今日は我が家のミョウガ(茗荷)栽培についてご紹介します。
ミョウガ(茗荷)は草丈50~100cmほどになるショウガ科の多年草で、日本では古くから栽培され、花ミョウガと呼ばれる開花前の蕾と、ミョウガタケと呼ばれる軟化した茎を食用にしています。
私が栽培しているのは花ミョウガで地下茎から花蕾が顔を出したところを収穫するものです。
昨年までは日当たりの良い畝に植えていたことから夏の乾燥に茎が枯れてしまい、全く収穫が出来ませんでした。
このため、今年は夏の乾燥から茎を守るために、梨の木の下に植えてみることにしました。
これが奏功し、今年は梨の木陰に茎が枯れることなく、生き生きとしており、次々と花蕾を出してくれました。
・これが梨の木の下に植替えして生き生きと生長している茗荷の茎です。
ミョウガは地下茎に花蕾ができ、地上に出て開花します。
花蕾の頭が地上にでかけたところを収穫するのが花ミョウガと言われるものです。
・ミョウガの花蕾が2個顔を出しています。収穫は株元の土を少し掘って行います。このまま残しておくと花が咲いて収穫できなくなります。
これが収穫したミョウガです。大きいものや小さいもの、色の濃いものや薄いものなど様々なミョウガが収穫できます。
ミョウガには独特の香りと辛味があり、花ミョウガは薬味、汁の実、漬物などに、ミョウガタケは刺身のつまなどに利用されています。
品種は早生種、中生種、晩生種があり、夏に花蕾が出る早生種を「夏ミョウガ」、秋に花蕾が出る中生・晩生種を「秋ミョウガ」と呼んでいます。
なお、「ミョウガを食べると物忘れをする」というのは全くの迷信で、昔から世間話の話題とか楽しみの一つとして言われているようです。
どうぞ安心して召し上がってください。