リコの文芸サロン

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ブログ開設3周年

2021-05-22 | 奇貨譚
ブログ開設3周年企画
⑪B 山岡鉄舟:
江戸と明治の架け橋

★★山岡鉄舟★★
『命もいらず名もいらず』上・下巻、山本兼一著



山本兼一さんの2009年に直木賞を受賞された『利休にたづねよ』を読んでから彼に注目していましたが、惜しくも2014年2月に57歳で亡くなられました。
最近、山岡鉄舟についての『命もいらず名もいらず』上・下巻を読んで、鉄舟のかたつむりと龍の掛け軸のことを思い出しました。

 かたつむりの絵
〇Stand the test of time. (時の試練に耐える)
The ascendeing dragon is an allusion to one of Tesshu's paintings that shows
a dragon soaring to the top of Mount Fuji in a flash,while a snail slowly creeps up the mountainside
but also reaches the peak in the end. Tesshu's inscription calligraphed on the painting was:
If this snail
Sets out for
The top of Fuji
Surely he will
Get there

Yamaoka Tesshu山岡鉄舟:Zen sword teacher,1836-1888)
written by RIKO
( 一気に天に駆け昇る天命を帯びた龍、麓からゆっくり、確実に頂上に向かう天命に気が付いたカタツムリです。)

《命をつなぐ、思いをつなぐ》
このイラストはリコがwordでネットのイラストを使って作った想像図です。鉄舟が書いた掛け軸があるそうですが見た事が無いのであくまで私の想像図です。

鉄舟についての本を4冊読んで、このカタツムリについて変な事に気がつきました。
3776mの高さの富士山に件のカタツムリは昇れるほど寿命がない。けれど、仲間や、子孫等がこのカタツムリの意志を引き継ぎ、ついに登頂に成功するでしょう。
 助け合うことを大切にした鉄舟の思いの深さがこの讃から伝わります。

西郷が畏れ、勝海舟が仰ぎ見、明治天皇の侍従としてつかえ、日本が大変革した明治維新。 
江戸時代と明治の激動の時代の架け橋として活躍した山岡鉄舟。

山岡鉄舟についての本、
『荒海を渡る鉄の舟』鳥羽亮著
『山岡鉄舟』小島英記著。



コメント (7)
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