三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

木製カーポート

2008年02月04日 06時19分19秒 | 住宅性能・設備

写真は土曜日に行ってきた勇和建設さんのQ1.0住宅見学現場。
そちらの本体の方は、また改めて触れたいと思いますが、
このカーポート、目が行きました。
まぁ、どうってことはないカーポートなんですが、
わが家では、最近灯油が高騰しているので、
これまでロードヒーティングしていた駐車スペース、
自分で一生懸命除雪することになっているのです。
駐車スペース+家の前の除雪車が置いていく堅い雪。
これを道路を挟んだ反対側の中学校グランドとの緩衝地帯に
堆雪させるべく雪かきをするのですが、
家の他にも、事務所の雪処理もしなければならず、
やはりこれからのことを考えると、やや辛いものがある。
「これ、どれくらいでできたの?」
「うーん、100万円くらいかな」
っていうような次第だったわけです。
路面はコンクリートを打っている。
基礎は簡易に束石を建てているだけ。ですが、
けっこう建てるだけって言っても大変だそうです。
大体が基礎屋さんが工事するのですが、
最近は束石を建てる、というような工事は少ないので、
職人さんも慣れていないので、ふつうに基礎を作る方がやさしいということ。
あとはカラマツ材で、建てていって屋根板金。さすがに屋根工事は
専門家に頼まないと難しいのですが、
以上の、基礎と屋根、それ以外は、まぁDIYでも全然可能。
車1台分と、雨の当たらないアプローチができて、
しかもたっぷりの収納量の物置が出来上がる。
すべて引き戸なので、圧倒的に使いやすい。
タイヤ交換なんて、まさにそのために作りました、ってくらいぴったり。
よく見ると、屋根の高低差があります。
カーポート部分と、収納の部分。
これは設計の畠中秀幸さんのアイデアだそうで、
こうすることで、収納手前部分にも光がさしこんで
大変使い勝手が向上したんだそうです。
ふむ、なるほど、と感心させられました。

北国の冬の暮らしには、
こういう屋外装置がやっぱり不可欠。
それに前述のように、ロードヒーティングを諦めたひとにとっても魅力的。
雪が融けたら、こういう需要が伸びるかも知れませんね。
うーん、なかなかいいなぁ。
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