僕が生まれたころ、まだ日本にFast Foodはなかった。
1970年、海を越えアメリカから最初にやってきたのが
「ケンタッキー・フライド・チキン」。
続いて、「マクドナルド」「ミスター・ドーナツ」
「ロッテリア」「モスバーガー」などが後を追って上陸。
僕が中学生になったころ、まだ津幡にはFast Foodはなかった。
しかし、既に金沢には「ケンタ」と「ミスド」があった。
「ケンタ」は武蔵ヶ辻の交差点角「名鉄丸越」の裏。
「ミスド」は香林坊・広坂交差点の角。
たまに訪れると、どちらの店内も人でいっぱい。大人気だった。
店員がお揃いの制服姿。 マニュアルに沿ったそつのない接客。
待ち時間が少なく素早い提供。 何よりアメリカンな店内の雰囲気と味わい。
「新しい食」の在り方に驚いたのは、ついこの前のように思える。
そして、21世紀…津幡にもFast Foodがやってきた。
今日の一枚、アルプラザ津幡店の中に参入した「ケンタ」である。
だが、ようやく登場した時、既に世の中の価値観は変わってしまっていた。
90年代の終盤辺りからSlow Foodなる言葉が浸透し始め、
早い、うまい、安いが身上の食品に警鐘が鳴らされるようになった。
また「ヘルシー」という曖昧なカタカナ・キャッチコピーが幅を利かせ始め、
ノンオイル、オフカロリーが持てはやされる様になってきた。
きのう、東京・渋谷には“次世代店舗”とやらの第一号店がオープン。
何と、チキンを揚げずに、オーブンで焼いたメニューがメインになるそうだ。
…それでは、「ケンタッキー“グリルド”チキン」じゃないか?!
これは個人的な好みだが、僕はケンタの「オリジナルチキン」が好きだ。
何より、創業者の「カーネル・サンダース」の伝説が好きだ。
様々な職業を渡り歩いた苦労人が40歳の時に、
11種類のハーブとスパイスを使ったレシピを開発したというアメリカンな浪花節…
カントリー&ウエスタンのようなサクセスストーリーが、たまらなく好きだ。
こってりしていても、いいじゃないか。
カロリーが高くたって、いいじゃないか。
看板で、あるいは人形になって福々しく笑う「カーネルおじさん」に敬意を表し、
僕は必ずオリジナルチキンを注文することにしている。
1970年、海を越えアメリカから最初にやってきたのが
「ケンタッキー・フライド・チキン」。
続いて、「マクドナルド」「ミスター・ドーナツ」
「ロッテリア」「モスバーガー」などが後を追って上陸。
僕が中学生になったころ、まだ津幡にはFast Foodはなかった。
しかし、既に金沢には「ケンタ」と「ミスド」があった。
「ケンタ」は武蔵ヶ辻の交差点角「名鉄丸越」の裏。
「ミスド」は香林坊・広坂交差点の角。
たまに訪れると、どちらの店内も人でいっぱい。大人気だった。
店員がお揃いの制服姿。 マニュアルに沿ったそつのない接客。
待ち時間が少なく素早い提供。 何よりアメリカンな店内の雰囲気と味わい。
「新しい食」の在り方に驚いたのは、ついこの前のように思える。
そして、21世紀…津幡にもFast Foodがやってきた。
今日の一枚、アルプラザ津幡店の中に参入した「ケンタ」である。
だが、ようやく登場した時、既に世の中の価値観は変わってしまっていた。
90年代の終盤辺りからSlow Foodなる言葉が浸透し始め、
早い、うまい、安いが身上の食品に警鐘が鳴らされるようになった。
また「ヘルシー」という曖昧なカタカナ・キャッチコピーが幅を利かせ始め、
ノンオイル、オフカロリーが持てはやされる様になってきた。
きのう、東京・渋谷には“次世代店舗”とやらの第一号店がオープン。
何と、チキンを揚げずに、オーブンで焼いたメニューがメインになるそうだ。
…それでは、「ケンタッキー“グリルド”チキン」じゃないか?!
これは個人的な好みだが、僕はケンタの「オリジナルチキン」が好きだ。
何より、創業者の「カーネル・サンダース」の伝説が好きだ。
様々な職業を渡り歩いた苦労人が40歳の時に、
11種類のハーブとスパイスを使ったレシピを開発したというアメリカンな浪花節…
カントリー&ウエスタンのようなサクセスストーリーが、たまらなく好きだ。
こってりしていても、いいじゃないか。
カロリーが高くたって、いいじゃないか。
看板で、あるいは人形になって福々しく笑う「カーネルおじさん」に敬意を表し、
僕は必ずオリジナルチキンを注文することにしている。