私のスフレ、、、
著者の子供のころから
小説家としてデビュ~以前のエッセイである
冒頭の
小学2年生時の作文にまず衝撃っ「かりん」
つづく3年生での「わたしの家」、、、
表現力・感性が
小2、小3でこんなことを感じていたのかとびっくり!!
天才って
小さい時から片りん見せているのですね
そのころの自分はといえば、、、
鼻たれ小僧だったかも(笑)
圧巻は
著者の 高校3年生時の 「わたしの好きな人たち」
歴史物語や伝記にでてくる人たちが登場する
「藤原道長さん」「藤原鎌足さん」
「額田の大王」「天智帝 天武帝」という表現で登場する
なんて 大人なんだろう!!
高3ってこんな?
ワタシが幼稚だったんだろうか、、、
歴史人物、、、
名前ぐらい知ってるけど
人柄までもなんて思ったことなど
全くないf現在のunsenki、、、(苦笑)
ここまで関心を持っていたなら
歴史がもっともっとおもしろく感じたことだろうに、、、と
今更ながら思う、、、
最後の章の「青春の落とし物」というところ、、、
思わず目を見張った、、、
著者が高校進学に向けて
卒業まじかで志望校変更をしたため
周りから反感をかったと記している、、、
これに似た経験がある、、、
正月開けてから進路変更をしたのだ、、、
どうしてそうなったのか記憶が薄いのだが
たぶん 親のいうとおりに従ってしまったと記憶している
5歳で初めて東京の地に足を踏み入れてからは
「東京に住むのだ」と決心していたのに、、、
定時制高校の入学も内定し(都立)
勤める会社も(千代田区)内定済みだった、、、
それが地元の高校(普通科)に変更してしまったのだ
定員割れするような地元の高校、、、
急な進路変更で 誰かに迷惑かけたのかしら?
担任からも ひと言も何かを言われた記憶もない、、、
それに進学する高校だって、
名の知れた都立高校だなんてまったく知らなかったのだ、、、
なんという情報の乏しさ、、、(1972ころ)
あの時、
もう ひと言推してもらったなら
断然 親を説得する勇気を持っただろう、、、
でも十五歳のfunsenkiには決断できなかった・・・
地元の高校に進んでも
悶々と過ごす3年間となってしまった、、、
高校の夏休み3回すべて、
東京で過ごすことになった(親戚あり)
あの時、
15歳の時、
上京していたなら
どんな人生になったんだろうかと思うことも実際 何度かあった
でもすぐさま
今こうしていること、
今ある人間関係に充分満足していること、イイじゃないか!
これで良かったんだよ!!と思う自分がいる
故郷でクラス会が開催されている、、、
普段は思い出すことは ないけれど
こうして「3年C組クラス会」と聞くと
記憶の引き出しが開けられる、、、
(出席できなくとも連絡とれますもんね 文明の利器に感謝)
そして 開けられた 引き出しは
そっ~とまた閉められてゆく、、、
いっときの タイムスリップ、、、、
私のスフレ
林 真理子 著書
全197p 2007 マガジンハウス社
「私のスフレ」垂れ幕が。
マガジンハウス社(中央区銀座) 2007・3・23撮
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