大阪南部の泉州地方は、3月中旬から1週間ほど暖かい日が続きました。
この暖かさに誘われるかのように、懇意にしている地元の農家の人や菜園仲間がサトイモの植え付けを済ませたと言うので、我が家でも13日に植え付けました。
「種芋」
植え付ける芋は、昨年栽培した赤芽里芋を10株ほど、白芽の里芋も10株ほど畝に残して越冬させていたものを掘り起こして種芋としました。
冬越しの方法は、残した株の茎を切り、その上に稲わらを敷いて寒さ除けとし、更に、雨除けと寒さ対策も兼ねてブルーシートで覆って冬越させました。
・これが冬越しした赤芽芋(手前)と白芽芋(奥の籠に入っている芋)の畝です。
下の画像は、越冬させた株を掘り起こして取り出した白芽芋です。
この中から種芋用として腐敗や傷のない、50~60g以上の大きさの芋を32個、手前の畝の赤芽芋は36個選びました。
植え付けには十分な種芋が確保できました。
・掘り出した白芽芋です。
「植え付け方法」
・植え付けの1週間ほど前に石灰と堆肥を入れてよく混和して畝を作っておきます。
・60㎝幅の畝に15㎝ほどの深さの溝を2筋掘ります。
・その溝に40センチ間隔で種イモの芽を上向きにして千鳥掛けに置きます。
・更に株間に化成肥料を一握りずつ置きます。
・左側の畝が白芽芋、右側が赤芽芋の畝です。
種芋の芽の上に5センチくらい覆うように土を戻し、畝を作り直して完了です。
この後、一度雨に充てて畝を湿らせてから、畝全体に黒マルチ(黒色のポリフィルム)で覆います。
・これが植え付けの終わった畝です。
「栽培管理」
サトイモ栽培では次の2点が重要です。
・畝に水分を十分確保し、乾燥させないこと。
夏の水遣りが大変ですが、隣の田んぼのモグラの穴から水が漏れてくれるのでそれを無駄にすることなく活用しています。
・更に、6月上旬、7月上旬、8月上旬に追肥を行い、土寄せをするのですが、この作業が出来ていません。
子イモは種イモの上方につくので、土寄せが足りないと子芋の芽が地上に伸びて太りが悪くなり、孫イモの数が増えて小さな芋になるようです。
今年はできるだけ追肥と土寄せをしてみようと思っています。
・植え付けの二日後に雨が降ったのでマルチを張りました。使用する黒ビニールは昨年イチゴに使用したものを使っています。