と過去世双方の情報、および肉体由来の情報とスピリチュアル・ボディ由来の情報が行き交う「関」のようなものである。