きょうは朝から血糖値の測定があって、
朝食を食べることはできません。
そういうプレッシャーがあると、頭のなかは
食べること一色であります(笑)。
まぁ、のどかな心象風景ですね。
写真は、ひと月ほど前にある業界関係の会合で
はじめて食べに行った仙台のおそば屋さん。
「麺房おおはら」っていうお店だったのですが、
そのときは夕食会で、サカナや料理でお酒を酌み交わし、という席でして、
それ以上に、交流の会話の方が忙しく、
あんまり料理には関心が行っていませんでした。
会の終わり近く、最後の締めあたりに板そばが出てきたのですが、
そこからの締めの挨拶、その他が一気に進んでいたので
この板そばを食べるのも、ゆっくり楽しむという具合にはならなかった。
でも、ひとハシつまんで食べてみたら、メチャクチャおいしい。
箸が止まらなくなるワ、食べたいけれど会は終わりそうで
いろんな人にもう一回挨拶はしなければならないワで
消化不良のまま、それでも会が終わってからもこのそばの食感の余韻が
残り続けておりまして、どうにもたまらない。
しかしまぁ、まさかそのために仙台に行くわけにも行かない。
ひたすらチャンスを待って、ようやく先週、再度行くことが出来ました。
そばって、
なんなんでしょうね。
粉なのか、打ち方なのか、切り方なのか。
まぁ、当たり前ですが、すべてが微妙に絡まり合って、
ああいう深みのある食感が実現するんでしょうね。
再度食べてみて、自分の食感のツボは完全に抑えられていることに気がつきます。
とにかく、そば自体のうまさ、なんでしょうね、結局。
素朴な風合いと味わい、ほのかな甘味があって、
飽きることがないような一期一会が展開していきます。
いろいろなところで、うまいそば屋って、
発見していく楽しみがあるのですが
わたし的に、久々に2重丸のお店発見で、うれしい。
日本人にとって、日本という国が世界の中で魅力を持ち続ける基本因子に
このそばのうまさの魅力って大きいんじゃないかという
そういう俗説が根強いですが
わたし、完全にその説に大賛成であります(笑)。
そばのうまさこそ、日本の最先端文化だと思います。