いま畑の畔道には名も知らない小さな花がたくさん咲いています。
そんな雑草の中から、先日NHKの天気予報コーナーでキュウリグサの花を取り上げていたので、私もあぜ道を探してみることにしました。
テレビの画面では比較的大きな花に見えましたが、実際は直径2mmほどの小さい花で、見つけるのに苦労しました。
今日は苦労して見つけた「キュウリグサ」をご紹介します。
「キュウリグサ」
キュウリグサ(胡瓜草)はムラサキ科キュウリグサ属の雑草です。
この花は日本在来と考えられており、身近な場所のいたるところに、ごく普通に見られる1年から越年する雑草です。
生育サイクルは、秋に発芽し、ロゼットの状態で越冬し、春に開花結実して枯れるというサイクルを繰り返しています。
「花」
花は直径2ミリメートル程度と小さく、花びらは水色で、中心付近はほんのり黄色になっています。
「サソリ状花序」
穂の先は少し巻いたような形をしており、花が咲き進むにつれて巻きがほどけるようにしてのび、最終的には20cm~30cmほどの草丈になります。
このような穂のつきかたを「サソリ状花序」または「巻散花序」と言います。
・サソリ花序(ネットより)
蕾の先端(サソリ花序)の部分も開花しています。
「名前の由来」
名前の由来は、葉を揉んで匂いを嗅ぐと胡瓜のような臭いがすることからつけられました。
スマホで撮影したので画像が不鮮明ですが、実際の花は小さくて可愛い花でした。(最初の画像をご参照ください)
畦道に咲いている名もなき小さな花たちも、傍でよく見ると可愛くて綺麗ですね。