つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

七夕飾り~津幡中央銀座商店街

2010年07月04日 13時36分07秒 | 日記
「りくすけ」との散歩では定番コースの1つ、
「津幡中央銀座商店街」の軒先に七夕飾りが揺れていた。

僕自身は、短冊に願いを託さなくなって久しいが、
勿論、子供の頃は、色紙にペンを走らせた。
どんな事を書いたのかは覚えていない。
きっと、あつかましくて、他愛もなく、微笑ましい内容だったのではないだろうか???

また「七夕」には、微笑ましくも悲しい物語がある。
天女・「織姫」と、彼女の夫、牛飼いの青年・「彦星」のラブストーリーだ。
詳細は省くが、年に一度・7月7日の夜、離れ離れになった2人が
夜空に輝く天の川を渡って再会するというエピソードからは、
日本人と「星」のつながりの深さが伺える。
他にも、人類史上最古の小説とも言われる「竹取物語」、
各地に残る「天女の羽衣」など、星をモチーフにした伝説は多く、
民話や怪談にとって星明かりの下は欠かせない舞台だ。
やはり、何もかもが見えてしまう眩い昼よりも、
多くが隠される夜空・星空の方が
物語を生む要素があるのかもしれない。

とにかく、今、僕らが使っている暦では、7月7日は、梅雨の時期になってしまう。
星の運行がリズムになる旧暦に従えば、一ヶ月あまり先。
今年は、本来のタイミングで、七夕飾りを出してみようか。

短冊に書く願いを考える時間は、まだ、たっぷりある。
コメント
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