リコの文芸サロン

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累卵の危うき(コロナ禍)

2020-10-02 | 短歌



私達はコロナパンデミックの真っ只中に居て、外出自粛、緊急事態宣言、10万円の給付金、2月頃から暑い夏もマスク着用など経験したことのない日々を過ごしています。
日本では10/1現在の感染者は
85038人です。

リコの短歌を指導してくださるM先生からコロナ禍の日々をどう過ごしているか短歌に残しなさいとご指導を頂きました。

「累卵の危うき」(るいらんのあやうき)非常に不安定な状態を表わす言葉です。

通常の歌会は2月から8ヶ月も休会になっています。
8、9月はzoom歌会をしました。
リコは文語で歴史的かな使いで短歌を詠みます。

累卵の危うき    涼風
○街中でマスクに覗くお人柄ピンクに黒に虎柄花柄

○四枚を主人と吾で一週間マスク不足の春は過ぎゆく

○三月(みつき) ぶり公園散歩を再開す大手を振って一時間あるく

○雨やみて十時すぎたる公園に鳩と連れ合ふマスクも無しに

○三密のヨガ教室は休みなり運動不足を散歩にこなす

○給付金の十万円で真空のお米と電子レンジを買ひぬ

○十枚の網戸を洗ふ部屋ぬちを涼風とほる初夏の夕べに

○関西で三千人こす感染者実感なきまま七月となる

○コロナ禍に夢とならむやエジプトへ夫と再び行きたきものを

○心配はアッと言ふ間の重症化コロナウイルス不気味に迫る

○ふと浮かぶコロナウイルスの不気味さに夫より先に旅立つ怖れ

○咳き込めば外出ルートを思ひ出し感染リスクの軽重さぐる


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コメント (3)
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