今日の一枚は「揺れる無人のブランコ」。
今も昔も、公園にはつきもののアイテムである。
僕も、よく近所の小さな公園でブランコに揺られて遊んだ。
2本の太い鎖で吊下げた木製の「踏み台」は、チープなアクロバット指定席。
風を切る爽快感。
周囲の風景が前へ後ろへ移り変わるスピード感。
振り子運動の頂点で、一瞬、動きが止まるスリル。
なかなか楽しい。
乗り方も様々あった。
@踏み台にお尻を乗せ、両足を揃えて空中をかく様に動かし、
その反動でブランコを動かす「座り乗り」。
大きく長く揺れようと思うと持久力が要求される。
@立ったまま両足を乗せ、体全体を使ってグイグイと揺り動かし、
より高い到達点を目指す「立ち乗り」。
効率よく力を伝えるバランス感覚が大切だ。
@腰の辺りに踏み台を当てた状態で後ろへ下がり、
助走で勢いをつける「飛び乗り」。
うまく加速するため、どのタイミングで座るか。
座った直後にどう足の動かすか…経験とテクニックが必要。
とにかく、年齢が上がるに従って、
より高度(または危険)な方法を使うようになった。
そんなブランコを使った遊びで僕が気に入っていたのは
「サンダル飛ばし」である。
まずは「飛び乗り」でスタートダッシュ!
何度か揺れを繰り返し、揺れが大きくなるのに比例して、
鎖とポールをつなぐ滑車が発する音が甲高くなる。
そして、振幅の最後尾で片足の膝を曲げ、最突端に戻る直前、
裂ぱくの気合い諸共、思いっきり振り上げる!
『いっっっけぇぇぇぇぇえ!!』
足から放たれたサンダルが宙を舞い、
公園の遥か向こうに難着陸。
記録を更新した時は、無上の歓喜に包まれた。
…子供の頃の話である。
おそらく大した飛距離ではなかったろう。
だが、当時の僕には、それで充分満足だった。
さて、最近のブランコは進化しているようである。
例えば…

踏み台が木製ではなく、強化ゴム製。
ささくれで怪我をしないよう、また、割れたりしないための配慮だろう。
ブランコを吊下げるのは鎖ではなく、化学繊維のロープ。
手にサビが付かないよう、また、指を挟んだりしないための選択だろう。
こんなものもあった。

踏み台が撓んでいる。
お尻が痛くならないよう考えられたのだろうか?
使い勝手は向上しているのだと思う。
しかし、僕は揺らすとキィーキィーと音が鳴る
オールドファッションなブランコが好きだ。
今も昔も、公園にはつきもののアイテムである。
僕も、よく近所の小さな公園でブランコに揺られて遊んだ。
2本の太い鎖で吊下げた木製の「踏み台」は、チープなアクロバット指定席。
風を切る爽快感。
周囲の風景が前へ後ろへ移り変わるスピード感。
振り子運動の頂点で、一瞬、動きが止まるスリル。
なかなか楽しい。
乗り方も様々あった。
@踏み台にお尻を乗せ、両足を揃えて空中をかく様に動かし、
その反動でブランコを動かす「座り乗り」。
大きく長く揺れようと思うと持久力が要求される。
@立ったまま両足を乗せ、体全体を使ってグイグイと揺り動かし、
より高い到達点を目指す「立ち乗り」。
効率よく力を伝えるバランス感覚が大切だ。
@腰の辺りに踏み台を当てた状態で後ろへ下がり、
助走で勢いをつける「飛び乗り」。
うまく加速するため、どのタイミングで座るか。
座った直後にどう足の動かすか…経験とテクニックが必要。
とにかく、年齢が上がるに従って、
より高度(または危険)な方法を使うようになった。
そんなブランコを使った遊びで僕が気に入っていたのは
「サンダル飛ばし」である。
まずは「飛び乗り」でスタートダッシュ!
何度か揺れを繰り返し、揺れが大きくなるのに比例して、
鎖とポールをつなぐ滑車が発する音が甲高くなる。
そして、振幅の最後尾で片足の膝を曲げ、最突端に戻る直前、
裂ぱくの気合い諸共、思いっきり振り上げる!
『いっっっけぇぇぇぇぇえ!!』
足から放たれたサンダルが宙を舞い、
公園の遥か向こうに難着陸。
記録を更新した時は、無上の歓喜に包まれた。
…子供の頃の話である。
おそらく大した飛距離ではなかったろう。
だが、当時の僕には、それで充分満足だった。
さて、最近のブランコは進化しているようである。
例えば…

踏み台が木製ではなく、強化ゴム製。
ささくれで怪我をしないよう、また、割れたりしないための配慮だろう。
ブランコを吊下げるのは鎖ではなく、化学繊維のロープ。
手にサビが付かないよう、また、指を挟んだりしないための選択だろう。
こんなものもあった。

踏み台が撓んでいる。
お尻が痛くならないよう考えられたのだろうか?
使い勝手は向上しているのだと思う。
しかし、僕は揺らすとキィーキィーと音が鳴る
オールドファッションなブランコが好きだ。