三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

明快な政権交代

2009年09月01日 06時31分03秒 | Weblog



わたしは東北出張中のところ、
一時札幌に帰社していましたが、またきょう、青森に移動します。
選挙当日は夜に札幌に帰っていたのですが、
事前に投票は済ませていたので、
結果の報道から、テレビを見ておりました。
今回の結果については、事前の情勢調査通りのものが
本当にそうなるものかどうか、
注目していましたが、くっきりと結果が現れましたね。
まぁ、いろいろな要因が重なっての結果なのでしょうが、
自民党政権が2代にわたって政権を投げ出した末に、
居丈高に、「責任力」とかと言い立てたあたりで、
それならば、責任を取ってもらおう、というのが国民判断だったということでしょう。
民主党の打ち出す政策に対して「財源はどうする」という
「おまえらはなんにも知らないんだ」みたいな上から目線ばかりの対応だった。
そういった総体としての権力臭さがノーを突きつけられた。
小選挙区制度ではこのような振り子のような転換が日常化するものか、
今後がどうなっていくのか、しばらく、政治変換の時期が続く予感があります。

細川連立の時は、ひょうたんから駒という側面が大きく、
政権を投げ出す形で、有権者の離反を招いたけれど、
今回、民主党はどのような政権運営をしていくのか、
非常に興味が深まるところですね。
考えてみれば、明治維新も似たようなことだったかも知れない。
徳川政権側は経済運営的には完全に破綻していながら、
「大政奉還」という形で、新政権側の経済運営・国家運営のキャリアのなさを
浮かび上がらせようと考えた作戦を行ったのでしょう。
自民党の戦い方を見ていて、
徳川政権と似たような部分を感じていました。
まぁ、今回の転換がそこまでの大きな歴史の節目になるかどうかは
ひとえに民主党政権の行方にかかっているといえます。

以前の連立政権の時には、
小沢一郎の強権的な運営が目立って、
いわばそういう敵失で、社会党とまで手を結んだ自民党は政権に復帰した。
今回、小沢一郎はどのように行動するのか、
民主党の統治能力が試されるようになるでしょうね。
わたしは、以前のときには小沢的運営スタイルに対して
朝日新聞に読者の声として投稿して掲載されたことがある。
そのときは、新聞というのはこのように世論を作っていくのだなと
違う感慨も持ったものです。
さて、いろいろな転換が本当に起こっていくものかどうか、
注目せざるを得ません。

さて、台風はなんとか大丈夫なのかなぁ、
ということでまた青森に戻って取材が続きます。
写真は、十和田から青森へ抜ける峠から見た岩木山。




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