名古屋するめクラブ

~名古屋発くうみるあそぶ~

夏の夜ってサイコー!

2006年08月14日 01時23分18秒 | コラム
春の日の出はいいもんだ!
朝、山ぎわから少しずつ明るくなって、雲が紫っぽく細くたなびく感じがいい。
一、二匹がほのかに光って飛んでいくのも趣があるし、夏の夜に、雨なんか降っても風情がある。 

夏は夜がサイコー!
月の出た夜はもちろん、闇夜でも蛍がたくさん飛び交っているところがいい。 

秋はやっぱり夕暮れ時!
夕日が水平線に限りなく近くなる頃、烏が巣に戻るため飛び急ぐのさえ、しみじみとした情緒がある。ましてや雁なんかが、連なって遠く小さく見えるのは実に趣がある。なにより日が沈み切った後の風の音、虫の音などは、何とも言えず心に染み入るものだ。
 
冬は明け方。
雪が降っててもいいし、霜が降りて地面が真っ白になってても、なってなくても、寒い朝、急いで火を起こして、炭なんか持ち運ぶのも冬の朝に似つかわしくていいものだ。昼になり寒さがだんだんゆるみ、火桶の中に灰が目立ってくるのはイマイチ趣に欠けるものだ。


(枕草子・第一段より BY MS.清少納言@平安中期 初稿:996年。)


清少納言は、毎日どんな気持ちで文章を書いてたのかな?
思うに、宮中の誰かに命令されて書いてたわけでもないだろうし、ましてや、「売れっ子作家」として締め切りのプレッシャーに追われ、ねじり鉢巻、宿屋(平安期、宿屋があったかどうかは不明)の離れにこもってあくせく書いてたはずもないだろうしな。。。

ただただ、黙々と、次から次へと自分の中に溢れくる思いを整理するために書いてたんじゃないかな。

日々、こんな風に自分の思いをつらつら書き綴って生きていけたらシアワセかも。

今生きてたら、「ブログの女王」とか呼ばれちゃうんだよね、きっと(笑)。

それにしても、夏の月夜ってサイコーだぜ~イェ~