美容院での会話。
「最近本読まないよね~」
と私が言うと美容師の彼は、
「あ、でもこの前遅ればせながら『セカチュー』読んで号泣しちゃったっす。」
と少し興奮気味な様子。
「え~?泣けた~?」
と驚いたものの、何年も前に読んだので忘れていたが、
自分も読んでて終盤で泣いてしまったこと、後になって思い出した。
「世界の中心で愛を叫ぶ」。
売れましたね。
タイトルからして、甘っちょろいラブストーリーかと思い興味持てなかったんですけど、
片山恭一さん(著者)のインタビューを見て、読んでみようと思ったのでした。
書くことになったきっかけは、「9.11」。
ワールドトレードセンターが燃え上がる、そのあまりに壮絶で悲劇的な光景を見て、
「死生観」や「人生観」について考えるようになる。
家族愛、友情、人間愛、いろんな形式で愛は存在するが、
誰もに身近な「男女の愛」、
しかも誰もが純粋に熱く真剣だった、
10代の恋愛感情をモチーフに「愛」を描いてみようと思った、
世界の中心で、愛をさけぶ 片山恭一 小学館 このアイテムの詳細を見る |
こう聞くと、少し読む気になりませんか?
日本でのドラマ化、映画化に続いて、韓国でも映画が製作されたとのこと。
こんな純愛物語、実写で描くのって難しいんじゃないのかな?