三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【「とにかく家にいる」連休がスタート・・・】

2020年05月02日 07時00分24秒 | Weblog
さて本日から来週6日までの「自粛ウィーク」スタート。
昨日は政府の「専門家会議」の記者会見が行われて、
現状についてのブリーフィングが行われ、これまでの対政府マスコミ質問とは
かなり様相の違った質問やり取りが行われていました。
これまでの安倍首相が対応した非常事態・新型コロナ対策会見に対して
まったく関係のない「サクラを見る会」の質問を平然と投げつけて恥じない
日本メディアの異常さ、場違い感は目立っていましたが、
専門家会議の会見と言うことでそういった異様な質問は除去され
バイアスの掛からない平常な質疑応答がみられて好感が持てた。
ことは純粋に疫病に関わることなので、
このような情報公開のありようがいまはいいのではないかと思いました。
あえて正面に出なかった政権の判断は悪くはないかもしれない。
いつでもどこでも政府批判に結びつけたい左派的意見は自由だけれど、
それはいま現にある国民の生命健康の危機とは関係がないと思います。
専門家会議責任者の尾見さんの回答で「日本は諸外国と比べ強い対応がとれない」
というくだりがありました。
普通の国では「非常事態」が国防マターとして当たり前に憲法で保証され
非常時に私権が制限されるのは当たり前であるのに、
日本では政治権力は国際的にみて異常に権限抑制されているのが実態。
危機事態ではほとんど機能しないような社会システム構造実態。
狭い範囲内で国家運営せざるを得ない状況が続いてきた。
そこに今回のような「非常事態」が勃発してしまった。
自治体首長の強い権力の姿を見せる政党会派が支持率を急速に上げているのには
国民的な意思がそこに反映されているのでしょう。
やはり危機は確実に勃発するし、国家はそれへの備えは絶対に必要だと。

・・・っていうことですが、いまは誰になにを依存することも出来ない。
季節は写真のような春爛漫ですが、自粛して過ごすしかない。
昨日北海道知事さんと札幌市長さん連名で以下のような「要請」。
1 札幌市民の皆さんは、とにかく家にいる
2 道民の皆さんは札幌に行かない
3 道内外の皆さんは、都道府県間の行き来はしない
この現憲法体制では非常時にはひたすら「自粛」お願いしかない。
逆らう自由は存在するが、強制するシステム基盤は「放棄」させられている。
いまは、国民の「自制」力にひたすら依存しなければならない。
いま現在の国と国民の「防衛力」は個々人の生活意識しかあり得ない。
まことに悲しく苦しいけれど、ことは命と健康に関わること。
ヒステリーを起こさず淡々と家に閉じこもり、忍耐するしかありませんね。
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【北海道神宮・参拝形式も新型コロナ対応に】

2020年05月01日 06時09分37秒 | Weblog
行動抑制が要請される非常事態宣言下の日常でありますが、
やはり家に閉じこもってばかりでは健康によろしくない。
ということで、日常の「散歩」はだんだんと時間距離を伸ばしております。
最近はわが家周辺の発寒川緑地〜西野緑地などのコースが多く、
毎日1万歩越えくらいのコースになっておりましたが、
昨日久しぶりに北海道神宮コースに気まぐれ変更しました。
って言ってもたぶん10日ぶりくらいだろうと思うのですが、
いきなり参道に白いコーン列が並んで据えられている光景が。
ふだんは特に右側左側通行というのは意識していませんでしたが、
矢印方向を見るとどうやら神さまのご推奨は「左側通行」と判明(笑)。
え〜、であります。
普通交通規則では「人は右、クルマは左」と教えられてきた。
それから武士が往来で争いごとになっても、
すぐに抜刀、斬り付けたりしないように右側通行だと大丈夫、
みたいな「都市伝説レベル」の刷り込みを持っていた。
また敬神の念はそこそこ人並みにはあるとは思ってきたのですが、
まさかその神さまから「いや実は左側通行が正解なのさ」と
突き放されたような、やや奇異の念を抱かされた次第。
これが神社の総意であるのかどうか、ちょっと確認したいと思いました。
ま、しかし、決められていることには素直に従って参拝。
いつもの「家内安全・商売繁盛」のほかに「コロナ退散」も祈願。
神殿に近づくにつれて、いまスーパーのレジなどで見慣れてきた
「距離空け」の停止線が地面に記されてもいました。
ただ、北海道神宮は大社なので拝殿では4列のライン表示。
ブログを見ていただいているみなさんの地方の有力神社でも、
たぶんこのような導線表示がされていると思いますが、
さて神社本庁全体として「左側通行」奨励になっているのかどうか、
素朴な疑問マックス。まぁ大勢に影響はないけれど(笑)・・・。

さらに手水場所でもご覧のような「模様替え」。
たしか正調としては柄杓で「口すすぎ」も必須と思っていたのですが、
やむなくその「伝統」も一時停止のようで、手洗いオンリーに変更。
「行動変容」の心がけはこういった風習制御にまで及ばざるを得ない。
より長期にわたっての「新型コロナとの戦い」を覚悟せねばなりませんね。
まことに「コロナ退散」の思い強く感じさせられる次第。

昨日また、住まいと環境 東北フォーラムから新型コロナと住宅の
情報発信がありました。室内環境学会学術委員会
篠原直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)氏発信の
「新型コロナウイルスの感染対策に有用な室内環境に関連する研究事例の紹介」
ふたたびじっくり読み込んで、早めに情報配信したいと思います。
科学的態度でこの疫病と冷静沈着に戦う。
わたしたちの行動戦略は、この一点に絞られるのだと思います。
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