リュドミラ・ウリツカヤ『子供時代』
この小さい本はなんだろう。
新潮クレスト・ブックスの棚で、ひときわ目を引く小ささ。
大人に混じった子どものような、それでいて間違いなくクレスト・ブックスだ。
書店で最初に見かけた瞬間、販促用のフリーペーパーかと思った。
リュドミラ・ウリツカヤの『子供時代』。
表紙の絵は、やや不気味なのに、見慣れてくるとどことなく可笑しい。
とても細かく、目を凝らして奥の方まで見たくなる。
パラパラめくると、中にも何枚か絵が入っている。
わくわくしながら読み進めると。
文章と絵がリンクしていない。
でもなんとなく合っているような。
リュドミラ・ウリツカヤの文章と、ウラジミール・リュバロフの絵は、それぞれが自身の子供時代を描いたもの。
それが奇跡的に似たような雰囲気を持っているのだ。
著者と同じ体験をしていないのに、読んでいると、不思議に自分が子どもだった頃を思い出す。
何度も何度も手に取って、眺め、読んでいたくなる。(2015)
通常の本と並べてみる。
少し低い。
この小さい本はなんだろう。
新潮クレスト・ブックスの棚で、ひときわ目を引く小ささ。
大人に混じった子どものような、それでいて間違いなくクレスト・ブックスだ。
書店で最初に見かけた瞬間、販促用のフリーペーパーかと思った。
リュドミラ・ウリツカヤの『子供時代』。
表紙の絵は、やや不気味なのに、見慣れてくるとどことなく可笑しい。
とても細かく、目を凝らして奥の方まで見たくなる。
パラパラめくると、中にも何枚か絵が入っている。
わくわくしながら読み進めると。
文章と絵がリンクしていない。
でもなんとなく合っているような。
リュドミラ・ウリツカヤの文章と、ウラジミール・リュバロフの絵は、それぞれが自身の子供時代を描いたもの。
それが奇跡的に似たような雰囲気を持っているのだ。
著者と同じ体験をしていないのに、読んでいると、不思議に自分が子どもだった頃を思い出す。
何度も何度も手に取って、眺め、読んでいたくなる。(2015)
通常の本と並べてみる。
少し低い。