アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

いかにネガティブ予言に対処するか

2024-03-16 06:04:12 | メインストリーム予言と先行モデル

◎予言と覚醒

 

元日というめでたい日に起きた能登地震で、神様には何でもありなのかと改めて感じている人の多い昨今、南海トラフ地震、ネオ関東大震災も心配に思う人も少なくないだろう。

ネガティブ予言は世の中に多いが、その当たる予言を知ったところで、自分や家族が無事に生き残れるかどうかは、神のみぞ知る。

昔からネガティブ予言は、一般に最も聞きたくない情報である。ネガティブ予言でなくとも、第二次世界大戦末期に、大日本帝国軍の戦況が思わしくない時に、なぜか最後まで現地(満州やサイパンなど)に残った人は現地に財産があった人が多かったなどとという話を聞けば、なるほどと思うところがあるものだ。津波は生活も財産も生命も奪うからこそ、失うものの多い人ほど大地震や敵国からのミサイル・空襲などのネガティブ予言は聞きたくないものだと思う。

 

ネガティブ予言を聞いた時にとる代表的な態度は、

  • 防災グッズを買う、避難場所・避難経路を確認する。
  • 大地震などネガティブ予言が実現しないように祈る。

などが代表的なものだと思う。

それ以外に、そもそもネガティブ予言が起こる原因であるところのこの世の地獄的有様をいささかなりとも改善するために、少なくとも自分だけは、悪いことをしないで善いことをすること、というのもある。

 

さて1980年頃、ダンテス・ダイジは、日本の大地震はどこで起きるかという質問に対し、どこで起きるか決まっていないと答えた。その後日本は、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、能登地震などに見舞われており、確かに日本のほとんどの地域で起こる可能性があることを見越した発言だったように思う。

ダンテス・ダイジは、さらに極ジャンプなどにも触れて、人間の進化すなわち至福千年(みろくの世)の実現とそうした地球規模の地殻変動は、必ずしも同時には起こらないとも示唆した。つまりたとえ世の中のすべての人が善いことだけをして悪いことをしない人になろうが、なるまいが、それと関係なく地球規模の大地殻変動は起こり得ると言っているわけである。

地球規模の大地殻変動とは、滄海変じて桑田となる(桑畑が大海と変じ、逆に大海が干上がって桑畑となる)とか、地表が何千フィートも一瞬にして上昇する(『亀岡は海抜2千尺になる。音もなくすっと上がるのである。』新月の光(下)P181から引用/出口王仁三郎予言)というようなこと。

 

このダンテス・ダイジの示唆で当惑したのは、日本の終わりが世界の終わりなのかどうかわからないこと。そして

日本の終わりは、日本人全体の覚醒とは同期しないと言っているのだろうかということ。同様に世界の終わりは、世界人類全体の覚醒とは同期しないと言っているのだろうかということだった。

すなわち、新月の光には、日本最後の時が書いてある。それは、『東京で仕組をするが(駿河)美濃尾張』ということで、東京で世界制覇計画を立てることが原因で発生するとある。ところが日本最後の時が、地球全体の旧時代の終わりかどうかもわからないのだ。

 

心配な人のために出口王仁三郎予言を2件上げる。

『〇大祓

大祓になったら大変なことになる。屋根の上にあるものは下に降りられぬ時が来る。

(昭和十九年四月九日)』

(新月の光(下)P146から引用)

 

『○最後の時

最後の時は人を助ける必要はない。親子でも神様から助けるものと助けぬものと定まっているのだから、そんなことをしたら神様の邪魔になる。自分だけ逃げたらよいのや。』

(新月の光(下)P145から引用)

出口王仁三郎は、政治の動向や外交、戦争の行く末について、人間同士で談義することは好まず、ひたすら神様の思し召しによるという態度であった。

ダンテス・ダイジも自分が生き残ろうが亡くなろうが、そんなことは自分の知ったことではない(神様の思し召しによる)という姿勢で揺るがなかった。

 

最近は、能登地震、千葉の群発地震で人心が揺れることが多いが、コスパ、タイパ、メリデメを離れ、一体自分は何のために生きているかを冥想により見つめることもよいのではないかと思う。

ネガティブ予言を知ることも、自分を覗き込むための一つのきっかけなのだ。

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出口王仁三郎のコーザル体-4-伊都能売の機能

2024-03-16 03:01:32 | ジェイド・タブレット

◎ジェイド・タブレット-09-08

◎コーザル体・完全人・両性具有-08

◎伊都能売の機能

 

出口王仁三郎による、伊都能売の機能の説明は以下のとおり。

個生命には、荒魂、和魂、幸魂、奇魂の四魂があって、そのうち男性っぽいのが、荒魂、和魂のパワーが勝っている厳(いず)の身魂。一方女性っぽいのが、奇魂、幸魂のパワーが勝っている瑞(みず)の身魂。

伊都能売の身魂とは、男女いずれにも偏せず、バランスがとれており、臨機応変の変化を直ちにレスポンスできる性質を持つ。そして、厳、瑞が調和した完全無欠のものである。

出口王仁三郎は、伊都能売について『完全無欠にして明暗、遠近、大小、賢愚、肖不肖、善悪等の自由自在の活動をなし得る至粋至純の神霊の活用なり。』とまで、その至高であるところを賞賛している。

 

『つぎに伊都能売の身魂に就て略述すれば、この身魂は、一に月の霊魂ともいひ、五六七(みろく)の身魂と称せらる。五六七の身魂は、厳の身魂に偏せず、瑞の身魂にも偏せず、厳、瑞の身魂を相調和したる完全無欠のものなり。

 しかして伊都能売の身魂は、最も反省力の強き活動を備へて、太陽のごとく常に同じ円形を保つことなく、地球のごとく常に同形を保ちて同所に固着すること無く、日夜天地の間を公行して、明となり、暗となり或は上弦の月となり、また下弦の月となり、半円となり、満月となり、時々刻々に省みるの実証を示しゐるなり。

 かくのごとく吾人の身魂の活用し得るを、伊都能売の身魂といふ。伊都能売の身魂の活動は、時として瑞の身魂と同一視され、或は変性女子の身魂と誤解さるる事あり。

 伊都能売の身魂は、変性男子の身魂にも非ず、また変性女子の身魂にもあらず。完全無欠にして明暗、遠近、大小、賢愚、肖不肖、善悪等の自由自在の活動をなし得る至粋至純の神霊の活用なり。

 かくのごとく自由自在の神人たることを得ば、初めて、五六七の活動をなし得べきなり。』

(霊界物語第6巻-5章霊主体従巳 体五霊五)

 

ところが、この出口王仁三郎の説明は、一古神道家たる彼個人の見解ではなかった。

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