アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

食事・嗜好品

2022-11-09 07:28:59 | Overview of the meditation 冥想の全体像

◎【第四章】冥想の準備

◎2.食事・嗜好品

 

(1)食事について

禁酒、禁煙、禁肉(菜食)等それをすることにより、あなたが調子が良いと思うもの。(出所:冥想道手帳/ダンテス・ダイジ)

 

ハタ・ヨーガは、生涯のうちに、クンダリーニ・ヨーガができるまでの肉体の浄化が目的だが、基本は菜食となる。

たとえば、クリヤー・ヨーガ・センターでも菜食方針。

 

出口王仁三郎は、古事記大気津姫の段で、爛熟腐敗した肉食文化の象徴たる大気津姫を殺した時(古事記による)に、その遺体から稲、粟、小豆、大豆、麦などの穀類が生った(死からの再生)ことを根拠にして、人間の正食とは穀食であって、肉食ではないとする。

また出口王仁三郎は、将来中国軍の空襲で日本が毒ガス弾(生物化学兵器または核兵器)を投下された際に、菜食であれば、生存率は高いとする。

 

クンダリーニ・ヨーギ本山博は、断食をするのも、眠らないのも、休みをとらないのも、菜食するのも、要するに物理的な次元での肉体の働きが弱まるようにするためだとしている。そういう側面もあろうかと思うが、悟後は違うのではないかとか、肉体を傷めるという事自体どうなのかという側面はあるように思う。

 

この他に穀断ちというテーマもあるが、それは万人向けの食事のあり方とは思えないところがある。笹目秀和の出会った崑崙山の500歳の仙人は、食も水も乏しく、2、3日は堪えられるかもしれないがそれ以上は難しいと考えられるほどの食事量だった。さらに空海は臨終直前の何か月はほとんど水も食もとらなかったという事績もあり、単純に肉食と菜食だけ考えればよいということでもないと思う。

 

(2)嗜好品

お茶、コーヒー、紅茶、たばこを代表とする嗜好品は、それを喫することにより、自分が調子が良いと思うものならよいと思うが、ストレスの日常的なガス抜き手段として大いに機能している。世界的にたばこを規制しようと動いているが、その表面的な規制理由とは異なり、人類を快適に暮らさせず争闘を増やそうと企んでいる勢力があるのだろうと思う。

なおストレスは、深刻なものについては、社会的な死への恐怖と肉体の死への恐怖に由来する。

 

 

※参考:出口王仁三郎の肉食の害の見方

『『種々』(くさぐさ)と云ふ事は、臭々の意味であつて、現代の如く、一も二も無く、上下一般に四足動物を屠殺しては舌鼓を打ち、肉食の汚穢を忌み、正食のみを摂つて、心身の清浄を保つてゐる我々大本人を野蛮人民と嘲笑するに立到つたのは、心身上に及ぼす影響の実に恐るべきものがあるのである。肉食のみを滋養物として、神国固有の穀菜を度外する人間の性情は、日に月に惨酷性を帯び来り、終には生物一般に対する愛情を失ひ、利己主義となり、かつ獣欲益々旺盛となり、不倫不道徳の人非人となつて了ふのである。虎や狼や、獅子なぞの獰猛なるは常に動物を常食とするからである。牛馬や象の如くに、体躯は巨大なりと雖も、極めて温順なるは、生物を食はず、草食または穀食の影響である。故に肉食する人間の心情は、無慈悲にして、世人は死なうが、倒れやうが、凍て居らうが、そんな事には毫末も介意せない。只々自分のみの都合をはかり、食色の欲の外天理も、人道も、忠孝の大義も弁知せない様に成つて了ふのである。』

(霊界物語第11巻16章大気津姫の段(二)から引用)

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