各地からの桜の開花発表が相次いでいます。
最初に発表されたのは3月17日の福岡で、昨年より5日遅く、平年より5日早い開花となりました。
次いで18日には宮崎で発表され、更に19日には佐賀、高知で、20日には鹿児島、熊本、東京と続きました。
「大阪の発表はいつだろう?」と待っていたところ、22日のTVニュースで開花の目安となる大阪城公園の標本木の枝が折られていることが報じられ、開花発表が遅れるのではないかと案じられていました。
しかし、翌23日午後に6輪の開花が確認されて、大阪も開花を発表しました。
昨年より4日遅く、平年より4日早い開花となりました。
「我が家の桃の開花」
大阪の桜の開花発表と同じ23日に、我が家の桃が7~8輪咲いているのを確認しました。
我が家の桃と大阪の桜の開花時期を比較すると、例年、桃の方が数日早く咲くのですが、今年は同じ日となりました。
桃が遅かったのか、それとも桜が早くなったのでしょうか?
大阪城公園と熊取の気象状況によって、開花時期が微妙にずれてくるのでしょうね。
・23日に7~8輪咲いた桃の開花です。
桃の花を一輪ごとによく見ると桜より美しく感じます。
薄いピンク色がとてもきれいです。
桃の木の全体では、蕾が膨らんでピンク色になったところです。満開までには未だ1週間くらいかかりそうです。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」
ところで、諺に「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」があります。
これは、桜と梅の剪定方法について述べている諺で、その意味は、桜は切り口から菌が入りやすく、上手に切らないとそこから腐り始めることを言っており、梅は無駄な枝を切ってやらないと、よい花や実がつかなくなってしまうという事を言っています。
そして、桜は主に枝の先端に花芽が多く付きやすいため、剪定した後の新たに伸びた枝の途中には花がつきません。
一方、梅は伸びた枝全体に枝から直接花が咲くため、小枝を刈り込んで新しい枝を伸ばした方が多くの花が咲いてくれます。
このことから、桜は古い枝を大切にしていないと全く花が咲かず(桜切る馬鹿)、梅は古い枝はすぐに枯れてしまうので、積極的に剪定し新しい枝を伸ばした方が良い(梅切らぬ馬鹿)という事を表した諺となっています。