和歌山県植物公園 緑化センターの花シリーズ、最終回の今日は「メランポディウム」と「コンロンカ」をご紹介します。
「メランポディウム」
メランポディウムはキク科メランポディウム属の1年草で、原産地はメキシコです。
ヒマワリを小さくしたような黄色の花が初夏から秋まで休むことなく咲くので、長期間にわたって花を楽しむことができます。
・メランポディウムの花壇です。
草丈は20cm~40cmと小さいく、よく枝分かれして、茎の先に2cmほどの黄色い花を次々と咲かせます。
「コンロンカ」
「コンロンカ(崑崙花)」はアカネ科コンロンカ属のの常緑半蔓性低木で、原産地は種子島から台湾、中国南部だそうです。
白い葉っぱに見えるのは萼片で黄色い星形に開いているのが花です。
白や赤やピンクのガクをヒラヒラとさせることから「ハンカチの木」とも呼ばれています。
名前の由来は、白くなった萼片(がくへん)を、中国の崑崙山に積もる雪に見立ててつけられたと言う説があります。
花自体は小さくてあまり目立ちませんが、花のまわりの5枚の萼片(がくへん)の1枚だけが葉のように大きくなり、鮮やかな白や赤に色づいて見る人の目を引きます。
不思議な植物ですね。