三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

薪ストーブの排熱利用

2007年01月15日 05時49分03秒 | Weblog

前日まで掲載の武部建設さんショールーム番外編。
薪ストーブの熱って、大きなエネルギーになるので、
単に直火の温熱効果や、フレーム鉄板からの輻射だけでなく、
その伝導熱も利用しようという試みをしていました。
銅管をストーブの本体鉄板部分にごらんのように巻き付けて
なかに液体(たぶん水でいいのでしょうが、一般的には不凍液)を入れ、
鉄板からの伝導熱を蓄えさせ、それを背面のモーターで
床面に回した銅管の延長部分を循環させています。
薪ストーブの熱を、こうして床暖房にも利用しているわけですね。
武部さんたちが中心になって展開しているQ1.0では
住宅の熱エネルギーコストを、従来の高断熱高気密住宅の指標とされた
次世代省エネルギー基準から、さらに進めて
エネルギーコストを半減させようと努力しています。
そうしてくると、住宅本体の、駆体の性能ばかりでなく、
使用する設備についても、さまざまな工夫や研究が行われています。
メーカーが言っている性能数値をも、現実の使用のなかで問い直したりしています。
いまでいえば、計画換気についての検証などがありますね。
いろいろな地域気候変化のなかで、1種換気の熱回収率の問題など。
そういう努力の中で、こういう暖房についての工夫も
当然、ただ、高性能なメーカー品を使えばいい、とはならないのですね。

ひととおり見学したら、今度はちょっと前の
Macのノートパソコンが目の前に置かれました。
メンテナンスをいろいろ、頼まれちゃったのですね。
建築関係って、比較的にMacユーザーは多いのですが、
それでも相談事はなかなか頼む相手が少ない。
ってことで、しょがない、やりますか!
となった次第です。まぁ、正月挨拶のつもりが、すっかり
長時間になり、とっぷりと日が暮れてしまいました。 はてさて・・・。
コメント
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