つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町でも発見!~二大名称。

2010年07月30日 12時08分30秒 | 日記
以前にも投降した通り、僕にとって夏は「旅の季節」だった。
大学生になって自動二輪中型免許を取り、バイクを買ってからは、
行動範囲もグッと拡大。 石川県内はもとより、日本各地へと足を延ばした。
また、大学のある名古屋から津幡への移動手段もバイクが主になり、
「帰省」は日本縦断の「ちょっとした旅」になった。
…ま、その辺りの旅の話は、またの機会に。
今回は、旅先で必ずと言っていいほど遭遇する「二大名称」について。

二大名称の1つは「今日の一枚」…
JR中津幡駅近くでシャッターを切った「多恋人(たれんと)」である。

この名前を付けた店舗…僕が旅をしていた1980年代半ばには、至る所で見かけた。
人里離れた山間で、街の中で。 九州で、山陰で、信州で、東北で、北海道で。
一回の長旅で3~4件は目にした気がする。

また、二大名称のもう一方は…「来夢来人(らいむらいと)」だ。

これも、全国各地でかなり頻繁に見かけた気がする。
「多恋人」に「来夢来人」。
共通しているのは、昭和のセンスを感じる“当て字ネーミング”。
そして、どちらも水商売のお店が多く、スナック喫茶に多い。
夜はカラオケを前面に出したスナックで、日中のランチタイムは定食メインの喫茶店。
2つの顔を持つ営業形態で、地域に密着したお店が多かった印象だ。

旅の途中、日本各地の「多恋人」や「来夢来人」へ昼御飯を食べに寄り、
僕は、暑さの峠が過ぎるまで休息をとった。
その際に読むのは、「ゴルゴ13」。
どこのスナック喫茶にも必ずと言っていいほど常備されていた。
やけに分厚い真っ赤なビロードの椅子に腰掛け、
やけに分厚いコップに入ったアイスコーヒーを飲みながら、
「デューク東郷」の活躍を見守った時間も、夏の思い出である。
コメント
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